記事検索

フリースペース

南加聖書教会ホームページ: http://wdx.socalbiblechurch.com/ 南加聖書教会フェイスブック: https://www.facebook.com/SoCalBibleChurch/

もの言う牧師のエッセー 再投稿

スレッド
もの言う牧師のエッセー 再投稿
もの言う牧師のエッセー 再投稿
第246話 「障害者らも共に」 

元建設作業員のアオちゃんこと⻘⼭さんは55歳。4年前に認知症と診断された。物忘れがひど くなり、ミスを繰り返して解雇され、自殺を考えるほどに追いつめられた。そんな折、訪ねた東京都町 田市内のデイサービス「DAYS BLG!」で、いきなり「いい体してるじゃないか。この玉ネギを運んで くれよ」と声をかけられた。

自分のようなものでも一人前に扱ってくれる。落ち込んでいる暇はないと 思いなおし、町田市にあるホンダの販売店で展示品の⾞を洗うアルバイトを始めた。デイサービスを運 営する NPO 法人理事⻑の前田孝之氏は、利⽤者から「働きたい」という声を耳にし、多くの企業に頼ん だがことごとく断られた。それはホンダの販売店も同じだった。「⾞に傷をつけられるのではないか」 と。粘り強く交渉しようやく認められた。 

知的障害がある⻑⼥の居場所を求め、障害者の就労支援事業を始めて15年、300人に働く場を提供 してきた⻑野県松川町の「アンサンブル会」理事⻑の⼩椋年男氏は、地域の⼩学校に通っていた⻑⼥が 急に不登校になり、原因がわからずに悩んだが、自らの教育方針を曲げて養護学校に移らせたところ、 態度は一変し、喜々として学校生活を送り始めたのだという。「地域で共に学ばせるのが、幸せなのだ と思い込んでいた自分が浅はかだった。与えられるだけで、与え合うことが出来ない環境は娘にはつら かったのです」とふり返る。出来ないことへの配慮や助けだけではなく、出来ることにも目を向けなく てはいけないということか。 

7月末、相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で、元職員の男が夜中に施設を襲撃し、ナイ フで入所者を次々と刺し19人の命が奪われた。「障害者がいなくなればいい」などと供述する容疑者 の物言いは、障害者を “価値なき生命“ と決めつけ⼤量殺害に及んだナチス・ドイツを想起させるだけで なく、富と⼒、そして強者が支配的な現代の闇をも彷彿させる。しかしキリストのゴスペルはこれと真 逆だ。 

「目の⾒えない人は⾒え、足の不⾃由な人は歩き、
 重い皮膚病を患っている人は清くなり、 
 耳の聞こえない人は聞こえ、死者は生き返り、
 貧しい人は福音を告げ知らされている。」 
   マタイの福音書11章5節:共同訳、 

とあるようにイエスは真っ先に弱者のために働き、そして⽴ち上がらせた。言わば教会はその遺産であ り、弱き者が神と出会って強くなり、互いが支え合って生きる場所であり、それはイエスがやがて実現 しようとしている「神の国」の予表なのである。日本人がキリストと出会い、神の⼒によって愛に満ち た人々となり、共に支え合う国となることを心から祈る。
2016-8-4

ワオ!と言っているユーザー

ニュートン

スレッド
ニュートン
人はあまりにも多くの壁を造るが、十分に架け橋を造らない。

アイザック・ニュートン

ワオ!と言っているユーザー

もの言う牧師のエッセー 再投稿

スレッド
もの言う牧師のエッセー 再投稿
もの言う牧師のエッセー 再投稿
第249話「 イチロー幽霊 」 
 
 メジャー史上30人目の通算3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手への賛辞が止まない。昨シーズンは自己最低の成績に終わり、開幕時点では今季中の記録達成は微妙かと思われたが、今季メジャー現役最年⻑である42歳の彼は好調を維持している。 

その理由について、かつてシアトル・マリナーズを指揮したルー・ピネラ氏は、イチローのように打席に入る前、入念にストレッチを⾏う選手は⾒たことがなかったと話し、「アメリカでは、過酷な春季キャンプを終え、シーズンが始まってしまえば試合前にチームでストレッチをする程度。後はプレーするだけ。それをイチロー違うレベルに押し上げた。」と述べている。このことは多くの選手や関係者の間で語り草になっており、 試合前に他の選手たちが雑談やスマートフォンに講じている傍らで、1 人で横になり⻑時間のストレッチを繰り返し、記者からの取材に答える際にも動きを止めない。 

