世田谷美術館 ザ・コレクション・ヴィンタートゥール
9月
13日
長文です。
2010年9月9日世田谷美術館に行ってきた。
報道によると、スイスにあるヴィンタートゥール美術館が全面改装のため、その美術品の一部90点あまりを世田谷美術館が借り受けて展示しているとのことであった。
スイスまで出掛けることは出来ないので、絶好のチャンスとばかり出掛けてきた。
ブログの投稿を兼ねて、私の世田谷美術館参観記録である。
世田谷美術館・ザ・コレクション・ヴィンタートゥール紹介のHome Page
ヴィンタートゥールとは、スイス政府観光局のHome Pageによると、以下の文書の記載がある。
豊かな財力を誇る資産家たちがパトロンとなり、芸術の花を咲かせたスイスの文化都市ヴィンタートゥール。20世紀初頭から、とくにフランス人画家の作品を中心として、盛んに蒐集された個人コレクター所蔵の大半の作品が、ここに寄贈されている。
音声ガイドプログラム¥500円也を支払ってでじっくり4時間をかけて鑑賞してきた。
以下第一章〜第八章までの音声での作品の紹介である。
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第一章
⓵グレードハンド犬を伴うアルジェの女:ウジェー・ドラクロワ
⓶上げた船、フェヵンの干潮:クロード・モネ
⓷朝日を浴びるモレ教会:アルフレッド・シスレー
⓸浴の後:ピエール=オーギエストルノワール
第二章
⓹郵便配達人ジョゼフ・ルーラン:フィンセント・フアン・ゴッホ
⓺アルザスまたは読書する修道僧:オディロン・ルドン
⓻グスタフ・マーラー:オーギエスト・ロダン
第三章
⓼コーヒーとコニック: アルベルト・アンカー
⓽自画像:フェルディナントホードラー
⓾アネッタ:ジョブァンニ・ジャコメッティ
第四章
⓫ェヴァ・ムリエの肖像:モーリス・ドニ
⓬婦人帽子屋:ピエール・ボナール
⓭室内、夜の効果:エドゥアール・ヴュイヤール
⓮野菜農園の道:ジョヴァンニ・ジャコメッティ
⓯22:マックス・ビル
第五章
⓰5人の画家:フェリックス・ヴァロットン
⓱町役場の中、選挙:マリクス・ボルジョー
⓲オランピア礼:ルネ・ゲィクトル・オーベルジョノワ
第六章
⓳ルネサンス風の頭部:アレクセイ・フォン・ヤクレンスキー
⓴はしごの形(しみの上の):ワシリー・カンディンスキー
㉑水脈占い師のいる風景:ワシリー・カンディスキーー
㉒アヴィニョン:オスカー・ココシュカ
㉓林間地(9人の人称こよる構成):アルベルトジャコメッティ
第七章
㉔桃と梨:ジョルジュ・ブラック
㉕ニ人の人物:パブロ・ピカソ
㉖ピエロ:フアン・グリス
㉗ニ人の女と静物:フエルナン・レジェ
㉘ヴァイオリン、骨、サン=シュルビス聖堂の構成:ル・コルビュジェ
または・バロック様式の聖堂とヴァイオリンの静物:ル・コルビュジェ
第八章
㉙エシュリバッハの冬の風景:アドルフ・ディートリッヒ
㉚赤ん坊のお祝い!:アンリ・ルソー
㉛失われた世界:ルネ・マグリット
㉜静物/静物:ジョルジオ・モランディ
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私は、美術品を見るのは好きで、棟方志功の作品(複製和紙に美術印刷した作品)で、Home Pageを開設しているが、鑑賞すものは趣味ではあるが、美術品の芸術的価値観又は要素などは、全く理解出来ない音痴である。
第二章て゛掲示の ?郵便配達人ジョゼフ・ルーラン:フィンセント・フアン・ゴッホ なぞは全く価値観音痴である。
これがかの有名な「ゴッホ」の絵かと言う程度である。
しかし、鑑賞は大好きである。
前記した音声ガイドの中で、度々耳にした言葉
■アンティミスト ■ナビ派 ■表現主義 ■キュビスム
絵画価値観音痴の私には、「アンティミスト」と解説されても何のことだか全く理解出来ない。
従ってこの言葉の意味をWebで探して見た。
以下は ■アンティミスト ■ナビ派 ■表現主義 ■キュビスム の解説である。
この解説を文字で読めば何となく理解できるが、たとえば「印象派」とは、写実主義から抽象主義への変化の、初期段階と言う解説があり、・・・・
と、難解である。
この「ゴッホ」 ?郵便配達人ジョゼフ・ルーラン は、アンティミスト・ナビ派・表現主義・キュビスムだか絵画音痴の私には分からないが、絵全体を通して
ああ、これが「ゴッホ」の絵か・・・と言う感動を覚える。
解説
■アンティミスト
アンティミスト(intimiste) [フランス語]
