English日本語

ハッシュタグ検索

"#詩"の検索結果
  • 雨を鑑賞中

    あっ、雨が降って来た 子どものようにわくわく バスの窓から外を眺める 曝されているすべてのモノが濡れてゆく ひとも道も車も自動販売機も そこにとっても平等を感じてしまう そんな僕は バスの中で雨模様を眺めている まさに特別待遇だ ああ、このまま知らない街へ そう願いながら 近づいているものを遠ざけな...
  • ズルズル出勤

    「十分ほど遅れています」 とのアナウンスで一斉に動き出すひとびと 電車の乗り換え 隣を走る違う線のホームに急ぐ 十分が待てない朝 なんてセコセコした時間の費やし方だ しかし、今日も花粉が飛んでいる 「シュッワッチ、シュッワッチ」と ウルトラマンが車内に数名いる 私も休日から気持ちは変身し切れていない...
  • 僕らの詩球

    感情は言葉となって踊りだし 賑やかに上昇すると いくつかの雲になります その雲の名前は連 いくつかの連が 空を流れて行きます 太陽はタイトルになり 地上から眺めると 詩が仕上がっています みんなの詩が暮れる頃には 月のあとがきが現れ 一冊の詩集になります 夜の風が吹き始め 湿った匂いがすると 詩集の...
  • 光/影/光/影

    なぜだろう 夜のひとりぼっち さっきまでの賑やかな時間は 紺青の空へ昇り雲にでもなったのかい 光と影の影 嫌いじゃないけど 僕が膨らませた声がたくさん 聴こえて来る寂しさがクルクル回って どっちも僕 すぐ変わるんだよ 光の時間は影の時間を消して 影の時間は光の時間を消しながら進む 光と影の光 嫌いじ...
  • 僕の頭の中では。。。

    僕は「君の頭の中は幸せだね」とか、 「君の頭の中は平和だね」なんて言われます これは褒め言葉なのでしょうか それとももっと物事をしっかり見なさい と、いうことなのでしょうか もしかしたら僕のことを羨ましいなんて 思っているのでしょうか なっ、わけないないですね どうでも良いんです なんと言われても良...
  • ぼくと君の石

    ぼくが河原で石を投げるのは みんながやっていたから その場の空気に 合わせている訳じゃないんだよ わかるかい ぼくは投げる石自身の運命に とても拘るんだよ 四角なのか 三角なのか 丸なの イビツなのか キレイなのか 軽いのか 重たいのか それともぼくと同じなのか 投げてみた感覚でしか その出会いの相...
  • のって

    捻りもない言葉…… 春の風 ぼくのカラダは 吹かれ舞って どうしよもないを越えた ふあっとした気分さ ああ、見えているよ 仲のよい猫ちゃんたち 初々しいカップルが 手を繋いでいるよ そんなに勢いよく 子どもはだれを見て走って ニコニコしているのだろう 友だちだろうか お母さんか お父さんか 兄弟だろ...
  • ポエムタイム/ああ、仕事五分前だ。。。

    右から左に流れれば 右から左に歌うひと 左から右へと歌うひと あるいは上から下へと歌うひと もしかしたら下から上へと歌うひともいるかもしれない そこが詩の面白いところだ わけわからなくなってしまうと表現が自由になる その感覚を大事にすると心にいい感じで隙間ができ そよ風が抜けたりするのだからやめられ...
  • 一個という新天地

    久しぶりに勢いのある詩が書けた。自分でもこれは一体なんていう詩なんだ、と思ってしまうくらいに意外性に驚く。読者は笑うか沈黙するかだろう。しかし、この表現しきれた感じをどう伝えたらいいのだろう。自己満足をすでに越えていて、超えているって感覚だ。自分の知らない自分に出会う時、詩を書くために呼吸をしている...
  • 平に反射する喜び

    蔑む内に安心を得る 儚くも拙く冷たい青の心情に あなたは近づいて微笑み パンを半分にしてさし出す 貧しさから飛び立つ心 存在の価値と喜び 温かな時間は輝きを放つ 初めて知る奉仕の心 もし僕のポケットに 数枚のコインがあるのなら 僕以外の存在への喜びを想像しよう その喜びがなにより 生きているってこと...
  1. 101
  2. 102
  3. 103
  4. 104
  5. 105
  6. 106
  7. 107
  8. 108
  9. 109
  10. 110

ページ 106/317