彼の愛工大名電高校時代の監督である中村豪氏は、イチローとの初めての出会いを「170センチ、55キロ、ヒョロヒョロの体格」だったと述懐する。しかし新人離れしたミートの巧さ、鋭いスイング、130キロの投球、走らせても速いので、⼀年⽣でレギュラーの座を獲得し中村氏を唸らせた。いっぽうで練習は皆と同じメニューをこなし、他の選手に比べて熱心というほどでもなかったので、これが天性の素質かと中村氏は考えていたという。しかしある日、深夜のグラウンドの片隅に幽霊が出るとの噂が流れ、彼が恐る恐る確かめに⾏ったところ、そこで彼が目にしたのは暗闇の中で黙々と素振りに励むイチローであった。何のことはない彼は今も昔も努⼒の人であり、さらにそれを継続できる人なのだ。 

イエスの有名な「種蒔きのたとえ話」には、“4種類の地”に種が蒔かれ、実を結ばない悪い3つの地と、実を結ぶ良い⼀つの地が描かれる。その意味は 

「良い地に落ちたのは、みことばを聞いた後、
 これを正しい良い心でしっかりと守り、 
 耐え忍んで実を結ぶに至る人たちのことである。」
       ルカの福音書8章15節:口語訳

とあるように、努⼒をして実を結ぶ人と同時に、すぐにやめる人や中途半端な人、努⼒を嫌う人が大勢いることを示す。ちなみに“種”は福音(ゴスペル)を意味しイエスによって今も蒔かれているが、イエスを信じたらそれで終わりなのではない。彼に従い努⼒し続けること。これが実をならせる正しい信仰である。
 2016-8-18

ワオ!と言っているユーザー

カリフォルニアを走るかっこいいトラック

スレッド
カリフォルニアを走るかっこいい...
カリフォルニアを走るかっこいいトラック

「イエス・キリスト 我らの生きる希望」

ワオ!と言っているユーザー

クリスタル・キャセドラル

スレッド
クリスタル・キャセドラル クリスタル・キャセドラル クリスタル・キャセドラル
ようやく肩がケガから回復しつつあるのでバイクに乗り始めました。
久しぶりにクリスタル・キャセドラルに訪問、相変わらず豪華建築!

ワオ!と言っているユーザー

もの言う牧師のエッセー 傑作選

スレッド
もの言う牧師のエッセー 傑作選
もの言う牧師のエッセー 傑作選
第247話「 警官がおごってくれた 」 
 
 米国ルイジアナ州バトンルージュで7 月5日未明、⿊⼈男性が白⼈の警官2⼈に取り押さえられ射殺された。その翌日、ミネソタ州ファルコンハイツで又しても白⼈警官が運転中の⿊⼈男性を呼び止め射殺した。


いずれのケースも現場の生々しい様子がネットの動画サイトなどによって全米に瞬く間に広がり、各地で抗議運動が広がる中、7日の夜、テキサス州ダラスで⾏なわれていた抗議活動の最中に、デモを警戒していた警官がアフガン帰りの⿊⼈帰還兵に狙撃され、そのうち5⼈の警官が命を落とした。「白⼈を殺したかった」と常々言っていた犯⼈は警察と未明まで銃撃戦を繰り広げ、数時間の交渉を経た後、警察が仕掛けたロボット爆弾により爆殺され、全米に衝撃が走った。 


明けて8日、⾦曜日の夜、ペンシルバニア州ホームステッドで4⼈の警察官がレストランで食事をしていたところ、彼らの真向かいのテーブルに一組の男⼥カップルが案内されてきた。が、男性はチラッと警官たちを⾒た後、「俺はここに座りたくねえよ。」と言って別の席を指定。カップルは彼らからは⾒えない反対側の席に座ったが、店は何とも言えない気まずい雰囲気に。 


その後、食事を終えた警官たちは⽴ち去ったが、珍事が発覚した。何と彼らはカップルが注文した分の支払いも済ませ、「ご主⼈。あなたのお勘定は警察官がお支払いしました。いつもご協⼒くださり感謝します。」とレシートに書き置きしていたのだ。店によるとカップルは飛び上がるほどに驚いた後にクスッと笑ったそうな。


「いやあ、市⺠と気まずい雰囲気になることはよくあることでね。昨夜のダラスの事件もあるし。」と4⼈の警官の一⼈トーマスさん。「でも、そんなギスギスした時だからこそ市⺠と警察官の間を仕切る壁を少しでも壊す努⼒をしたいんです。」と笑顔で話す彼を⾒て、聖書の言葉 


「みことばを宣べ伝えなさい。
 時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。
 寛容を尽くし、絶えず教えながら、責め、戒め、また勧めなさい。」 
      第二テモテへの手紙4章2節、 


を思い出した。世の中に重苦しい空気が漂う現代、⼈々はますます自分の気持ちを伝えるのを避け、本音を隠し、場当たり的に動いてしまうことが多いのではなかろうか。だが思い出そう。キリストは十字架にかかり、我らの罪のための支払いを済ませてくれたことを。気まずくなった神との関係を修復してくれたことを。改めて自分にも何か出来ることがあるはずだと奮い⽴った。 2016-8-10 

ワオ!と言っているユーザー

今年もサボテンの花が咲きました!

