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季節の匂い

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  • ハッシュタグ「#詩」の検索結果21件

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それぞれの終わりには、

必ず新しい始まりがある

『ピエタ』~アントニオ・ヴィヴァルディの輪

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★2012年度本屋大賞第3位★... ★2012年度本屋大賞第3位★

『ピエタ』大島 真寿美・著 ポプラ社
司書の先生から「これは?」とオススメされた本。

読めました。

作者が今どきの年代ではないので、文章がしっくりきます。



一般書なので、中学生にはどうかな?とは感じました。

でも、わたしが中学生の頃は、文学全集などの大人的な本を読んでいたので、これくらいの描写は大丈夫かもしれません。



ヴィヴァルディ先生が奏でる音楽の輪~♪

文章がリズミカルで、長編なのにさらりと読めました。



一枚の楽譜の裏に書かれた詩がすべてを紡いでいく。



♪♪♪よろこびはここにある♪♪♪



内容紹介

ほんとうに、ほんとうに、

わたしたちは、幸せな捨て子だった。



18世紀、爛熟の時を迎えた水の都ヴェネツィア。

『四季』の作曲家ヴィヴァルディは、孤児を養育するピエタ慈善院で

音楽的な才能に秀でた女性だけで構成される〈合奏・合唱の娘たち〉を

指導していた。

ある日、教え子のエミーリアのもとに、恩師の訃報が届く。

一枚の楽譜の謎に導かれ、物語の扉が開かれる――



聖と俗、生と死、男と女、真実と虚構、絶望と希望、名声と孤独……

あらゆる対比がたくみに溶け合った、これぞまさに“調和の霊感”!

今最も注目すべき書き手が、史実を基に豊かに紡ぎだした傑作長編。


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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すみれ

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『すみれ』 青山七恵:著  出... 『すみれ』

青山七恵:著  出版社:文藝春秋


図書室で、司書の先生が「これは?」と手渡してくれた本です。



今どきの本にいつも「?」を感じ、なかなか本の扉が開いてくれません。



題名の『すみれ』に惹かれて、表紙を開けました。

紫は、すみれの花が好きです。



あっという間・・・一気に読めました。

いちご(15歳)の藍子と父母の同級生の37歳のレミちゃんのものがたり。

そうそう、15歳って、こんな感じ・・・。

懐かしいいちごの記憶に浸りました。



ただ、これを今の15歳が読んだら、どうなのかな?

大人が振り返った時の15歳な気がします。



内容説明

「私がはじめて頭ではなく、心で書いた小説です」

そう作者が語る、今年度最高の感動作!



「一九九六年の秋から一九九七年の冬にかけて、レミちゃんはわたしたちと一緒に暮らした。」

――十五歳のわたしの家にとつぜんやってきて、一緒に棲むことになった三十七歳のレミちゃん。

むかし作家を目指していたレミちゃんには「ふつうの人と違う」ところがあった……。



季節の移り変わりとともに描かれる人の人のきずな、人間のみにくさと美しさ。

そして涙がおさえられない最後が待ち受ける。

いま筆力を最も高く評価されている、日本文学の正統な担い手による最高傑作。



内容(「BOOK」データベースより)

「あたし、当たり前の幸せなんか、いやだ…」。大人になりきれない37歳のレミちゃんともう子どもではいられない15歳の藍子。心ゆさぶる友情の物語。



表紙のブルーは、鎌倉の海だったって、最後に納得!!


