真ん中にポツンと見える島のようなものは「古墳」です。その周りをずらりと囲んでいるものが太陽光パネルです。
こうした古墳を取り囲むような太陽光パネルは各地にあり、景観などについて物議を醸しています。
なぜこうなったのか現場を取材したところ、意外な事実が浮かび上がってきました。
■メガソーラー構想などの土地計画を巡り紛糾 五條市の地元住民 「急に説明もなく計画変更なんて、五條市民を馬鹿にしておる、何がメガソーラーだ。そんな勝手な話ありますか?私は納得できない」
奈良県五條市では、メガソーラー構想などの土地計画を巡って紛糾していました。
県は当初、滑走路もある防災拠点を整備する計画を立てていましたが白紙に…。ヘリポートや備蓄倉庫とともに、およそ25ヘクタールのメガソーラーを設置する案を発表しました。
これに対し、予定地を県に売却した地元自治会などが強く反発しています。
■古墳を取り囲む太陽光パネル SNSでは批判の声 今、全国でソーラーパネル設置に関するトラブルが頻発しています。
熊本県の阿蘇では、山の斜面がソーラーパネル一色になり、景観を壊していると話題になっています。
そして、奈良市内でも…。何かを囲むような形で設置されたソーラーパネル。ちょうど真ん中辺り、ぽっかり空いている所にあるのは古墳です。
数年前から、ソーラーパネルが設置されていましたが、SNS上では「メガソーラーが古墳を侵略している…」「お墓の周りにソーラーパネルはないわ」などの声が上がっています。