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"#詩"の検索結果
  • ある芸術家へ疑問を持つ

    アメリカでは賞賛を浴びたが 日本へ帰国すると作品は相手にされない そのことで悩み自殺未遂を繰り返したという 認められない苦しさと闘ったのだろう でも如何してそうなるのだろうと 芸術は奉仕 見返りを待つことに疑問が生じる 表現することへの 純粋が欠けているように思えるが 偏っているのは私だろうか……...
  • 『わが永遠の魂 草間彌生』 展へ

    僕はエネルギーをもらいに行く それも上質のものである 自然よりもっと感情にググッと 入って来るのだから楽しみだ 個人的な意見なんだけれどね 芸術ってのはググッと来て スコーンと打たせてもらうんだ 長嶋茂雄みたいなこと 言ってみたいだけどそんな感じ あの色を観に行くんだよ あのカタチを観に行くんだよ ...
  • Perfect place

    求めてゆく 進むべき簡単な此処から 仕懸る時 複雑な心情では進まない 解りやすい言葉をひとつ決める 人生の題目を 溢れ出る発想をその言葉にのせ 限りある時間を表現し費やしてゆく 決めてしまえば良い 理想の言葉を想像した時 何の違和感も生じないのだから 心情にシックリと合致する 簡単な言葉の先に進むべ...
  • 電柱を抱きしめ

    ベランダの手すりの上 飼い猫が外を眺めている 何を見ているのかわからぬ瞳 少年が考え事をしているように 時間さえ止めてしまう魔法 忘れていた冒険という言葉を秘めて あんたは変わった子だね よく近所のおばちゃんにいわれた 少年時代はとても自由だった 電柱を抱きしめると落ち着いた 近所の電柱に耳をあて ...
  • 雨が降れば

    次は上山田、上山田 本日、雨のため傘のお忘れ物がたいへん多くなっております お降りの際は手元の傘をお忘れないよう願い致します 次は上山田、上山田 改札を出る 此処へ来る日は必ず雨が降っている それは雨の日にわざわざ此処へ来るからだ 恋人に会うためである ただ彼女はもうこの世のひとではない この場所と...
  • 母のいない実家

    誰も居ない実家の玄関を開ける こもった空気 引っ越してきた当初の材木の匂いがして 四十年前がすぐそこにある不思議 母は故郷の山形に帰郷 私は頼まれた部屋の換気と庭に水を撒く すでに庭には水が撒かれているようだ 近所の親切で潤っている花や木 有り難い思いに感謝して 横になると心地よい風が抜けて 近づい...
  • ハレルヤ

    僕らは流した血の果て 戦争を忘れる訳ではない あなたの微笑みが愛おしくて 戦争を遠ざけることが出来る ハレルヤ 誰もが救世主となって 世界に平和の鐘が響いている 僕らは自分が大事であっても ひとりだけの平和を祈りはしない 愛するひとへの慈しみがあって 祈っているのだから ハレルヤ 誰もが救世主となっ...
  • 献血

    それはとても わかりやすい奉仕 すこしのチクッを望めば 人のために役立つ 今日は400ml 15分ほどですかね と、看護師さん シートの前にあるテレビをつける 怪しい雲行きのニュースに 終わるなよ日本と呟く 画面の右上には15:23の表示 15:40には採血も終了するだろう はい、終了いたしました ...
  • Signal

    天井は赤色、壁は黄色、床は青色の箱に中に立っている。その箱は一辺が五メートル程の立方体で造られていた。僕がなぜこんな所に閉じ込められているのかは分からない。これが現実なのか、夢なのかも全く見当が付かない。いったい、何がどうしたと言うのだ。そして、僕は誰なんだろう。家族はいるのだろうか。帰る家はあるの...
  • 全集を綴る

    過去の感情を忘れられず 辛い後ろ側で如何にか楽しもうと 心に図太さが育った スマートな大人にはなれない 詩人がいる訳で 欠けていた慰めを求め 旅するみたいに詩を綴ったりする 過去の心情を探る 未来へ進むことに繋がり重ね合い 分厚くなる詩人の全集であり 改訂される人生は過去と未来の協奏曲 懐かしき匂い...
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