梅雨明け宣言とともに、サギソウの純白の羽が中庭に羽ばたき始めました。 この小さな純白の羽は、どこからくるのでしょうか? 以前、うたたが住んでいた世田谷区の区の花だそうです。 そして・・・戦国時代の世田谷城で、助けを求める姫君が手紙をサギに託すが、サギは途中で射落とされ、その落ちた跡にこの花が咲いたという伝説があるそうです。 <忘れ水> 野中や木陰を流れる、誰にも気づかれないような水の流れ。
夜空に銀白の滝が現れます。滝の流れは、花火のクライマックスへと流れてゆきます。 銀白の滝は、花火の終焉へと流れ着き、くるくると舞う渦巻へと変化し、闇に呑み込まれてゆきます。 最後は、観客の拍手喝采が沸き起こりました。
中庭の百日紅が曇り空の弱い光を一身に集めて咲き始めました。 細い枝が空に向かって幾本も伸びています。 満開になると、夜の闇の中でも白く光り、まるで生首のような妖しさを醸し出します。 梅雨明けしなくても、夏の花たちは「わたしの出番よ」と咲き始めています。 <木下闇〜このしたやみ> 枝を伸ばし、葉をいっぱい茂らせた大木の下は、昼間でも暗闇です。焼け付くような厳しい陽射しもここまでは届かない。ひんやりと、居心地よく包んでくれる空間です。 ただ、木下闇も、大きく生い茂る木があってこそ。その大木を私たちの手で守らなければいけないですね。 本日北部九州の梅雨明けが宣言されました。 そして、今夜は十三夜です。
花火を見ながら、全然関係のない白狐魔記を思い浮かべていました。 『白狐魔記 源平の風』斉藤洋著から始まる「白狐魔記シリーズ」の全四巻です。 内容(「BOOK」データベースより) 白駒山の仙人の弟子となり、修行ののち、人間に化けることができるようになったきつね、白狐魔丸の人間探求の物語。第一巻にあたる本書では、世にいう「源平の戦い」にまきこまれたきつねが、兄頼朝に追われ落ちゆく源義経一行に同行、武士の無情を目のあたりにする。 内容(「MARC」データベースより) 仙人について不老不死と数多の術を己のものとした仙人ギツネ・白狐魔丸。彼が日本史上の大事件や英雄たちと遭遇し、なぜ人間同士が殺し合うのかという問いの答えを探しつつ時を旅する大河ファンタジー。初回の英雄は源義経。 二巻目は、時は鎌倉時代。北条時宗が執権となり、日蓮は国を憂い、いまや、元の大軍がおしよせようとしていた。 三巻目は、時は室町時代初期。楠木正成という武将と出会う。 四巻目は、時は戦国。15代つづいた足利幕府をついに滅ぼし、天下統一に名のりをあげた、織田信長という男に出会う。 <入道雲> 今年はまだ梅雨明けしていないので、入道雲が出るまでには時間がかかりそうです。 出ないまま終わることも・・・。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 妖怪の白面金毛九尾の狐の尻尾のような花火です。 白い尻尾が夜空を翔け巡ります。
わっしょい百万夏まつりの花火大会は、浴衣・ゆかたの若い娘さんで溢れていました。 猫も杓子も・・・流行りの花柄が多かったです。 いただけない絢爛豪華なキラキラ飾り付には、目が点になりました。 葉月きものは、花火きもの。 シャリ感のある麻ちぢみにしました。 先日、半衿を付けた麻の長襦袢と合わせて・・・涼しい雰囲気です。 でも、暑かった・・・。 帯は、花火なので、半幅帯にしました。 足元は、きちんと足袋に下駄です。 でも、暑かった・・・。
本日の花火観覧席が当たったので、準備をして行ってきます。 百万まつりというのは、人口百万人のお祭りという意味なのですが、もう何年も人口は減り続けて、百万人を下回っています。 まぁ、そんなことは気にせずに・・・今夜は花火を楽しんできます。 上手く写真が撮れるといいのだけれど・・・。 着物に挑戦・・・久しぶりなので着られるのかしら?
なんて鮮やかな紫色・・・通り過ぎて後戻りました。 この美人さんは、咲いている様よりも散った姿が美しい気がします。 散ってからも人のこころを惹きつける素晴らしさ・・・そういう人になりたいですね。 名前が分かりました。 【紫紺野牡丹】 スパイダー・フラワーとも・・・しべが蜘蛛を連想させます。 <夢見昼顔〜ゆめみるひるがお>
旧暦では七月から秋なので、八月は秋真っ盛りです。 だからなのでしょうか? 樹の葉が、紅葉・黄葉しています。 近くの公園の桜の樹もよく見ると、所々黄葉していました。 「壮」には、活力に満ち溢れている、勇ましいなどの意味があります。 まだ、夏の陽射しを(暑いのは嫌と思いつつも)浴びたいです。 そして、秋の季節を迎えるのが人間の営みのような気がします。 本日も曇り空のスタート! おひさまは、顔を出しません。 あした天気になぁ〜れ♪ <壮月> ◇八月の異称たち◇ 葉落ち月 初来月(雁が初めてくる月だから)雁来月 稲葉月 秋風月 燕去月 木染月 迎寒 仲秋 草津月 八月に入ったので、写真を昼顔に変えました。
以前食用になるとご紹介した ナスタチウム(金蓮花)の写真が見つかりました。 とても鮮やかな色合いのお花です。 <綺羅〜きら> 「綺」は綾織りの絹、「羅」は薄い絹織物のことです。 「綺羅を飾る」「綺羅を磨く」といえば、美しく装うことです。 やがて、立派な人や美しい人がたくさんいる様子を表す時に使われるようになりました。 7月が終わります。 あっと言う間でした。 綴りを振り替えると・・・それでも、いろいろなことに出合っています。 こうして、日々を綴ることで、小さな生存記録になっていることが分かります。 今月もたくさんの方に「ポチッとな」していただきまして、ありがとうございました。 2385