【本】 田園発 港行き自転車 上・下
5月
17日
最初にケチがついた本だったけれど・・・
図書館にリクエスト予約しても、なかなか本が入荷しなかったので、
再び他のネット書店で購入しました。
今回は、汚れもなく届きました。
「上」を読み始めて・・・あまりの都合のよさに「やっぱり買わなくてもよい本だったわ」と
感じて、ガッカリしました。
「下」に入ると、追い風に乗って、すらすらと読むことができました。
この本に出逢ってよかった!!
読後は、爽やかな気分になりました。
最近の輝さんの本は、皆が幸せに向かっていると思います。
この本は、まだその幸せの途中で終わるのですが、
これからも幸せが続く安堵感があります。
この世の中、これほど、人と人が繋がって、すんなりと事が運ぶとどれほど素晴らしいでしょうね。
内容(「BOOK」データベースより)
絵本作家として活躍する賀川真帆。
真帆の父は十五年前「出張で九州に行く」と言い置いたまま、富山で病死を遂げていた。
父はなぜ家族に内緒で、何のゆかりもないはずの富山へ向かったのか―。
長年のわだかまりを胸に、真帆は富山へ足を向ける。
東京の暮らしに疲れ、仕事を辞めて、故郷の富山に帰ってきた脇田千春。
実家でふさぎ込んでいたが、親戚の中学生・夏目佑樹と触れ合ううち、自分らしさを取り戻していく。
父のいない子として生まれた佑樹は、不思議な懐の深さを持つ青年へと成長していて―。
富山・京都・東京、三都市の家族の運命が交錯する物語。