コロナ対策の中、世界中の海外子女が新しい学びの形を模索している状況で、日本語教育を効果的に学び、着実に学力を身につけていくために必要な家庭でのサポートや、他国他州の補習校の取り組みについて、海外子女教育振興財団教育相談員の佐々信行様を招いて、ウェビナー講演会を行いました。
就学前後のお子さんの母語の成長過程や、小学生、中学生、高校生それぞれの年代のバイリンガルの特性などについても、「言葉を育てる」観点から、専門家としてのご意見や、教師として現場に長年携われたご経験から貴重なお話を実例と共にたくさん伺う事ができました。
ウェビナーにてお答えできなかったQ&Aを記載いたします。
Q1
佐々先生がかつて、イマージョンプログラムで教えてられた科目に「保健」が入っていたのは、どうしてですか。「保健」があることでどういう効果がありましたか。
「保健」が入っているのは、社会科などに比べれば具体的な内容が含まれるので日本語でも教えやすいという面があると思います。例えば、栄養のことを扱うと食べ物の名前などがたくさん出てくるので言葉を学ぶ面でもメリットがあります。
ただ、高学年になると体の発達のことなど微妙な内容も含まれて来るので、こちらは英語で理解させるしかないということになります。
Q2
2歳半で米国にきて、1年半がたち、現在4歳です。現地の幼稚園に約1年強通っていますが、幼稚園でも英語を話そうとしません。(先日、幼稚園の米国人の先生から、英語を話すよう、注意を受けました。)逆に日本語であれば、親にも知人にも、積極的に話し続けます。こどもが幼稚園で英語を話すようになるには、親はどのようなサポートをすれば良いでしょうか?
日本国内の日本語の幼稚園でも、あまり話さないお子さんはいます。4歳ですからまだまだみんな同じようにはいきません。
日本語でしっかり話しているのであれば、心配ないと思います。幼稚園の先生にも日本語ではよく話していることをお伝えになれば安心されるでしょう。英語はしゃべらなくても聞いていて頭の中に蓄えていると思うので、時期が来れば日本語と同じように話し始めると思います。
ウェビナー録画はこちら
海外子女教育振興財団
https://www.joes.or.jp/
AG5ウェブサイト
https://www.ag-5.jp
西尾由香
経済・文化部会 理事
9/21 治安・安全ウエビナーを開催致しました。
今年も在シアトル日本国総領事館より在米邦人ご担当の領事をお迎えし、最新の治安・安全情報の講義をして頂きました。
例年は春先に、主に新規赴任者・帯同ご家族向けに同セミナーを行っておりましたが、今年は新型コロナウイルスの影響により、春先の開催を見合わせ、9月開催と致しました。
参加者の方々から多数の質問が寄せられ、活発な意見・情報交換が行われたと思っております。
11月に同ウエビナー第2弾を企画しております。
初回と異なる内容で、かつ最新の治安・安全情報を講義して頂く予定です。
是非、奮ってご参加ください。
下記は皆様からのご質問へのご回答です。
1. コロナ以前はネットで販売したものをコーヒーショップで引きわたしをしていたけれども今それができないのでどこかいい引き渡し場所の例などありますか?
a. 人との集まりはなるべく屋外が推奨されていますので、お互いにマスクをした上で、明るい時間帯での公園や広場等とされてはいかがでしょうか。
2. デモが増えると犯罪も増えるのでしょうか?
a. デモは全てが暴徒化するものでもなく、平和的に行われるものもあり、デモの増加が犯罪の増加に直結するものではございませんので、明確に因果関係が認められるかは不明でございます。シアトル市警のデータによりますと、昨年に比べ、5月、6月は犯罪認知数自体は減少傾向にあります。これにつきましても、全ての犯罪が減少しているわけではなく、昨年よりも増えている犯罪(殺人など)、減っている犯罪(窃盗)もございます。
3. 防犯カメラの普及で犯罪は減っているのでしょうか?
a. 防犯カメラは日々設置数を増やしていると思われますが、シアトル市警のデータによりますと、今年の7月の時点で、犯罪認知総数は減少しています。しかしながら、DVによる殺人など、防犯カメラの設置に影響しないと思われる犯罪は増加しており、必ずしも防犯カメラの普及が犯罪の減少につながっているとは言えないと思われます。
4. 車上荒らしで盗まれたものは返ってくるものなのでしょうか?車上荒らしを
目撃してしまったらどうしたらいいのでしょうか?
