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投稿日 2017-03-22 07:30
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
隙間は上手に使うと 物事がハマったりするが 春の早朝で風なんか吹いたら 攻め込まれて身体を冷やす 着こなしているつもりが 襟元、裾から グイグイと入ってくる冷たさ 思わず肩に力が入り 厳しさなんてものがしみてくる 高台のホームで電車を待つには ちょっと時間がある また風が攻めてくるから コンクリート...
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投稿日 2017-03-21 07:05
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
あっ、雨が降って来た 子どものようにわくわく バスの窓から外を眺める 曝されているすべてのモノが濡れてゆく ひとも道も車も自動販売機も そこにとっても平等を感じてしまう そんな僕は バスの中で雨模様を眺めている まさに特別待遇だ ああ、このまま知らない街へ そう願いながら 近づいているものを遠ざけな...
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投稿日 2017-03-21 06:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
「十分ほど遅れています」 とのアナウンスで一斉に動き出すひとびと 電車の乗り換え 隣を走る違う線のホームに急ぐ 十分が待てない朝 なんてセコセコした時間の費やし方だ しかし、今日も花粉が飛んでいる 「シュッワッチ、シュッワッチ」と ウルトラマンが車内に数名いる 私も休日から気持ちは変身し切れていない...
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投稿日 2017-03-20 00:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
感情は言葉となって踊りだし 賑やかに上昇すると いくつかの雲になります その雲の名前は連 いくつかの連が 空を流れて行きます 太陽はタイトルになり 地上から眺めると 詩が仕上がっています みんなの詩が暮れる頃には 月のあとがきが現れ 一冊の詩集になります 夜の風が吹き始め 湿った匂いがすると 詩集の...
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投稿日 2017-03-19 17:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
なぜだろう 夜のひとりぼっち さっきまでの賑やかな時間は 紺青の空へ昇り雲にでもなったのかい 光と影の影 嫌いじゃないけど 僕が膨らませた声がたくさん 聴こえて来る寂しさがクルクル回って どっちも僕 すぐ変わるんだよ 光の時間は影の時間を消して 影の時間は光の時間を消しながら進む 光と影の光 嫌いじ...
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投稿日 2017-03-19 11:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕は「君の頭の中は幸せだね」とか、 「君の頭の中は平和だね」なんて言われます これは褒め言葉なのでしょうか それとももっと物事をしっかり見なさい と、いうことなのでしょうか もしかしたら僕のことを羨ましいなんて 思っているのでしょうか なっ、わけないないですね どうでも良いんです なんと言われても良...
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投稿日 2017-03-18 15:40
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ぼくが河原で石を投げるのは みんながやっていたから その場の空気に 合わせている訳じゃないんだよ わかるかい ぼくは投げる石自身の運命に とても拘るんだよ 四角なのか 三角なのか 丸なの イビツなのか キレイなのか 軽いのか 重たいのか それともぼくと同じなのか 投げてみた感覚でしか その出会いの相...
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投稿日 2017-03-18 09:12
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
捻りもない言葉…… 春の風 ぼくのカラダは 吹かれ舞って どうしよもないを越えた ふあっとした気分さ ああ、見えているよ 仲のよい猫ちゃんたち 初々しいカップルが 手を繋いでいるよ そんなに勢いよく 子どもはだれを見て走って ニコニコしているのだろう 友だちだろうか お母さんか お父さんか 兄弟だろ...
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投稿日 2017-03-17 09:46
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
右から左に流れれば 右から左に歌うひと 左から右へと歌うひと あるいは上から下へと歌うひと もしかしたら下から上へと歌うひともいるかもしれない そこが詩の面白いところだ わけわからなくなってしまうと表現が自由になる その感覚を大事にすると心にいい感じで隙間ができ そよ風が抜けたりするのだからやめられ...
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投稿日 2017-03-16 23:38
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
久しぶりに勢いのある詩が書けた。自分でもこれは一体なんていう詩なんだ、と思ってしまうくらいに意外性に驚く。読者は笑うか沈黙するかだろう。しかし、この表現しきれた感じをどう伝えたらいいのだろう。自己満足をすでに越えていて、超えているって感覚だ。自分の知らない自分に出会う時、詩を書くために呼吸をしている...