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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ミンティたちの森のかくれ家

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『ミンティたちの森のかくれ家』... 『ミンティたちの森のかくれ家』ブリンク,キャロル・ライリー/著

谷口由美子/訳・中村悦子/絵 文溪堂



中村悦子さんの挿絵がこの本を惹き立てています。




新刊図書が入って以来、新刊本の棚から全く動こうとしない本がありました。



『ミンティたちの森のかくれ家』

わたしは、題名が気になって気になって・・・

今どきの本の題名と違います。

新刊本は、生徒のリクエストで入れているはずなのに、古き懐かしい雰囲気を醸したこの本はなぜここに並んでいるのか・・・?。



検索して分かりました。

感想画コンクールの課題図書でした。なるほど。



内容(「BOOK」データベースより)

1930年、世は正に大恐慌時代で町中に失業者が溢れているアメリカ。

ミンティとエッグズは、何をやっても上手くいかないパパといっしょに町を出て、伯母のところに向かう。

ところが、その途中、車がエンストして立ち往生し・・・そこで見つけた夏の別荘。

ミンティたちは、森の中にひっそりと建つその家で、ひと冬こっそりと住まわせてもらおうとするのだった…。

ニューベリー賞作家ブリンクがつづる、ウィスコンシンの豊かな自然を舞台の、ユーモアと詩情あふれる物語、初翻訳。



わたしが中学生だった頃に読んだ本に似ています。

なるほど、初翻訳だけれど、書かれた時代は古いのです。

『大草原の小さな家』と同じくらいの時代の物語。



この作品を中学生の頃に読むと、とりこになってしまったことでしょう!!

大人になった今読んでも楽しいです。



でも・・・今どきの中学生には通じないような気がします。


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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お江戸の百太郎

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『お江戸の百太郎』 那須正幹・... 『お江戸の百太郎』

那須正幹・著 長野ビデ子・画

岩崎書店


子どもたちが小学生の頃、童話館ぶっくくらぶで、毎月本を取っていました。



その時に届いた本です。わたしは、未読でした。

読書の秋になって、何か本が読みたくて・・・手に取りました。

あなどるなかれ児童書です。

児童書の中でも素晴らしい作品がたくさんあります。

これは、何も考えずに楽しめる本です。

お江戸のものがたり。



内容(「BOOK」データベースより)

花のお江戸は本所・亀沢町のとある長屋に、大仏の千次という岡っ引きがすんでいました。

この千次親分、捕りものの腕はさっぱりで、これまで、手がららしい手がらをたてたことがありません。

そのぶん、むすこの百太郎がまァよくできた子で、おやじ顔まけ。

寺子屋の師匠秋月先生をはじめ、友だちのお千賀ちゃんや寅吉と協力して、悪人を向こうにまわしての大捕りものを演じます。



今の子どもたちは、時代劇も見ないでしょうから、このお江戸のものがたりも理解し難いのかなぁ!!と感じて読んでいます。





最近の小学生は『かいけつゾロリ』ばかり読んでいるといわれ続けて久しいです。

ロングセラー&ベストセラーです。

『ゾロリ』よりも面白い本がいっぱいあるのに、未だに『ゾロリ』人気は衰えません。

恐るべし『ゾロリ』。


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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水のかたち

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水のかたち


『水のかたち 上』 宮本輝・著 集英社



内容(「BOOK」データベースより)

東京の下町で暮らす平凡な主婦、能勢志乃子。

50歳の誕生日に、近所の古い喫茶店で、年代ものの文机と茶碗と手文庫を貰い受ける。

後日、その茶碗の驚くべき価値が判明して、志乃子は骨董の世界に足を踏み入れていく。

予期せぬ出会いと友情が引き寄せる、新たな人生の喜び―生の希望に満ちた、傑作長編小説。



主婦志乃子は、中一の時に三好のおじさまから聞いた言葉を座右の銘にする。

『心は巧みなる画師の如し』心に描いたとおりになっていくってことなのよ。

心には、そんな凄い力がある・・・。

だから不幸なことを思い描いちゃいけない。

悲しいことを思い描いちゃいけない。

不吉なことを思い描いちゃいけない。

楽しいこと、幸福なことを、つねに心に思い描いてると、いつかそれが現実になる。

お伽噺みたいだけど、これは不思議な真実だ・・・。



忘れていた座右の銘を最近になって思い出した志乃子。



これって、宝石のオパールみたいだと感じました。

オパールを身に付けている時は、良いことだけを考えなければいけないって聞いたことがあります。



もうひとつ、心に響いたのは「鉄の塊を真っ赤に熱して、それを大きな金槌で叩いて叩いて鍛えて、鋼が出来あがっていくっていう喩えを引いて、人間もまったく同じなんだって・・・

