講師:アメリカンバプテスト協力宣教師 冨田茂美先生
参加人数:34名
讃美歌:
こどもさんびか改訂版94番「ふしぎなかぜが」
讃美歌第ニ編188番「きみのたまものと」
聖書箇所:創世記45章1~11節、50章18~21節
初めに、校長先生から「聖書をひもとく集い」の流れが説明され、オリブ会役員、世話役、奏楽者の紹介がありました。
続いて、キリスト教の重要な行事であるペンテコステにちなんで、「ふしぎなかぜが」と「きみのたまものと」を全員で賛美しました。
ペンテコステとは、イースターから数えて50日目の、イエス・キリストの弟子たちによって教会が始められた日です。
冨田先生からのお話に移り、創世記の人物「ヨセフ」の生涯について聞きました。
父親ヤコブに溺愛されたヨセフは兄弟たちに恨まれ、キャラバン隊に売られて、生まれ故郷から遠く離れたエジプトで奴隷として主人に仕えます。
神様からの祝福によって成功しますが、無実の罪を着せられ牢屋に入れられてしまいます。
しかし、牢屋の中でも忠実であったヨセフは看守にも信頼されました。
同じく牢屋に入れられていた献酌官と料理官の夢を解き明かし、数年後にはエジプトの王ファラオの夢も解き明かすことになります。
そして遂に、エジプトで王に次ぐ権力が与えられました。
ヨセフは神様が教えてくださった夢の解釈に従って、来る大飢饉に備えてエジプトに充分な食糧を蓄えました。
その後、大飢饉によって困窮した人々はエジプトに食糧を買いにやって来ましたが、その中には、かつてヨセフを売った兄弟たちもいました。
ヨセフは自分を苦しめた兄弟たちを赦し、家族全員をエジプトに呼び寄せ、最後まで彼らの面倒をみました。
ヨセフのように、私たちの人生にも不幸や不運、人からの妬み、不当な扱いを経験することがあります。
しかし、神様は人間のどんな企みも良いことに変えることができます。
絶望することなく忠実に歩み続けることによって、私たちの人生に働かれている神様の意図をいつか知ることができ、それは私たちの将来の希望へと繋がるのです。
次回、「第2回 聖書をひもとく集い」は、6月3日(火)10時から。
3階会議室にて、みなさまをお待ちしています。
聖書をひもとく集い