ツール、最近の傾向考察⑦最終回

あれ?7回目・・?
すげーな、1週間このテーマで文字書き殴って来たんだ・・・

こんな長文の文字だらけを誰が好き好んで読んでいるかは分からないけど、とめどなくツラツラ書き殴っても仕方ないので、最終回にはせめて誰かの役に立つ建設的な事を記しておくことにしよう。

それは、あっしが教えを受けたお師匠からのメッセージ。
『工具は技術』
↑このひと言。

物の良し悪しはひとまず棚に上げて。
もし工具・道具が無ければ、完遂すべき作業は中断してしまう。もしくは、適切な工具・道具の有無は作業時間や作業精度に大きく関わる。

工具・道具を持っているだけで(しかも使えること)、それは特別な技術を持っているのと同じである、と叩き込まれてきた。だから、その技術に恥じない物を選べ、大切に扱え、技を磨け、という落とし所につながっていく。

レース業界黎明期の70~80歳代の方々は、どんどん年老いてしまう。あっしのお師匠たちも退役、逝去という時代になってきた。こればかりは残念だけど、自然の摂理だから仕方ない。
せめて微力ながらでも、かつて叩き込まれてきた「本質的なこと」を次の世代へと伝えていければいいな、と思う。

いいか、若いの。
一生を共に過ごせる自分の工具を持て!
それは技術力の象徴であり、自分自身の投影なのだから。

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ツール、最近の傾向考察⑥

昨日の記述、これは視点が自分目線であるところがミソ。

●誰に見られているかわからない
 ⇒アピールのために

●自身満足感の充足
 ⇒モチベーションのために

ここが重要だと思うんすよ。
ただし大前提として、物の良し悪しを理解している必要性は絶対。そこの知識や経験が無ければそれこそ「分からない事が分からない」

そして、あっしらのこの業界で懸念する事。
複合的な問題になりつつあるのだけど、若い衆が工具を持っていない。
いや、最初から誰も揃わないけど、工具道具類を自分で揃える、という価値観が無い。もしくは薄い。

工具道具類は貸与されるべき物というスタンスすら感じる。確かに大きなチーム等に就職・配属されればチームで工具道具類を共有という事になるから、実質自分の手工具は必要性が無い。

必要性が無いのに、わざわざ大枚はたいて揃えるのは意味ないんじゃね?…というのが、ちょっと見えてくる。だから、もし万が一買う必要性があったとしても、必要最低限の品質と量だけで良い、と判断しがちな気がする。

「コスパがぁー!」
とかの発想は今どきだなぁ、とは思うんだけど。あっし自身、今となっては忘れてしまったけど若い時は、実はそんなものだったのかも知れない。

有難いことに、というか、あっしらの世代までは「クチうるさい」オジー達や先人の知恵・道徳を説くお師匠さん達が居てくれた。

だから「いいか、若いの。」と、あれやこれや指導してくれていた。
今、現在。
このような辛抱強い指導をしてくれる場も人材も欠如している、と思う。

ハラスメントという観念が出てきてから、加速して空洞化が進んだように感じる。

結局、つまるところ、若い衆に見受けられる「なんだかなぁ」が目につく現状。これは、導く事を放棄した怠慢によって我々自身が自分で首を締めた事になっているのでは?
そう考えずに居られないのだ。

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ツール、最近の傾向考察⑤

話題をツールに戻す。

顧客満足度のためのポーズ、としての高級ツールの役割。まさに武士は喰わねど高楊枝。

それにしても、プロフェッショナルとしての矜持、プライドのため…という、心理的効果は見逃せない。いや、実はこれこそが「良いとされる物」を揃える真理かもしれない。

最初の記述で「スナップオン」と「ブルーポイント」が並ぶと肩身が狭い件を示したが、まさにその肩身の狭さを払拭したいがため、だから。

実は、身につまされる例がある。

あっしはベータ派。
手工具はともかく、工具箱もベータを愛用している。長くこういう業界に居ると、手持ち工具道具の種類・量が必要以上に増えていき、その勢いは止まらない。一生のうち一度しか使わない…と頭ではわかっていても、利便性を見出だせば買ってしまう。これは、性だ。

