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投稿日 2017-04-29 18:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
さてさて、なんでもないだろう一日が始まった。よっしゃ行くぞ、図書館に。そんなに気合を入れなくても良いのだが、気合いを抜くと半日はすぐに過ぎてしまう。先週はダラダラしてしまって、後で自分の溜息に気分が悪くなってしまったから。昼過ぎ、今日の図書館は閑散気味だ。春の太陽が燦々、世間は観光にでも行っているのだろうか。私は視界の五割が空という開放感のある自由席に座る。ああ、なんとラッキーなんだ。私にとってはポイントの高い幸せだ。そして、いつものことだが直ぐに本は読まない。まず、詩をひとつ書く。が、今日は思考を変えて詩の題材をタブレットで検索する。「詩集 人気」でクイック。売れている詩集のランキングが掲載...
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投稿日 2017-04-29 14:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
そんな褒め言葉がある時代やはり個性的な表現に人々は魅了されるのだろうそこから力をもらったりする人と比較して世間と比較するそれは社会でのお話しでも自分のヤバい可能性を信じるそれが大切なのかもしれないところで何が大切なのか君はそう問いかけてくるかもしれないそれは意外と簡単なことだったりするナチュラルさ深...
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投稿日 2017-04-29 02:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
夜に咲く花は俯きながら眠ってしまった咲く意味を考え過ぎては疲れたのだろう夜に咲く花は眼を閉じず眠ってしまった話し掛けても言葉なき物語の中で孤独を見つめ夜に咲く花は心を置いて眠ってしまった固まったカラダ其処にいるようで何処にもいない...
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投稿日 2017-04-28 19:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
言葉なく仏の空誠の露は零れる夢何処へ行くの我が調知らずも善かれと率爾其れでも野の上明媚、明媚、明媚
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投稿日 2017-04-28 13:23
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
抜け出しだ暗闇からどこまでも広がる青を知ったたくさんの手が方々に出て風を抱きしめているつもりが風に吹かれていたことも知ったそれ程までに僕は小さかった悲しみのお別れも知りました手元の生きる瑞々しさを吸いとられ枯れて僕のもとから落ちそれは頬をすべる涙のようにどうしようもなく切なくてだけど僕は生きて行く自...
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投稿日 2017-04-27 08:58
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
賑やかだった教室にも柔らかに落ちゆく陽が射しひとり僕は窓の外を眺めているいつもの校庭若葉も紅く染められ春だというのに暮れてゆく音楽が聴こえてくる不思議に僕は此処にいることに溶けてお疲れ様でした運動部の声が家路へ誘うカバンを背負い教室を出て階段を降りる足音は冷たく静かに癒してくれる校門には君がいて胸の...
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投稿日 2017-04-26 08:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩を書く時私の感情は方位磁針となりひとつの昂りを指す喜びの赴くまま揺れ怒りの赴くまま尖り悲しみの赴くまま凹み不安の赴くまま撫で不思議の赴くまま旅し勇気の赴くまま堅くあるがまま感情を紙面に泳がせ方位磁針の先に自由を獲得する感情の物語を表現する喜びを知ってしまったらもう書かずにはいられないその発する言葉...
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投稿日 2017-04-26 04:21
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
束の間の安堵今日、戦争が始まってしまうそう感じていたから電車の中では危機感のない顔が並びどうして周りの人がそんなに落ち着いていられるのか不思議だったそんな自分も仕事へ向かっているのだから大丈夫だ、戦争なんて起こらない心のどこかで精神のバランスをとって小さい頃に戦争の話を身内から聞いたりテレビなどで悲...
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投稿日 2017-04-25 09:27
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
いいよ君のその言葉はラヴではない僕に対する優しさだった何度も抱いてしまいたいそう思っていたけど水を被ったように冷めてゆく君の優しさは鋭い棘僕のエゴは鋭い棘重なり合ったのなら傷だらけになるのだろう一瞬で理解したふたり僕でなくてよい君君でなくてよい僕でもそんなに単純ではない傷だらけになりたい僕と君そして...
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投稿日 2017-04-25 08:42
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
とりあえず布団には入っていた右足の靴下を履いたまま少し横になっているつもりが夕飯を食べてすぐに寝ていたようだすこし早い目覚めに日々のするべき行程をいくつか飛ばすとりあえず歯を磨き顔を洗うもう片方の靴下を探しながら大事なことをひとつ思い出し慌てるごはんの炊飯タイマーをしていないそんなわけで早炊休日にチ...