子育て中のママが、小さく始めた事業。 社会に役立つサービスを提供しながら、家計を支え、自分の誇りを持つ。 そんな営みが、制度の複雑さによって萎縮してしまうことはないだろうか。 もちろん、税は社会を支える大切な財源です。 けれど同時に、小さな挑戦を応援する仕組みでもあってほしい。 インボイス制度は、あなたの周りの小さな事業者に、どんな影響を与えているでしょうか。 そして私たちは、どんな社会のバランスを望むのでしょうか。 数字を閉じたあと、 そんな問いが、静かに残りました。
制度としては理解できます。 けれど実際にやってみると、帳簿管理、請求書の形式、消費税区分の確認――事務負担は確実に増えました。 子育てと両立しながら、空いた時間にデザインをしている小さな事業者にとって、 この制度は「できない」というほどではないけれど、正直に言えば、軽くもありません。 消費税は1989年に3%で始まり、今は10%。 売上1,000万円以下の事業者は原則免税という仕組みは残っていますが、インボイス制度によって、その選択は以前よりも重みを持つものになりました。
課税売上に対して計算された消費税額があり、そこから仕入や経費で支払った消費税を差し引いて申告する。仕組みとしては「預かった税金を納める」制度です。 2023年10月に始まったインボイス制度。 取引先が仕入税額控除を受けるためには「適格請求書」が必要になり、免税事業者のままでは取引に影響が出る可能性がある。 そうした事情から、私のような小規模事業者も課税事業者を選択するケースが増えました。
今年も確定申告を終えました。 子育てママ向けにデザインの仕事をしている、小さな個人事業の話です。 売上は決して大きくはありません。経費を差し引けば、所得はさらに小さくなります。 それでも、社会の一員として税金を納め、手続きを行い、帳簿を整え、数字と向き合う日々です。 所得税では還付を受けました。 一方で、消費税は別の世界です。