で、増殖する工具道具類がいよいよ納まりきらなくなれば、当然工具箱を増設する羽目になる。

それを見越して、勿論、多段チェストの工具箱も他に持っている(ベータではない)けど、デカ過ぎて機動力に欠ける。
そこで、機動性の高い中型ツールキャリーを購入した。ベータ製だ。

同じようなサイズ、機動力、収納力の中型キャリーは、某AP製を始め探せば各メーカーから何種類か販売されている。色味などはベータ製をオマージュ…と言えば聞こえはよいが、パクられている感すらあるのだが。
そこへきてベータ製は、それらの2倍の価格帯で販売されている。
細かく見れば当然異なる商品なので、購入者が何を優先するかなんだけど。

このベータ製キャリーを購入するとき、結構悩んだ。メインの工具箱ならともかく、サブの役割にコストを掛けるべきか…

最終的に購入の決め手になったのは「ベータ製ホンモノ」と「何だか似ているニセモノ」のどちらが、サーキットに居る自分自身の気分を上げられるか?

と、なれば話は単純。
例え2倍の価格帯であってもホンモノが側にある方が嬉しい。

『安く似た機能』は購入時には有難い要素だけれど、後々後悔に繋がる。少なくともあっしには「安いからラッキー」と割りきれそうになかった。

そんなことかありつつの数年後、とあるサーキットで、他チームが激安のベータ風キャリーを使っている現場を目撃した。
因みに、そこの車輌はスーパースポーツカーである。

それを見て「あー、ホンモノ買っておいて良かった」と、心から安堵した。もし自分が当事者だったら、メンテする車輌がスーパースポーツカーなのに、傍らの激安キャリーを見るたびにきっと恥ずかしくなるだろう。

「あたし、たった数万円の事でホンモノ選べなかったんです」

と、卑屈になってしまうだろうから。
プロフェッショナルの矜持とやらはひとまず置いたとしても、やはりホンモノを持てる喜び、モチベーションはプライスレスだ。何よりの原動力になる。

単一メーカーで高級ツール一式を揃え、宝物のようにしまいこんで大切にしている人をたまに見るが、工具道具は『使い倒してナンボ』という価値観なので、それはそれで素人臭く感じるのだけど、しかし、それでも『ホンモノ』を持てること、持つこと。これは凄く重要だと思う。

そのうえで、『ホンモノ』の工具道具に恥じない『ホンモノ』の作業者にならなければならない。たぶん目利きになるというのは、そういう事なのじゃないかな、と思う。

松竹梅を選べる機会があるなら、出来る限り上物を選ぶべき、という教訓の話。

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ツール、最近の傾向考察④

あっしがまだコンストラクターの会社員だった時の話。
(※コンストラクターは、レーシングカーを生産してお客さんに売る商売のこと)

某トップカテゴリー(スーパーフォーミュラやスーパーGT )の、レース雑誌にはチョクチョク顔や名前の出て来るエンジニアが工場をチラホラ見て回り、彼が気になった事の提言を受けた。その中でも忘れられない一番のトピックがある。

●「なんで、何処のか分かんないこんな安いオイルが置いてあるんだ?」

答)企業努力です。

そのオイルメーカーの商品は数多の台数に使用していたから、最低限度の性能上は実質問題が無い。
しかも新車を購入したオーナーは、シェイクダウンで少し走ったら有無を言わずオイル交換をするし、その際、当然オーナー指定のオイルに全交換される。なんなら走る前に交換されてしまう。

つまり新車時に充填されるべき油脂類は、最低限の品質保証を担保していれば良いということになる。あっしらコンストラクターも商売だから、何でもかんでも高級品を奢っとけば良いという訳にもいかず、微々たることだけど、企業努力で売り上げの利益に貢献しようと必死だったのである。

レーシングカーとはいえ量産車ゆえの涙ぐましい努力、とでも言えば良いのか。
きっと、そのエンジニアには量産に対する商売上の事情よりトップカテゴリーでの価値観が優先した結果の発言だったのだろう。
なにせ、彼は「たった1台の車輌を速くすることだけ」が課せられた仕事なのだから。

・・。
と、ここまではその当時の話。
実は、これは工具・道具類にも全く同じ事が言える。

『作業に支障ないから』という理由で、激安ツールメーカーの工具が溢れたレーシングの現場は、果たして、顧客に満足感を与えられるだろうか?

