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投稿日 2018-08-13 22:45
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
僕の身体は関節ポキ男になったようですあらゆる関節がポキポキと鳴るので困りますとくにそれでめちゃ痛いってことはないのですがポキポキと音がするので目立ってしまいひと目が気になってけっこう大変でなのです階段でポキポキポッキーキーボードでポキポキポッキン振り向いてボキボキッお辞儀してポキッ食べる時はポカッポ...
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投稿日 2018-08-12 10:53
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どれくらいの器にどれくらいの言葉の景色と思いを詰めこみ創ってゆこうかな開けたら美味しそうで食べてしまいたい色彩豊かな日曜日のランチを楽しめるようなひと時を仕込みながらサービス精神が小さな愛に変わるくらい大好きを詰めこみ君は微笑みながら心が言葉を食するように満足させたいなあ...
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投稿日 2018-08-10 17:15
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
「無理」と言って君は反射的にその場を避けああ無理、無理これも無理、あれも無理それはもっと無理無理、無理、絶対に無理個室だけを世界にして無理と言って布団を被り今日が始まり今日が終わって無理が家中に響き不安が籠り暗く重たくなってしまうけれど悔しさに拳を握りひとを傷つけてしまったと自分も傷つくやさしさ心は...
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投稿日 2018-08-10 06:57
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
なんたって僕が歩くのは向かっても逃げても最初から曖昧で足が進み今さら後悔とか納得とかもうそれくらいでいいか僕の後ろも前もいつも草むらでどこからどこへを知らず楽しんで...
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投稿日 2018-08-08 21:55
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
落ちる連続削る飛沫の音を斜めに僕は横になりひつ粒ふた粒と顔に落ちるのを楽しみ動けないでいます昔の心配な匂いの記憶癒されているような後悔がほんのりと包みもういいのです精一杯だった僕は冷たくアスファルトに沈み納得の直線銀いろの元をたどりながら浮き上がっています箱をおいてさよならの雲が視界を遮り垂れた生暖...
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投稿日 2018-08-08 06:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
検討はついていた診断を聞かされつい笑ってしまった自分では前向きに、と行き着くところの挑戦の表れだったんだ笑うところではないと、叱られたのだが医師の感情に合わせろ、とでもいうのかせめて何かおかしいですか?とか、訊いて欲しかった先生、俺は生きたいんだよ...
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投稿日 2018-08-06 19:37
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
熱風で汗がふきだし僕らの地球は誰の世界なんだろうぶあ ぶあ ぶあ ぶあぶあ ぶああちょっとばかりお利口だからってぶあ ぶああ時間をつめこんで僕らは笑われ池が草木が揺れているぶあ ぶあ ぶあ ぶあぶあ ぶああ不自然な僕らはお日さまに怒られてぶあ ぶああ
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投稿日 2018-08-05 00:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
無矛盾の詩には無矛盾の矛盾があるあなたらしい表現の99%は矛盾なのだから無矛盾の詩には無矛盾の矛盾がある無矛盾の詩には99%の矛盾があり無矛盾の詩になる1パーセントの勘違いと99%の矛盾で無矛盾の詩になる...
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投稿日 2018-08-04 22:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
浴衣の君と夏祭りデートそんな現実はないひとりリンゴ飴を歯でカツンカツンとしてたら割り箸が折れて転がったたまたまそれを君に見られダサっと、馬鹿されても浴衣の君に言われ喜んでいる俺のジャージは穴だらけ...
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投稿日 2018-08-04 19:52
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
例年の花火が鳴っているずいぶんと疲れているようだ身体が動こうとしない布団から出られないでいる近い将来、遠い将来不安と希望がごちゃ混ぜになり重たい気分をどうにかしたいのだが優っているのは怠惰なのだそれでも空腹には耐えられず冷蔵庫に向かったがこれといって満たす物がない気だるい身体はコンビニへ向かわせる花...