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投稿日 2017-05-04 16:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
誰も居ない実家の玄関を開ける こもった空気 引っ越してきた当初の材木の匂いがして 四十年前がすぐそこにある不思議 母は故郷の山形に帰郷 私は頼まれた部屋の換気と庭に水を撒く すでに庭には水が撒かれているようだ 近所の親切で潤っている花や木 有り難い思いに感謝して 横になると心地よい風が抜けて 近づい...
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投稿日 2017-05-04 02:19
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕らは流した血の果て 戦争を忘れる訳ではない あなたの微笑みが愛おしくて 戦争を遠ざけることが出来る ハレルヤ 誰もが救世主となって 世界に平和の鐘が響いている 僕らは自分が大事であっても ひとりだけの平和を祈りはしない 愛するひとへの慈しみがあって 祈っているのだから ハレルヤ 誰もが救世主となっ...
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投稿日 2017-05-03 16:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
それはとても わかりやすい奉仕 すこしのチクッを望めば 人のために役立つ 今日は400ml 15分ほどですかね と、看護師さん シートの前にあるテレビをつける 怪しい雲行きのニュースに 終わるなよ日本と呟く 画面の右上には15:23の表示 15:40には採血も終了するだろう はい、終了いたしました ...
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投稿日 2017-05-03 09:03
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
天井は赤色、壁は黄色、床は青色の箱に中に立っている。その箱は一辺が五メートル程の立方体で造られていた。僕がなぜこんな所に閉じ込められているのかは分からない。これが現実なのか、夢なのかも全く見当が付かない。いったい、何がどうしたと言うのだ。そして、僕は誰なんだろう。家族はいるのだろうか。帰る家はあるの...
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投稿日 2017-05-02 09:15
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
過去の感情を忘れられず 辛い後ろ側で如何にか楽しもうと 心に図太さが育った スマートな大人にはなれない 詩人がいる訳で 欠けていた慰めを求め 旅するみたいに詩を綴ったりする 過去の心情を探る 未来へ進むことに繋がり重ね合い 分厚くなる詩人の全集であり 改訂される人生は過去と未来の協奏曲 懐かしき匂い...
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投稿日 2017-05-01 15:08
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
わざわざ不安になれとは言わないが アニメーションみたいに ボタンが花となったりはしない 平和を考えるために 戦争を考えなくてはならない 殺し合うために生まれたのか 戦争を望む者は 自分や愛する者が 殺される想像をしただろうか 自分達の平和のため 戦争は必要なのだと言うのか インターネットにより 世界...
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投稿日 2017-05-01 11:10
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
軋む身体は痛みと痺れ 日々に学ぶ有限の命 だからこそ 時をグッと引き寄せ 今は生きていたい 焦りに煽られ 疲弊してしまう心身 覚悟はできているつもりが 気を抜くと襲いかかる 価値のない自分を許せなくて どうして、の 未熟は止まらない この世界で何を 成功させたいと思っているのか 証を高台に置こうと、...
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投稿日 2017-04-29 22:46
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
光に向かう力 伸びる力 にょき にょ き...
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投稿日 2017-04-29 18:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
さてさて、なんでもないだろう一日が始まった。よっしゃ行くぞ、図書館に。そんなに気合を入れなくても良いのだが、気合いを抜くと半日はすぐに過ぎてしまう。先週はダラダラしてしまって、後で自分の溜息に気分が悪くなってしまったから。 昼過ぎ、今日の図書館は閑散気味だ。春の太陽が燦々、世間は観光にでも行っている...
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投稿日 2017-04-29 14:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
そんな褒め言葉がある時代 やはり個性的な表現に 人々は魅了されるのだろう そこから力をもらったりする 人と比較して 世間と比較する それは社会でのお話し でも 自分のヤバい可能性を信じる それが大切なのかもしれない ところで 何が大切なのか 君はそう問いかけてくるかもしれない それは意外と簡単なこと...