ボンビーでもしあわせのカタチはあります

シトロエン2CVは、その独特な造形とフランス的な美意識で、今なお世界中の愛好家に愛され続けています

6月

24日

私が中学生のとき、「おばあさん先生」が乗っていました。

巻き上げのトップが特徴。空冷エンジンの響きが記憶に。

都市の石畳にも、自然の中にも似合う2CV。その佇まいは“走るアートピース”。レトロとモダンが共存し、写真を撮ればどの角度も絵になります。

シンプルなボーダーTシャツとデニム。パリのカフェに似合う雰囲気で、赤いスカーフやヴィンテージカメラを首から下げればアクセントに。レザーメッセンジャーバッグも好相性。

緩やかに高まりを感じさせ、最後は静かに終息。涙の余韻を空間に残します。

6月

24日

朗読詩：マリアはなぜ泣いているのか
ひとしずく……
朝露のように
白いヴェールを　静かに濡らす

それは──
遠い　誰かの
かすかな祈りの　名残かもしれない

あるいは──
砕けた愛の
名もなき叫びかもしれない

抱きしめた　御子の記憶と
幾千の“わたし”を　重ねながら
マリアは　今日も　黙って立つ

裁かず
問わず
ただ　見つめる

そして──
こうささやく

「あなたの痛みを
　わたしは　知っています」

その声に　空はほどけ
風はやわらかく　頬をなでる

ひとしずくの涙のなかに
希望が　灯っている

あなたのために
世界のために──
今日もまた　マリアは　静かに泣いている

時代を超えて、人生のパートナーに

6月

24日

2CVは40年以上生産され続け、

何世代にもわたって愛されてきました。

修理しながら長く付き合う文化が、この車には生きています。

「乗るほどに味が出る」そんな相棒のような存在。

やや、復活したのかな？？！！

「マリア様はなぜ泣いているの？」■その涙は、あなたをひとりにしないための涙。

6月

24日

She is crying for us. For our pain, our forgetting, our silence. But in her tears, there is still hope.
（彼女は私たちのために泣いています。私たちの痛み、忘却、沈黙のために。しかしその涙の中には、まだ希望があるのです。）

ひとしずく
朝露のように
白いヴェールを濡らす涙

それは
遠い誰かの
小さな祈りのかけらかもしれない

それは
砕けた愛の
名もなき叫びかもしれない

子を抱いたその腕に
重ねられた
無数の「わたし」が
いまも眠っている

マリアは
裁かない
問わない
ただ、静かに見つめる

「あなたの痛みを
　わたしは知っている」

その瞳が語るとき
空はやわらかく
風はやさしく
ひとつの希望が生まれる