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"#詩"の検索結果
  • 残煙

    何発も打ち上げられる花火 散った後の白い煙 しばらく黒い空に浮かび流れ 天へ召されたように消える 今年も派手に花火が打ち上がり 俺は腕を組み冷たく見ている 周りで拍手が湧く 確かに綺麗で爽快な広がりだ どんな気持ちでひとは この花火を見ているのだろう ふと ひとを横目で見ている 瞳が断続的に光り 嬉...
  • 魂の矢印

    ご飯を食べ運動して それだけで生きられる訳ではない 魂のある言葉に触れ 魂のある優しさに触れ 魂のある悔しさに触れて 自分を燃やしていける根拠 場面がある 感受性を疲れや苛立ちで 覆ってるばかりじゃ始まらない 魂を魂に響かせ力を得ながら 思いっ切り死へ向かって 生きるだけなのさ...
  • #なにわ詩

    どない先輩の挨拶は いつも、どないっ? まあまあですかね ほんで? ………さあ? 自分、おもろいなあ 確かに先輩は面白いひとですね ちゃうがなあ、まあええわ ああ、懐かしいなあ どない先輩 今はどこで何をしているのだろう 元気にしているのかな 先輩、最近どないっ?...
  • #下駄詩

    「ゲゲゲのゲタロウ(下駄郎)」だと思っていた 自分のイメージで言葉を覚える癖があった 何回もアニメのオープニングで 「ゲゲゲの鬼太郎」、と見ていたのに…… これが訂正されたのは数年後、中学生の頃で 思っ切り笑われたことがあった 母は「とげぬき地蔵」を 「骨抜き地蔵」と言っていた これが遺伝だとしたら...
  • #平和とは言えない

    敵はどこにいるんだ 味方はどこにいるんだ そんな戦いではない こころ痛むところから 前には進めていない いつもの階段をのぼり いつもの階段をおりる 今日もニュースを片手に 平和とは言えない すでに 明日の階段が燃えている...
  • #表裏の箱

    裏側、 いつでも笑ってばかり 口もとと目じりには皺がいっぱい だけど、ここはけして天国じゃない やせ我慢の世界でもない そして、表側が裏側になって 自分を信じているから 安っぽい一枚、二枚、三枚と 増やした表の裏が晒され壊れた 今、空っぽを感じ 中には言葉を消された僕がい……...
  • #東京詩

    車内は煙草を吸い 酔っぱらったオヤジ 子どもの頃 映画は上野だった 地下鉄のホームに降りる 空気が動かずこもり 臭いは怪しく 痰壺なるものを避け歩く 冷水機の水に吐き気がする 目に見え触れて 怖さがわかる それが東京だった...
  • Poem Man

    詩人
  • 一辺倒でそのものに

    ひとは意識して ひととひとを比べている ひとは知らず知らず ひととひとを比べている ひととひとを比べて 笑ったり怒ったり 自分の位置を確かめたり そんな俺も 同じようにツマラナイことで 立ち止まったりしている もしひとに 才能があるとすれば それはひととひとを比べない 能力なのだろう...
  • #ジェットコースター詩

    医師からは 何をしてもいいと言われたが ただひとつジェットコースターは 控えましょうか、と クビの中にあるセラミックが 暴れてしまうのだろうか 最後に乗ったジェットコースター 笑いが止まらなかった記憶 父ちゃん、楽しそうだったね 息子の声は今も忘れない想い出...
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