鉄を叩いて鍛えると、いろんな不純物が表に出て来るんですって。それがある間は、鉄は鋼にはならない。そんな鉄で刀を造っても、ナマクラだ。鋼となった鉄でないと名刀にはならないって。

経済苦、病苦、人間関係における苦労、それが出てきたとき、人も鋼になるチャンスが訪れたんだ」というところ。



只の鉄と鍛えた鋼には、これほどの違いがあるのですね。



ちょっと平凡な主婦に、棚から牡丹餅は、あまりにあり得ない気もしますが・・・そこは、フィクションということで。



下巻が届いたので、続きを読んでいるところです。





宮本輝さんの本は、必ず初版本を買う。

もう長い間続いています。

初めて出合った作品はテレビドラマの『青が散る』

その原作本を探してからの長いお付き合いです。

途中、何が言いたいのかよく分からない作品が続きましたが、最近の作品は穏やかなものが続きます。



水のかたち・・・形がないけれど、目には見える形。

言い得て妙な題名だと感じています。




#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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あんじゅう(暗獣)

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あんじゅう(暗獣)


『あんじゅう』~三島屋変調百物語事続

宮部みゆき・著 出版社: 新人物往来社



~内容紹介~

一度にひとりずつ、一話語りの百物語の聞き集めを始めた三島屋伊兵衛の姪・おちか。

彼女のもとに不思議話を携えて様々な人がやってくる。

ある日、おちかは本所亀沢町の手習所<深考塾>の若先生・青野利一郎から 「紫陽花屋敷」と呼ばれる空き屋敷にまつわる不思議な話を聞く。

それは、<深考塾>の大先生である加登新左衛門・初音夫婦と、 草鞋に似た真っ黒な固まりである暗獣<くろすけ>との 交わりであった。

人を恋ながら、人のそばでは生きられない<くろすけ>とは……。

表題作をはじめ4話収録。



2008年8月『おそろし』~ 三島屋変調百物語事始を発売されてすぐに読みました。

(レビューはコメント欄へ)



その続きです。

『おそろし』が期待外れだったので、続きが出ても読む気になれませんでした。



が、先日、中学校の図書室に新書ノベルスとして新刊本が入りました。

折角なので、借りて読みました。

これ、中学生が読めるかな?・・・挿絵もなく、文字ばかりぎっしり。



『おそろし』の時は、主人公のおちかが鼻について嫌いだったのですが、お互いに歳を重ねたからか、今回はすんなり読めました。



百物語(これで9話が完了)なので、まだまだ続きがありそうです。




#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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水の時計

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水の時計


本を読みたい!!



最近の心境。

では、何の本を・・・?

これを読みたいと思う本はありません。

長男が置いていった本棚に文庫本がありました。



『水の時計』初野 晴・著 角川書店



【内容】

医学的に脳死と診断されながら、月明かりの夜に限り、特殊な装置を使って言葉を話すことのできる少女・葉月。

生きることも死ぬこともできない、残酷すぎる運命に囚われた彼女が望んだのは、自分の臓器を、移植を必要としている人々に分け与えることだった―。

透明感あふれる筆致で生と死の狭間を描いた、ファンタジックな寓話ミステリ。

第二十二回横溝正史ミステリ大賞受賞作。



書き出しは、不朽の名作 オスカーワイルド作 『幸福の王子』ではじまります。

この名作を小学生の頃に物語で読みました。

(不朽の名作といっても、今どきの子どもが読んでいるかといえば疑問に思います)



『幸福の王子』をモチーフに展開していく作品です。

暗い。

途中で本を閉じそうになりましたが、そこを超えると一気に読めました。

★4つ。

最後が僅かに救われた気分になり、長男に「なかなかの作品だったよ」とメールしました。



彼からの返信は・・・「あの小説はくそだった。ワーストに入る」

なるほど、故に持っていかずに家に残していったのだと納得しました。



彼とわたしの好みの違いがよく現れた作品でした。

彼の世代では、すでに『幸福の王子』は死本なのか?




