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投稿日 2018-04-02 20:36
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どっこいしょほんだなからほんがぬけないうんとこしょどっこいしょみなさんちからをかしてじいさんはなをさかすばあいじゃないよちからをかしてねずみさんりょうりはあとでぐりぐらねちからをかしてうんとこしょどっこいしょうんとこしょどっこいしょおおきなほんがぬけました...
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投稿日 2018-04-01 12:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
切り裂いた痛たむ身体で心地よい風に疑い進む不安な足どり剥がれない衣軋み丸まり固まる心義理の山は高くなるばかり世間は大きく己は小さく課せられ遂げた桜吹雪の有終降るために昇れと囁く...
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投稿日 2018-03-30 20:02
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
壊れた腕時計をポケットに入れ頬のアザが歪んだ微笑みの意味は居場所の見つからないあきらめ初めて知った生きている意味の曖昧インチキ夜空の向こう側を見つめようとしてそれでも空き缶の転がる夜の街でやっと出会った同じ匂いの君交わす言葉は傷口の痛みを分け合う恋にはほど遠いふたりが愛に触れる日は明けてしまう複雑に...
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投稿日 2018-03-30 10:32
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
運動公園の片隅でベニヤ板を曲げるようにひびが入らぬ程度の痛みを味わうストレッチ競技場の中では高校生が美しい筋肉を輝かせて走っている瞬発力と持続力ないものねだりを横目にコルセットをきつく締め付け靴紐をやっとの思いで強く結び直し外周を走ってみた足、腰、頸、腕は大丈夫だ頭が痛いのと息がとてつもなく苦しい呼...
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投稿日 2018-03-30 01:39
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
六十八の職人が生涯最後の仕事として持病に耐えながらオリンピックの聖火台鋳型を完成させるしかし、翌日に鋳鉄を流し込むと鋳型は大破その職人は床に伏せ帰らぬひとに無念を晴らせと息子ら納期直前に完成させた受け継がれた魂の聖火台にけして消えない炎が立った...
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投稿日 2018-03-29 13:13
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
胸のポケットキャップが外れ赤マジックのインクが漏れ滲んでは刺されたようだ軋む現場に重たい身体ほこり舞う先の知らぬ解体時代に取り残された流行の成れの果て我も崩れそうな身体でバーベルを掲げ壊れゆく惻隠の赤が広がる...
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投稿日 2018-03-27 20:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕らは始まり方も教わっていない自由がある僕らは終わり方も教わっていない自由がある残酷な自由が不自由を叩く優しさが不自由を抱く僕らは呼吸の仕方も教わっていない自由がある僕らは歩き方も教わっていない自由がある残酷な自由が不自由を叩く哀れみが不自由を抱く僕らは始まり方も教わっていない自由がある僕らは終わり...
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投稿日 2018-03-27 15:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
爪を噛む夕暮れ時に僕は水たまりを歩く水たまりは空を歩き空は水たまりを歩き水たまりは僕を歩く幻は赤に染まり笑う終わりたい瞳の過去あるものは越えずにないものばかり光る始まらない瞳の未来粉々にされた夕暮れ月から垂れた操りの縁取りだけある心で僕は水たまりを歩く水たまりは僕を歩く...
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投稿日 2018-03-25 14:01
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
なんでもかんでも詩にすればいいってもんじゃないお前の詩は感動がないしょぼい詩ばかり書いてここ数年で言われたことだこれはどう考えても私のことを思っての言葉ではないひとりで詩を書きひとりで満足してきたが表現を外に向けて発信したらなんだかんだ言われるなんでもかんでも詩にするからいいんじゃないかな括られた中...
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投稿日 2018-03-25 12:15
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
公園でリハビリあんど詩作!