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投稿日 2018-07-19 23:58
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
まだ生きている僕に出来ることはありますか頑張ってきた記憶もなく達成した喜びもなく逃げながら生きてきたのですそんな僕ですが出来ることはありませんか僕を肯定してくれる環境が変えてくれたのです前向き考えられるようになり頑張れるのですまだ生きている僕に出来ることはありますか自分でも考えていますが僕に出来るこ...
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投稿日 2018-07-18 20:28
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
君の成功した話とか努力した話はもういいよ僕は君が思うほど君のことを今は思っていない誰かが評価した君は僕の君ではないのだから君の成功とか努力はいらない指先から滲む君の詩から感じたいんだよ純粋に...
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投稿日 2018-07-18 11:41
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
#光化学スモッグ詩子どもの頃夏に息を吸うと胸が痛くなった光化学スモッグが発生したと街に警告が流れる工場の煙がもくもくと規制緩く立っていたのだろう大人になってから突然、喘息になって苦しい思いもした光化学スモッグとの因果関係はわからないが何かしら身体に影響が出てもおかしくない経済成長の頃、我々の身体の成...
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投稿日 2018-07-16 22:31
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
もし誰かがいたのなら驚きを隠しきれず僕は通り過ぎてしまうだろうそれは、君とは同じにはなりたくない詩を読むことは恥ずかしいことけして見られてはいけない一冊の詩集を手にするしかし、すぐに足音が近づきその詩集をすぐに棚へ戻し背後にあった棚から誰もが読みそうな小説を抜くいつものことだ詩を読むことは恥ずかしい...
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投稿日 2018-07-16 14:17
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
何があったのだろう縁側から裸足で飛び出し真夏のかんかん照りの下で君の涙は風に吹かれ七色を飾る涙の不思議は慰めも忘れさせ僕は見惚れていたあなたも意地悪なひとね惚けた顔してきりっとした視線の先にはもう色などなかった...
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投稿日 2018-07-14 11:30
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
黄色い君は夏の友だち手をひろげすこし頭を傾げ僕に話しかけてくるどこへ行くんだい帰ってきたら聞かせてよ僕の知らない夏をうん今日は海へ行くんだよ君にあとで貝がらを見せてあげるよ楽しみだよ貝がらどんな形でどんな色なんだろうじゃあ行ってきます行ってらっしゃい...
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投稿日 2018-07-13 06:56
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ちょっぴり寂しい気持ちになっても静かに落ち着いてゆくモノクロな写真を繋げた物語には僕が曖昧な視線でいる誰にも声を掛けられず主人公を演じているのさ風に吹かれ前髪が揺れるくらいの動きを感じながら僕が僕の田舎を見ている...
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投稿日 2018-07-11 07:45
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どんな夏にしたいですかと、囁く朝の生温い風はなんだか気力のない僕にらしさを、取り戻して欲しかったのでしょうかああ、また勝手なことを考えていますでも問題はらしさがわからなくなったのではなく生きようとする力が湧いてこないのですまずは、どうにかしたいと、いう気持ちを取り戻すため今日は話を聞いてもらうために...
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投稿日 2018-07-10 19:11
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
流された街は乱離骨灰(らりこっぱい)崩れた建物は積み重ねられ瓦礫の山異様な臭いに言葉をなくし海の前で帰らぬ家族を待つことさえできない原発事故によるさらなる悲劇被災地の途轍もない哀しみの前で私は震災の詩を書くことはできませんでしたそれでも被災地に寄り添うための詩は書けるのです二〇一八年七月七日いわき七...
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投稿日 2018-07-10 17:35
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
帰還困難区域だった処はひとの時間が止まっていた海が目の先にある骨組みを残した鉄骨アパートだろうか草むらの中で風が抜けている不思議と流されなかった下駄箱住民の靴が整えられたまま入っている壁も屋根も流されてしまっているのに靴はそこにありその情景は私に何を伝えようとしているのだろう震災八年目の夏防潮堤は新...