#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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「ぐるぐる考える」わたしには、不向き?

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「ぐるぐる考える」わたしには、...


『考えない練習』小池龍之介・著 小学館



内容紹介

「イライラ」「不安」は、練習で直せる。

考えすぎて、悩みがつきない私たちに必要なものは、

もっと「五感」を大切にする生活。

それは難しいことではなく、ちょっとしたコツの習得で可能になる。

本書では、その方法(練習)を

気鋭の僧侶が余すことなく語りかける。。

さらに脳研究者・池谷裕二氏との「心と脳の不思議な関係」と題した対談も収録。

小池氏の著作のなかでもっとも実践的といえる本書で、

不安のない日常を手にしよう。



最近、よく見かける本だったので、手にしてみました。



昨日から、読み始めましたが、わたしの「ぐるぐる考える」力が、本を拒絶しています。



ぼちぼち読みます。




#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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久しぶりに面白い本との出合い『ナミヤ雑貨店の奇蹟』

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久しぶりに面白い本との出合い『...


『ナミヤ雑貨店の奇蹟』東野圭吾/著 角川書店



◆内容紹介◆

あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。

しかしその正体は……。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。

すべての人に捧げる、心ふるわす物語。



◆内容(「BOOK」データベースより)◆

夢をとるか、愛をとるか。現実をとるか、理想をとるか。

人情をとるか、道理をとるか。家族をとるか、将来をとるか。

野望をとるか、幸せをとるか。

あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。

しかしその正体は…。物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。



6月はじめに新聞広告を見て、気になった作品です。

しかし、作者が苦手(随分以前に作品〈表紙に踊り子が描かれていたような・・・題名を忘れました〉を読んだ時、キザな文章が鼻に付きました)だったので、図書館で借りて読むことにしました。

ネット予約をすると、蔵書数が17冊で、予約の順番が318番目でした。

いつまで経っても順番が回ってきません。

人気のある新刊本はなかなか借りられないのが有名な【役に立たない北九州市立図書館】です。

ポイントが500ポイント位貯まっていたので、購入することにしました。

予約をキャンセルした時に見たわたしの順番は、まだ200番代でした。

先程予約数を見てみると、424件に増えていました。借りるまでに1年位かかりそうです。



さて、この本。

普通に暮らしている人たちの普通以下の暮らしぶり。

そこに物語が展開されていきます。



苦しくても生きる意味と人と人との繋がりが感じられます。

苦手の克服もできました(笑)


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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世界一しあわせな国 『ブータン人の幸福論』

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世界一しあわせな国 『ブータン...


世界一しあわせな国『ブータン人の幸福論』 

福永正明・著 徳間書店



~内容~(「BOOK」データベースより)

「今、あなたは幸せですか?」

2005年、ブータンで行われた国勢調査によると、国民の97%が「幸せ」と回答したそうです。

経済的に見て、それほど豊かな国ではない彼らが、どうして幸せを感じることができるのでしょう?

本書では、さまざまなブータン人の言葉から、お金がなくとも幸せになれる、ほんのちょっとの工夫と、生き方の知恵を紹介します。





中学校では、夏休みに本を購入するので、希望図書を探していて、見つけました。

ただ、昨年より赴任した担当の先生は、ハッキリした方なので、お任せして、あまり口を出さないことにしています。



良さそうだな!!と思い、市の図書館から借りて読んでみました。

希望するには、まず内容把握です。



まず感じたことは【文明は幸せと反比例する】でした。



気になった言葉を残します。



【幸せになるコツは、今の自分に満足することです】



「あなたが幸せなら、私も幸せです」

「欲した者ではなく、運のいい者が運命に応じた何かを受け取ることができる」

「今、あなたが見ている世界は、あなた自身を表しています」



結局、幸せは自身の心の中に存在するものなのですね。


#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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