整いすぎていない安心感■少し擦れ、少し色褪せていると、それは生活の風景になります。
12月
30日
ホーローの鍋も、アルミのやかんも、最初から美しかったわけではありません。毎日の火にかけられ、洗われ、戻される。
その繰り返しの中で、少し歪み、少し曇り、それでも役目を果たしている。
道具が前に出すぎず、使う人の手つきに寄り添っているところが、
昭和の台所らしいなと思います。
昭和の台所に惹かれる理由を、あらためて数えてみると、
どれも「便利だから」ではなく、「一緒に暮らしてきた感じ」がするからだと思います。
理屈ではなく、体の記憶に近いところの話です。


