この悩ましい問題と全く同義なのだ。
つまり、プロフェッショナルの現場であれば、一流の道具が顧客満足度に寄与する、という論法である。

この時、高級ツールメーカーで揃った現場は確かに素敵なのだけど、作業者が使い方を心得てない未熟者だったら、、
もう、猫に小判状態なのだが。でも「高級ツールを所持している」という説得力だけは、ある。

これでもし、その後光すらも無い状況…
・怪しいツールしかない
・扱いが怪しい
・そもそも、ツールが無い
ちなみにアジア各地へ出張に行くと、こんな「何もない」事はしょっちゅうで。その際は、それでも作業は完遂しなきゃならない。とにかく有る物で対処。まさにサバイバルゲームっすよ(笑)

こうなると、目も当てられない戦慄が走る。
顧客満足度どころじゃない。
だからこそ、人目に触れる物はきちんとしたメーカーでなければならない、という論法はしごく真っ当である。
ただし先の油脂メーカーの例を挙げるなら、商売上利益確保の努力も、他方から鑑みれば、これはこれで是でもあり得る。

スポンサーから湯水の資金提供を得ている立場と、一円でも利益に還元したい量産の立場では、価値観が違って当然なのだ。

ではあの時、かのエンジニアはどのような意見をすれば軋轢を生まなかったのだろうか?と、考えてみると、やはり量産現場への理解と、それでもプロフェッショナルとしての矜持を維持できる工夫を共に考える、という姿勢こそが必要だったのだろう、と思う。誰でも、パッと見で何でも好き放題「言う」だけは簡単に出来るからだ。

とは言え、例えコスト感覚の厳しい量産現場であっても、誰の目に触れるかわからない状況であれば「見られている」認識は常に持ち合わせていなければならない。
第三者に対して説明抜きに納得させる事が出来る環境作りは大切だ。

・・・。
と、これは少し話題がそれたな。
本質的には同義なのだが、話題をツールに戻そうと思う。

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ツール、最近の傾向考察③

あっしは基本、ベータ派。
特にスパナ類は梨地の手触りと、フラットな触り心地が良い。
大多数のツールユーザーは、研磨とメッキされたピカピカのを好む傾向がある。
スナップオンしかり、ネプロスしかり。

確かに、工具箱に整然と並んだ輝くスパナは見ていて綺麗だし、所有欲も満たされる。だから、多くのツールメーカーが艶々ピカピカの研磨された工具を販売している。

まぁ、ね。
それも、ね。良いんすけど。

あっしは、スパナ系はトルクかけた時の握り心地が好きなので、梨地でフラットなのが絶対良い。ベータ以外で「おー、使いやすい!」と感じたのはスタビレーのみ。アレはフラット断面ではなく凹断面なので、手の馴染み感は確かに良い。そして軽い。質が良くなければあんなに肉を抜けない。

逆に、ラチェットハンドルは引っ掛かりの無いミラー研磨のスナップオンが最高。KTCネプロスは重いから苦手なんだけど、あの重量感を振り子のように使いたい人には良いだろうが、あっしはトルクよりピッチを重視するから、いかに早くラチェット出来るか、が選定基準となる。

そのためには、なるべくハンドルのシェイプが細く滑らかであって欲しい。
ね?ネプロスでは駄目なのよ。
あっしらレース屋仕事は、時間掛けてネジ締める余裕無い事がザラ。
エアラチェット並みにラチェットさせたいから、故なんすよ。

逆に、メーカーディーラーのメカニックなら、丁寧に間違いなく締めたいだろうから、ネプロスのような形状と重量感が好まれるんだろうな。こればかりは好みや環境に左右されるから仕方無い。

一杯の手工具を持つなか、最もシビアに拘るのはこれらのポイント。
その他アレンキーやボックスソケットなどにも勿論好みは有るけど、そこまでシビアじゃない気がする。それでも使っていると、どの工具でも「好き嫌い」が出てくる。その基準は、自分のストレスになるかならないか。

