-
投稿日 2019-06-24 20:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
ドは濁酒のド レは冷酒のレ ミは水割りのミ ふぁとくさい息だって そんなに臭いか らっきょ食ったし 酒盗食ったし ドは濁酒のド レは冷酒のレ ミは水割りのミ さあ 飲みましょう...
-
投稿日 2019-06-23 00:49
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
草臥れて 倒れ込んだ道には まだタンポポは黄色く 僕の中にある若さを伸ばし あの空へ 飛ぼうと思うくらいに 喜ばしい錯覚が靡く どこへ行ったの 無限に広がるらしさの世界 どこへ行ったの あの日に見ていた夕焼け小焼け どこへ行ったの もㅤない不安のない僕 草臥れて 倒れ込んだ道には まだタンポポは黄色...
-
投稿日 2019-06-22 23:34
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
おかげさまで『詩は元気です』のブログを始めて、2年10ヶ月になりました。 アクセス数が40万。詩が拝読されていると思うとたいへん嬉しいです。 これからもみなさまが、少しでも詩を拝読されて元気になりますよう 精進して詩を書いていこうと思います。 何卒、今後とも『詩は元気です!』をよろしくお願いいたしま...
-
投稿日 2019-06-21 06:49
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
依頼があり和装本の詩集を作っている 製作中に増版があり、嬉しいことだっ! いい詩集を作るぞ!...
-
投稿日 2019-06-20 06:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
五分を知らない 歯も磨かず、風呂にも入らず 床が誘っていた ここで横になりなさい、と 倒れ込めば手のひらが 床を握っていた ちょっとくらいいいか、と 瞼は落ちたがっている ほらっ、寝入った…… ……おっと、寝てしまったようだ 五時間ほど経っただろうか 時計を見ると五分しか経っていない いや、もしかす...
-
投稿日 2019-06-15 07:06
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
暗い朝、雨の雫 カーテンを寄せた指に ガラスの冷たさが 僕の心地を透明にする 秒針を遊ばせた時間の雫たち 曇り空と僕を繋いでいる 濡れているのに濡れていない 濡れていないのに濡れている 僕に僕が守られている音...
-
投稿日 2019-06-14 06:45
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
焦っている 慌てて急ぎ失敗して さも、そうなりたいように 失敗したくない だけど失敗したい気持ちは 幼い時から 僕のこの失敗したい症候群 最初から最低のところで安心する この性分では生き辛いが 付き合うしかないのだ...
-
投稿日 2019-06-11 07:08
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
彼女は濡れた傘をタオルで拭き 部屋に朝顔を咲かせたように置く そして蕾む朝顔のように 記憶された折り目に沿ってたたむ 時間を贅沢に優しく使う 彼女の凛としている所以がそこにある...
-
投稿日 2019-06-10 05:24
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
なのにㅤに吹かれ去ってゆく街の かわいい我が子を想えば 揺れている草がさよならして そしてㅤに鳴る汽笛の響きを聞け 何を悲しむことがあろう 故郷は遠ざかるほどに近づいて きらきらㅤちよちよㅤ子の姿 しゅっぽㅤしゅっぽㅤ己の姿 するとㅤに包まれ握った塩むすびの しなやかな妻の指にふれ 涙の沁みたしょっ...
-
投稿日 2019-06-09 12:23
詩は元気です ☆ 齋藤純二
by
齋藤純二
はい、では五時間目 音楽の授業は皆さんが 眠らないようにロックの勉強です まず、制服をロックな感じに はいはい、シャツは出して 髪はツンツン立て 腕を突きあげ はいはい、ここは教室ですから 指は立てないように では、今日は特別な先生がっ 僕の好きな先生の カモン、忌野清志郎っ!...