■弓道を極めようとする人が美しいわけが分かった!! この道に歩む者は、常に「未完成の自己」を自覚しつつ、なおも一本の矢に真を託します。そこには終わりなき修行の道があり、その姿は、存在の根源に近づこうとする人間の永遠の営みを象徴しています。 ゆえに、弓道を極めようとする人の立ち姿は美しいのです。それは肉体の端正さを超えて、「有限の自己が無限の真理を希求する姿」という、人間の最も普遍的で崇高な美を示しているからです。