a. 2018年(中)の全米データによりますと、盗まれた物によって戻ってくる確率には差があり、平均は約28パーセントという数値が出ております。
https://www.statista.com/statistics/252444/recovery-rate-of-stolen-property-in-the-us-by-type/
また、万が一、車上荒らしの現場を目撃された場合は、犯行場所から離れる等、ご自身の安全を確保されたうえで、警察に通報してください。
5. バーの前で車の中で寝ていたら飲酒運転で捕まってしまうのでしょうか?
a. 飲酒運転をその場でしているかいないかに関わらず、例えば、鍵を差した状態で運転席に座った状態でいるなど、運転することができる状態であると認められる場合、飲酒運転として取り扱われてしまうこともありえます。その時の様々な状況によって判断がことなりますので、少しでも疑わしいと思われる場合は、車から離れることを推奨いたします。
山下裕三
経済・文化部会 理事
新型コロナウイルスの経済影響が大きく出ている中での会計及び税務対策に関しまして、Moss Adams から4人の講師を迎えウエビナーを開催しました。
今回のウエビナーでは、PPP Loan に関する最新情報、会計上、税務上の取り扱い、注意点、その他の支援対策の数々をご紹介させて頂きました。国際税務、州税、給与税、医療保険などでも、どのようにコスト削減が可能かを具体的な例を含めて英語と日本語でご説明させて頂きました。
新型コロナウイルスの終息が見えない中で、大変な思いをされている方々や企業様が大勢いらっしゃると思います。政府からの支援をフル活用しCash flowを改善し、危機を乗り越えて行ければとの思いから、今回のウェビナーを開催させて頂きました。具体的な対策は企業によって異なりますが、今回のウエビナーで少しでもヒントが得られたことを心から願っております。
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バルデス聡子
経済・文化部会 理事
大学での学びの本質について、ワシントン大学大内教授を招いてウェビナーを開催しました。
自らの理想とする夢の実現のために、大学での教育がどのような役割を果たすのか、「大学に進学する意義や目的」や、大学での学びを生かすために、中高生の今からできる準備など「大学での学びの本質について」という題目で、大内二三夫教授にご講演いただきました。
大内教授は、ワシントン大学工学部物質材料学科教授と東北大学客員教授を兼任され、アカデミックオープンスペースを立ち上げ、ワシントン大学生と東北大学生との交流や両大学間の共同研究にも貢献されています。
大内教授のご専門であるワシントン大学Materials Sci. & Eng.や、ワシントン大学学部間の繋がりとシステムなど、有益な情報も提供してくださいました。
選択した学部に深く悩んでいるワシントン大学在学生の相談を多く受けたご経験から、学科選択後に後悔しない様に、自分の好きな事、興味を持っていること、得意な事を優先して選択することが望ましいなど、大学進学を目指す学生にとって、貴重なアドバイスを頂きました。
大学進学の意義と目的は、大学での学びを通して自分の人生に自信をつけることであり、そのために必要な「素早い行動力•コミュニケーション力・協調性・臆せず挑戦するバイタリティ、奉仕の精神」など、大学教育を通して身に付けたい資質についても、ご説明され、中高生だけでなく、その保護者や教育関係者にとっても、大変有意義な講演会となりました。
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西尾由香
経済・文化部会 理事
2019年12月19日に商工会常任委員会、教育部会、交流部会、経済文化部会の
今期の合同反省会を開催しました。
当日は30名超の商工会関係者が集まり、
1)1年間のボランティアに対する御礼
2)会長、各部会長からの2019年の活動報告、2020年の方針について説明
3)他部会のメンバーとのネットワーキング
を実施しました。
普段接点のない商工会理事ボランティアの方々と積極的に交流もでき大変有意義でした。
交流部会 部会長
山本尚樹
updated 01/17/2020
6月2日(日)に毎年恒例のシアトル・マリナーズ ファミリーデーを開催致しました。今年もポートランド日本人商工会との合同開催で合計332名もの会員の皆様にお集まり頂きました。
今シーズンより菊池雄星選手がマリナーズに加入、昨年大活躍した大谷選手との花巻東高校先輩後輩対決を期待して今年も対ロサンゼルス・エンゼルス戦を選ばせて頂きました。
残念ながら菊池選手の登板はありませんでしたが、代わりに菊池選手のご厚意によりなんと菊池選手と本イベント参加者の交流会が実現しました。菊池選手への質問コーナー、記念撮影等で日本人メジャーリーガーと間近に触れ合う事が出来、又、好天にも恵まれご参加頂いた皆様におかれましてはとても楽しい時間をお過ごし頂けたのではないかと思います。