ただ、じゃあストレス無い工具なら、何処のメーカーでも喜んで集めるのか?
というと、実はそうじゃない。
この理由が、実は最も重要なキーポイントになる。

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ツール、最近の傾向考察②

工具に限らず、とどのつまり「物」の目利きが出来るか、判るか。この辺りはどの種類の何であっても、不変的価値観に行きつくんだろうな。

変な話なんだけど。
工具・道具に限った話なら、安い道具を使っているからと言って作業に大きな支障は出ない。もし仮に壊れるなど、支障が出た場合は大きく2つの要因が考えられる。

①粗悪品だった
②作業者の取り扱いが不適当だった

①に関しては、約20~30年前の品質の振れ幅は本当に驚くほど大きかった。たいていメッキしてあるから、新品状態では良し悪しは判別しにくい。(稀に、見た目におかしい商品も有るには有った)
使っていたら、粗悪品ほど折れる曲がる欠ける。工具がダメになる分には仕方ないのだけど、部品側を舐めたりする場合があるから要注意だった。

目利きであれば、ダメな物はダメなりに使いこなせる可能性が高い。判らなければ、殊更に工具を壊すか部品を壊すか、自分がケガをするか。という羽目になる。

②は、使用目的以外の使い方であったり、作業者が未熟で基礎的な工具の使い方を知らない場合が挙げられる。
使用目的外の使い方・・例えば、アレンキー単体では緩まない時にメガネレンチを掛けて疑似エクステンション化(笑)させ、テコの原理を応用するチカラワザ。推奨されないが意外と、これは現場レベルで21世紀でも目にする。

問題は作業者が未熟な場合で、サイズの意味を知らない・・といった超初心者レベルから始まり、各工具の特徴・種類・使い分けの知識が無い。また、よくあるのが過剰トルクで潰す。これは、誰でも有りがち。

ただ、こうした問題が露呈するのはまだいい方だと思ってる。
なぜなら、そもそも②に該当する問題を頻発・誘発する者は、自分の工具を持っていない率が高い。

往々にして、②と①が複合的に起こることが多いのも特記すべきだろう。
安物でも自分の工具を使い込んできていて潰した経験があれば、その後発生する問題に気付き易いし、場慣れも早いし、仮に問題が発生しても補正や修正に切り替えられるのだが。

自分の工具を持っていないと言うことは、何か必要が有るたびに「誰かに借りる」ということになるから、ハッキリ言って貸す方は堪ったものでは無い。
昔から「工具類は他人から借りるな・他人へ貸すな」という教訓は、先人達の切実な経験から生まれたものなのだろう。

それと同時に、知らない者へは正しい工具の使い方を教授してやる必要もあるわけだが、これがなかなか・・。
プロの現場でスパナ一本、手取り足取り教えてくれる丁寧な指導は有り得るだろうか?
勘弁してくれ・・が本音だと思う。

かくいう自分自身、小学生あたりに工具に興味を持ち始めて、バラすは・・壊すは・・をさんざ繰り返してきた経験上、やはり、何でも良いから早くから色んな経験を持っていることはその後の吸収が良いのではなかろうか。

知っている事と、実際に出来る事は異なるが、そもそも知らなければ話が始まらない。

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ツール、最近の傾向考察①

昨日、工具に対するスタンスを書いていて最近感じている事がある。

あっしら、そこそこ古い部類のレース屋は、兎に角「自分の工具を持っていて一人前」とされていた。しかも、揃える工具も使えれば何でも認められる訳じゃない。

・スナップオン
・スタビレー
・ベータ
・PB
生粋のレース屋には、このストライクゾーンしか無かった(笑)

自動車メーカー系あがりの人には
・ファコム
・KTC
を好む傾向があった。
あっしは好きじゃない(個人差🤣)

基本ベータ派なので。
でも、ラチェットハンドルはスナップオン。
ヘックス関係は、やっぱりPBが良いっす。
工具それぞれに手触りの好みがあるので、チャンポンです。
NASCARやってただけに、クラフツマンの工具も大量に集めたし、日本のコーケンやTONEも勿論使う。