絵画史では、広義には室内画家をさし、狭義には、その室内画に温かな親密な情感を表現する画家たち、典型的にはボナール、ビュイヤールたちをさしている。室内画の系譜は、中世末、宗教画がしばしば市民の室内空間に設定された時代にまでさかのぼりうるが、17世紀オランダのフェルメールやピエテル・デ・ホーホたちによって確立され、19世紀フランス印象派以降、もっとも主要な画題の一つになる。しかし、ボナール、ビュイヤールは、親しい家族や友人、ごく日常的な食卓や会話や仕事の情景、そしてそれらを包む室内の夜昼の光線を描き、アンティミテ(親密感)を現したため、しばしば彼らをこの名称でよぶ。
[ 執筆者:中山公男 ]
■ナビ派
ナビ派(なびは) [ 日本大百科全書(小学館) ] les Nabis
19世紀末、ゴーギャンの美学に共鳴してパリで結成された、反自然主義の画家グループ。1888年の秋、ポール・セリュジエはブルターニュ地方のポンタバンで、ゴーギャンの革新的な教えに従って、大胆な色彩と平面的な描法による一枚の風景画を制作。その体験をパリに戻ってアカデミー・ジュリアンの若い画家たちに伝えたことに端を発して、新しいグループが形成された。セリュジエのほか、ドニ、ポール・ランソン、アンリ・イベルス、ボナール、ケル・グザビエ・ルーセル、ビュイヤールらがそのメンバーとなり、その後さらに、ヤン・フェルカーデ、彫刻家のジョルジュ・ラコンブ、リップル・ロナイ、当時画家であったマイヨール、バロットンらがそれに加わった。「ナビ」とはヘブライ語で「預言者」を意味するが、こうした一般には理解しがたいことばを名称とすることに、このグループの神秘主義的傾向をうかがうことができよう。事実、熱烈なカトリック信者であり、神智(しんち)学や神秘哲学に通じていたドニ、セリュジエ、ランソンらは、ナビ派の運動にとりわけ神秘的・宗教的趣(おもむき)を与えた。しかし、ボナール、ルーセル、ビュイヤールらはそうした傾向からやや距離を置いていた。ナビ派は1891年から99年にかけてル・バルク・ド・ブットビル画廊などでグループ展を開催。その美学は、ゴーギャンをはじめ、ルドンやピュビス・ド・シャバンヌ、さらには浮世絵版画などの影響を受け、反自然主義的・装飾的・象徴主義的なものであり、造形要素の自律性を強調した平面的で大胆な画面構成によって、近代絵画の基本的方向を示した。また彼らは雑誌『ルビュ・ブランシュ』とも関係をもち、絵画のみならず、ポスター、挿絵、舞台装置や衣装のデザインにも手を染めた。ナビ派の運動は世紀末の10年余り続き、その後、各作家はそれぞれ独自の道を歩んで、運動は自然解消した。
[ 執筆者:大森達次 ]
■表現主義
表現主義(ひょうげんしゅぎ)または表現派(ひょうげんは)とは、様々な芸術分野(絵画、文学、映像、建築など)において、一般に、感情を作品中に反映させて表現する傾向のことを指す。狭い意味の表現主義は、20世紀初頭にドイツにおいて生まれた芸術運動であるドイツ表現主義(またはドイツ表現派)および、その影響を受けて様々に発展した20世紀以降の芸術家やその作品について使われる。これには、抽象表現主義などが含まれる。
■キュビスム
キュビスム(仏: Cubisme; 英: Cubism「キュビズム、キュービズム」)は、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始され、多くの追随者を生んだ現代美術の大きな動向である。それまでの具象絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収め、ルネサンス以来の一点透視図法を否定した。
投稿日 2010-09-13 20:02
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投稿日 2010-09-14 09:15
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投稿日 2010-09-13 20:08
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投稿日 2010-09-14 09:21
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投稿日 2010-09-13 21:54
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投稿日 2010-09-16 02:45
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