物と共に生きることは、時間と共に生きること。そして、それは自分自身と向き合うことでもある。
7月
16日
「持たない暮らし」という言葉を耳にするたびに、なるほどと思う。物を減らし、身軽になり、執着から自由になる。
確かにそれは魅力的な生き方だろう。
年齢を重ねた今、その考え方が多くの人の心をつかむ理由もよく分かる。
けれど私は、どうしても捨てきれないものがある。
先日、奥ちゃんから「人生の最終章に責任を持ってね。残された者は困ることもあるんだから」と言われた。
もっともな言葉だと思う。私自身も、いつか整理しなければならないとは考えている。
■これはこれで理解できます・・・・くつろぎと安心感の生まれる部屋。馴染みのある物に囲まれることで、リラックスした雰囲気が生まれている。
個性的で居心地の良い空間を作り出していますね。
物も多いし、一見雑然としていますが、好きなものに囲まれてのんびり過ごせそう。
(本文つづき)
棚の奥から古い品物を取り出すたびに、手が止まってしまう。
色あせたレコードやCD、長年使ってきた楽器、小さな骨董品、旅先で手に入れた品々。人から見ればただの古い物かもしれない。けれど私にとっては、それぞれに時間が宿っている。
その品を見ると、その頃の風景がふっと立ち上がる。
若かった日の自分。夢中になっていた音楽。友人たちとの笑い声。家族と過ごした時間。今はもう会えなくなった人の面影。













