「中尊寺」日帰り旅情編・・・(23)
7月
2日
堂は建立当初は屋外に建っていたが、
建立の数十年後には建物を風雨から守るための「霧よけ」のような施設が造られ、
やがて正応元年(1288年)鎌倉将軍惟康親王の命令で、
金色堂を外側からすっぽり包む形で覆堂(さやどう)が建設された。
現在の金色堂覆堂は1965年に建設された鉄筋コンクリート造のもので、
金色堂はこの覆堂内のガラスケースに収められ、温度・湿度が調整されている。
様式的に室町時代の建築と考えられている木造の旧覆堂(重要文化財)は、
金色堂の北西に移築されている。
実は芭蕉が見た金色堂はこの覆堂に入っているものだったんですね。
なかなかこれほどの古い建造物を見ることというのはないと思います。
600年以上、金色堂を守ってきたこの旧覆堂は、
なんとも渋く風合いのあるものです。
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