動画編集は目的を明確にしないと習得のハードルが高い。 写真(静止画)の編集と比べると注意すべきポイントが多々有り、これらを すべて理解・習得は大変である。 今回は動画編集の目的を、社内教育用動画、商品説明用などに限定し、 いわゆる商業映画のレベルは目指さない。 時間も最大で3分、平均は1.5分程度とし、短編作品としての完成を目指す。 動画撮影機器はスマホ程度、それ以上でも手頃なカメラでの撮影を行う。 編集APPも原則FREEとし、初期投入費用を軽減する。 動画編集で最も重要な部分は、動画構造を理解することであるが、ただの 撮りっぱなしでは、この部分の理解は出来ず、結果として編集は簡易APP での域を出ず、上記の目的を達成することが出来ない。 今回はレイヤーの話から始める、レイヤーは静止画のみの話ではなく、 動画でもこの概念の習得が必須であるが、多くの方は、複数の画像を 重ねる程度の認識しかなく、誤解を恐れずに言えば理解の域には達して いない。 例えば背景画像は最下層のレイヤーであるが、これを固定概念化しては ならない。 静止画ではレイヤーの入れ替えなどは考えも及ばないが、動画では 時間軸でのレイヤーの追加・変更(入れ替え)・削除などで大きな 表現力をもたせる事が出来る。 ※説明使用するAPPはAviUtlとDavinciResolveで、以後AU/DRと略称する。