最後にご参加頂いた皆様、また共催にご協力頂きましたポートランド商工会の皆様、どうもありがとうございました。
また来年も開催させて頂きたいと思いますのでよろしくお願いします。
岑村 温
経済・文化部会部会 理事
2019年 安全対策セミナー
4/19(金)の18時よりHilton Hotel Bellevueにて、安全対策セミナーを開催致しました。昨年に引き続き、総領事館より釜野領事をお招きし、約90分間にわたり講義頂きました。
このセミナーでは、ワシントン州における治安情勢、各種犯罪対策、自動車運転やテロ等に関する注意等が中心となります。文字にすると身を引き締めて受ける講義のように映りますが、実際は釜野領事の体験談も交えて面白い内容となり、何度も笑いが起きる楽しいセミナーとなりました。渡米されて間もない方はもちろん、アメリカ生活に慣れた方にも、改めて安全に対して意識を高める良い機会になったのではないでしょうか。
ご参加頂いた皆様、釜野領事、ありがとうございました。
以下資料を添付致します。講義以外の内容も一部追加されていますので、是非一度ご覧下さいませ。
→ 安全セミナー資料はこちら
2018年10月18日(木)18時より、経済文化部会主催によるマイクロソフト社セミナーを開催致しました。
講師には同社の内田様をお招きし、実際にRedmondのマイクロソフト社 Building 83内にて行われました。
今回は、会社概要やMission、製品デモ等も含めた講義だけでなく、実際にBuilding内を案内して頂きながら、各スペースのコンセプトや効率を高める為のつくりについてもご説明頂きました。
質疑応答では、皆様の関心の高さを表すように質問も途切れる事がなく大変好評でした。
他のセミナーと比較すると参加人数に制限もあり、ご参加頂けない方も多くいらっしゃいました。
是非次回の開催を目指しつつ、質疑応答等もより円滑に進める事が出来るよう検討して参りたいと思います。
講師の内田様、そしてご参加頂いた皆様、ありがとうございました。
高橋信弘
経済・文化部会 理事
updated 11/1/2018
2018年7月11日夕方のシアトルレイン観戦の切符100枚は、試合が平日にもかかわらず、事前に完売。
当日は晴天にも恵まれ、ほぼ100名の方が会場7:30pm開幕前に到着。また、集合場所はVIP席側のゲートが利用可となりスムーズに観戦席に移動していただくことができました。
宇津木瑠美選手はあいにくの故障で、観客席からの観戦と当日知らされました。残念。でも、会場に来てくれました!
川澄奈穂美選手は、春秋会の観客席側の外野で終始出番待ちで、もくもくとウォーミングアップ。結果的には、試合に出ることはなかったけれど、そのおかげで川澄選手の練習写真、結構、撮れました!
終始ユタ・ロイアルズの攻勢に見えましたが、ゲーム半ば54分ごろにシアトル・レインのメーガン・ラピート選手のヘッディングが決まり1点獲得。そのまま、終盤まで双方得点に至らず、結局1:0でシアトル・レインが勝ちました!
試合終了後は川澄選手、宇津木選手、ビブ・ヤネズ選手、ロウレン・バーネス選手、計4選手とのインタビューセッションでした。お礼に春秋会からシアトル日本庭園の年会員券を贈呈。選手の皆様も感謝してくれたみたいです。というのも、、、、、
その後、この4選手のサイン入りのミニ・サッカーボール7個を抽選発表となり、当たった7人がそれぞれ台上で上がってくると、その都度、4選手が一緒に入っての記念写真撮影となったからです。予想外の選手からのサービスで、ボールを手にした子供も大人もみんな大満足。
締めくくりは、全体の集合写真。でも、その後ご参加者みな様と川澄選手や宇津木選手が快く撮影に応じ、みんな、ニッコリ!
観戦に来た人それぞれが感激と笑顔をもらったようです。
日本なでしこ女子サッカー選手とシアトルで会えて、楽しいシアトルの夏の夜でした!
中谷経子
経済・文化部会理事
updated 10/26/2018
2018年6月17日(日)に昨年に引き続きMRJ見学会を実施しました。
早朝からの日程にも関わらず、40名強の方に参加頂きました。
9:30には米国三菱航空機㈱のモーゼスレイクフライトテストセンターに到着。最初にMRJに関わる説明を受けた後、格納庫内に入ると、そこには3機のMRJが所狭しと並んで駐機しており、その美しさに感激を覚えました。
格納庫内では、MRJのコックピットを見学したり、各々が記念撮影をしたりで、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
その後は滑走路へバスで進入。スピードはゆっくりでしたが実施の飛行機と同じように滑走路を走ることにより、そのスケールの大きさを肌で感じることができました。
フライトテストセンターを出発後は、Winery Cave Bに立ち寄り、コロンビア川の雄大な景色を目前に、おいしい昼食とワインで乾杯。楽しい思い出と共に帰路につきました。
河原俊成
経済・文化部会 理事
updated 8/14/2018
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