イエス様の降誕を初めに祝った人たち②
12月
24日
マリア、ヨセフは妊娠の知らせで、ゼカリヤと妻エリザベツとお腹の子バプテスマのヨハネ、羊飼いたち、東方の博士たち、シメオンとアンナ。
今日は、ネイティビィティセットに欠かせない、博士たち、そして、イエス様誕生の一か月後に、救い主と一目で確信するシメオンとアンナのお話です。
★東方の博士たち
マタイMatthew2:1-2
1 イエスが、ヘロデ王の時代に、ユダヤのベツレヘムでお生まれになったとき、見よ、東方の博士たちがエルサレムにやって来て、こう言った。
2 「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおいでになりますか。私たちは、東のほうでその方の星を見たので、拝みにまいりました。」
マタイMatthew2:12
12 それから、夢でヘロデのところへ戻るなという戒めを受けたので、別の道から自分の国へ帰って行った。And having been warned in a dream not to go back to Herod, they returned to their country by another route.
どんな人たちだったのか
①異国、異教の地にいた人たち
先週エリックが話したとおりに、彼らは、昔、ユダヤ人たちがバビロンに連れていかれたときの末柄ではないかと言われています。
不思議ですね。まさか、ユダ人たちは、異教の地から出てきた人が、非常に数少ない、キリストの誕生を初めに祝った人たちだとは思わないのです。
ここで、励まされるのは、あなたがどんな状況、どんなに神様から離れているような国、また文化、また人生の困難のなかにいたとしても、イエス様に出会うことは不可能ではないのです!
②神の預言、言葉について研究し求道していた人たち
彼らは、バビロン捕囚の末柄だということですから、当時の預言者イザヤや他の預言者たちがしきりに救い主の到来の預言をしていた、その預言を直接聞いた人たちの末柄です。希望の無い、異教の地で、預言を通してかすかな希望を心に持ってた、その子孫です。博士たちは、その預言を心に留めながら、あらゆることの研究をしていた人たちのようです。
彼らは、星についての研究、医学、また哲学について研究している人たちでした。
本当に学問にいそしむ人というのは、神の前にとても謙遜になると私は見ています。私の始めの開拓伝道の地で救われた科学者も、学べば学ぶほど神に行き着くと言っていました。
彼等も学べば学ぶほど、探求したものごと、日々見つける研究結果が神のみ言葉に近づいていったのです。真理の前に、ひざをかがめる用意のある人は、このように研究をも極めることができのです。そして、このような人たちは、マタイ2:12 霊的な洞察力もあるのです。そして、心理に対してはとても従順に従える人たちなのです。
③真理を知る、わざわざ長い旅をした。
ベツレヘムとバビロンは、直線で、900Km 離れていた。当時は、一か月以上かかる旅でした。彼らは、一か月以上も前から旅の準備をし、そして、旅に出たのです。旅にでるには、信仰が無ければできるものではありません。彼らは、相当な高価な贈り物を携えています。道には、強盗もいるでしょうし、危ない峠もあったでしょう。危険を省みず、彼らは旅にでるのでした。ただ、この預言の成就、神の約束の実現をみるために、長い長い旅にでるのです。
私たちも、神に従う時に、時々、肉体的な事、金銭的なことがチャレンジになると思います。今日は、寝坊したい。今日は、ネットフリックスを見たい。などと、思うこともあるでしょう。そして、私たちはいつも知っているのです。迷った時こそ、神様の方を選んでみたら、必ず恵まれることを。
心を定めなければ、神のタイミングに出会えない、神の特別な恵みに出会えないのです。この東方の博士たちは、900Km 離れたところから、長年、心に定めたことを実行したのです。
★ シメオンとアンナ
〇シメオンSimeon
Luke 2:25-28
そのとき、エルサレムにシメオンという人がいた。この人は正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上にとどまっておられた。
26 また、主のキリストを見るまでは、決して死なないと、聖霊のお告げを受けていた。
27 彼が御霊に感じて宮に入ると、幼子イエスを連れた両親が、その子のために律法の慣習を守るために、入って来た。28 すると、シメオンは幼子を腕に抱き、神をほめたたえて言った。29 「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。
〇アンナAnna
Luke 2:36-38
また、アセル族のパヌエルの娘で女預言者のアンナという人がいた。この人は非常に年をとっていた。処女の時代のあと七年間、夫とともに住み、37 その後やもめになり、八十四歳になっていた。そして宮を離れず、夜も昼も、断食と祈りをもって神に仕えていた。
38 ちょうどこのとき、彼女もそこにいて、神に感謝をささげ、そして、エルサレムの贖いを待ち望んでいるすべての人々に、この幼子のことを語った。
①忠実
②待ち望む人
③聖霊に満たされていた
この二人は、両方とも年を取ってしました。二人に共通しているのは、ひたすら神の約束の成就を待ち望んでいたということです。
私たちは、待つのが難しいということをよく話します。待つことが一番の試練かも知れません。何か、祈りの答えが与えられた人の方が優れていて、待っている人が劣っているかのように感じることも、待っている時にはあるのではないでしょうか。だから、余計に待てない。。。というようなこともあります。
しかし、「この人は正しい、敬虔な人で、イスラエルの慰められることを待ち望んでいた。聖霊が彼の上にとどまっておられた。」who was righteous and devout. He was waiting for the consolation of Israel, and the Holy Spirit was on him.
しかし、逆に聖霊が望まれていた、と書かれています。アンナについても同じです。信仰は、望んでいる事柄を保証し、まだ見てないことを確信させるものです。また信仰が無ければ神によろこばれません。とあります。信じて、待ち望んでいる人たちの上には、実は聖霊様が豊かに望んでいるのです。
私たちも、いったいいつ、これは聞かれるのだろうと、ゴールの無い、時間の制限のない祈りの課題があるかも知れません。シメオンやアンナも八十代、人生のほとんどを待つことに費やしていたのです。そして、彼らは、すぐに、待ち望んでいたから、待っていたお方を見分けることができました。
私のお友達、ずっと独身で祈っていた。。。。何があっても、惑わされずに。。。愚かに見えても、耐えた。そして、去年、知り合って三カ月で結婚しましたが、すぐに神様の導きだと分かったと言っていました。
これは、なかなか、神を信じ、神に信頼を置いて待っていた人でないとなかなか分からいものです。自分のタイミングで、自分の希望で待っている人は、よく迷うものです。
★おさらい
クリスマスを真っ先にお祝いした人たちというのは、どんな人たちでしょうか。まだ、博士たちとシメオンたちがいますが。。。
①み言葉を信じ、従う人
②忠実に主に仕えていた人
③悩みのある人
④貧しい人、謙遜な人
➄求道する人
⑥犠牲を払って神に出会おうとする人
⑦待ち望む人
⑧聖霊に満たされていた人
このような人たちが全世界の良い知らせ、世界の救い主に真っ先にであったのです。このクリマスマス、年末年始の時期、神のみ言葉を信じ、身を低くし、忠実に生きることについて考えながら生きて行きたいと思います。
投稿日 2020-01-02 08:47
ワオ!と言っているユーザー