スレッド
今年もサボテンの花が咲きました...
サボテンの花が今年も咲きました。全部で4つ咲きました。神さまに感謝!

ワオ!と言っているユーザー

アインシュタイン

スレッド
アインシュタイン
正しいことは常に人気がない。
そして人気があることは常に正しくない。

アルバート・アインシュタイン

ワオ!と言っているユーザー

もの言う牧師のエッセー 再投稿 

スレッド
もの言う牧師のエッセー 再投稿...
もの言う牧師のエッセー 再投稿 
第241話「18歳選挙権 」
 
  
   夏の参院選から選挙権年齢が18歳以上へと引き下げられることにより、約240万人が新たに有権者に加わるが、全有権者のうち2%程度にすぎない。しかしこれをきっかけに若年層の選挙への関心が高まり、低迷してきた投票率の底上げを政府は期待しているのだろう。何せ2014年衆院選では投票率の最も高い60代が68.28%で、20代は32.58%という体たらくだ。


選挙権年齢の変更は1945年の女性参政権以来70年ぶりだが、そうなった背景には、約9割の国・地域が18歳までに選挙権を与えている世界の大勢があり、もっと掘り下げて考えてみれば、いま日本が直面し各国共通の悩みでもある少子高齢化問題と、それに伴い政策決定に高齢者の意見が反映されやすい“シルバー民主主義”が社会保障重視の傾向を促し、厳しい財政事情のなか社会保障費が膨らみ続ける負のスパイラルが透けて見える。いっぽう、NHKの調査によると、新有権者の5割が政治に関心を持ち、6割が投票に行くと答えている。 日本政治にとって転換点となるかも知れない。


聖書の中で最も古いヨブ記には、あれやこれやと不毛の議論に明け暮れる四人の長老たちを一喝した若年者エリフの姿が描かれる。


「すると、ラム族のブズ人、バラクエルの子エリフが怒りを燃やした。彼がヨブに向かって怒りを燃やしたのは、ヨブが神よりもむしろ自分自身を義としたからである。彼はまた、その三人の友に向かっても怒りを燃やした。彼らがヨブを罪ある者としながら、言い返すことができなかったからである。エリフはヨブに語りかけようと待っていた。彼らが自分よりも年長だったからである。しかし、エリフは三人の者の口に答えがないのを見て、怒りを燃やした。ブズ人、バラクエルの子エリフは答えて言った。私は若く、あなたがたは年寄りだ。だから、わきに控えて、遠慮し、あなたがたに私の意見を述べなかった。私は思った。『日を重ねた者が語り、年の多い者が知恵を教える。』と。しかし、人の中には確かに霊がある。全能者の息が人に悟りを与える。年長者が知恵深いわけではない。老人が道理をわきまえるわけでもない。だから、私は言う。 『私の言うことを聞いてくれ。私も、また私の意見を述べよう。』今まで私はあなたがたの言うことに期待し、あなたがたの言い分を調べ上げるまで、あなたがたの意見に耳を傾けていた。」
ヨブ記32章1-11節。 


何と自信に満ち満ちた物言いだろうか。しかし彼がここまで30章にわたり忍耐し、分析し、待ち続けてきたことも見逃せない。まさに彼は“誰が正しいかではなく何が正しいか“を示したのだった。


とは言え日本人は物事を良くする為の討論が苦手だ。それで事案を”お上”に丸投げして後になって後悔することも少なくない。いっぽうで、実りある討論とは、お互いが神に造られた者どうしであることを認識し、尊重し合うことから始まる。神を抜きにした議論は単なるエゴのぶつかり合いに等しい。18歳で投票が出来、政治に興味を持つ若者たちを見て、彼らがまず神を信じ、日本の将来を立派に切り開いてほしいという思いを強くした。
2016-7-1

ワオ!と言っているユーザー

スターリン

スレッド
スターリン
一人の人の死は悲劇だが、多くの人の死は統計である。

              ヨシフ・スターリン

ワオ!と言っているユーザー

  • ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
    ログイン
  • まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
    新規ユーザー登録へ
    現在 7/60 ページ
  1. <<
  2. <
  3. 1
  4. 2
  5. 3
  6. 4
  7. 5
  8. 6
  9. 7
  10. 8
  11. 9
  12. 10
  13. 11
  14. >
  15. >>