でも、京都人の割にKTCだけは使わない🤣
…重いから( *´艸`)

因みに、若い頃は本当にカネ無くて、それでもスナップオンのが欲しくて…
「『ブルーポイント』は、OEM商品だから安いよ?」と、吹き込まれて何点か購入した。

でも、結局、、
OEMはOEMでしかなくて『ブルーポイント』と印字された工具は『スナップオン』と並んだとき、恥ずかしくなっちゃうのよね💦
「あたし、カネ無かったので妥協したんです」
これが見透かされてるようで…

現代、工具メーカー各社の品質は上がり、価格も驚くほど下がった。
だから、もはやシグネットとかは高級寄りで、それこそAPとかストレート辺りの激安ツールでも普通に使える。

良い時代にはなった。本当に。

しかしながら、何故同じ工具で値段に差があるのか?
…を知るためには、倍以上の価格差があるブランドツールメーカーのを使わなければ、本質は見えてこない。

それを理解したうえで使う事と、「何でもいーや」しか知らなくて使う事では、人間性の厚みに雲泥の差が発生する。

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青春のMAG-LITE

青春のMAG-LITE
あっしがレース屋駆け出しの頃、作業用懐中電灯と言えばメイドインUSAの『MAG-LITE』一択だった。

一番最初に買ったのは、単3電池2本で発光する、小さなマグライト。
職場に巡回してくるスナップオン屋のオヤジに「新色のシャンパンゴールドでたよ?」と薦められて、泣け無しの薄給で購入した。

昔はそうやって、薄給でもコツコツと工具・道具をひとつひとつ、良いとされる物を自分で買い揃えていくスタンスの業界だった。

手取りは少なくても、自分の給料で海外旅行へ行けるようになると、特にアメリカへ渡った際には、日本では買えない道具・工具を買い漁って帰国した。

このマグライト及びクラフツマンのライト等もそのひとつ。
アメリカの警察が公式に使用していて、警棒にもなる程のタフさが売りの、当時最大級のマグライト(上)。単1電池が6個も要る!

電池が新しいうちは明るいんだけど、すぐに暗くなる。しかも、フィラメントが切れる。
もはや「こんなでかいブツを持ってるオレ様」をアピールする以外には役に立たないライト。

明るさは作業精度に関わるから、色んなライトを買っては試してを繰り返してきた。
今や、数百円で爆光のLEDライトが買える時代だ。

軽くて、明るくて、安くて。
良い時代だよ、本当に。

でも、非効率的だった昔の苦労や、自慢のタネを品定めしていた青春時代。
アレはアレで、嫌いじゃない。

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時間が許せば、茶を

今日も『岩茶・石乳』を淹れる。
一番愛用の茶壺(中国茶用の小さな急須)の蓋を割ってしまい、急ぎ別の茶壺を育て上げねば!

茶壺は良いのを日本で求めると、まぁまぁ千円~まぁまぁ万円するんすけど、じゃあオークションで・・・
って気にはならないんすよねぇ。
確かに良い雰囲気の茶壺がオークションには出てるし、お値打ちにも見えるんだけど。
ようは中古品。保管状態とかは全く分からないから。

茶壺コレクターだったら、オークションは使えるんすけど・・。
微妙な味と香りが支配する、実用重視のスタンスなので。
やっぱり自分の目で見て、手に取って、最終的には茶を淹れてみないことには判別つかない。
中古品でカビ臭とかあったら最悪っすもん💦
素焼きのものだから、出自の分からないお古いのはチョット・・・
それに、やっぱ自分の好みに育って貰わないと
d( ´∀` )ねぇ

ああ、中国の茶市場行きたいなぁ。

ワオ!と言っているユーザー

喫茶@中国茶「石乳」

喫茶@中国茶「石乳」
青茶には色々あれど、やっぱり岩茶は格別。
もう少し暖かい春になると、華々しい台湾烏龍や、緑豊かな風味の西湖龍井など緑茶が恋しくなる…。

とは言え、やっぱり岩茶。
それも武夷岩茶に回帰する。

「石乳」は肉桂飲みのあっしにも、納得の強い香り。そして旨味。
ただ、杯を進めながらの枯れていく風景は、降伏点が近い。

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