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投稿日 2019-07-28 21:11
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
どない先輩の挨拶は いつも、どないっ? まあまあですかね ほんで? ………さあ? 自分、おもろいなあ 確かに先輩は面白いひとですね ちゃうがなあ、まあええわ ああ、懐かしいなあ どない先輩 今はどこで何をしているのだろう 元気にしているのかな 先輩、最近どないっ?...
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投稿日 2019-07-22 09:57
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
「ゲゲゲのゲタロウ(下駄郎)」だと思っていた 自分のイメージで言葉を覚える癖があった 何回もアニメのオープニングで 「ゲゲゲの鬼太郎」、と見ていたのに…… これが訂正されたのは数年後、中学生の頃で 思っ切り笑われたことがあった 母は「とげぬき地蔵」を 「骨抜き地蔵」と言っていた これが遺伝だとしたら...
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投稿日 2019-07-19 09:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
敵はどこにいるんだ 味方はどこにいるんだ そんな戦いではない こころ痛むところから 前には進めていない いつもの階段をのぼり いつもの階段をおりる 今日もニュースを片手に 平和とは言えない すでに 明日の階段が燃えている...
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投稿日 2019-07-18 09:31
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
裏側、 いつでも笑ってばかり 口もとと目じりには皺がいっぱい だけど、ここはけして天国じゃない やせ我慢の世界でもない そして、表側が裏側になって 自分を信じているから 安っぽい一枚、二枚、三枚と 増やした表の裏が晒され壊れた 今、空っぽを感じ 中には言葉を消された僕がい……...
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投稿日 2019-07-17 10:07
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
車内は煙草を吸い 酔っぱらったオヤジ 子どもの頃 映画は上野だった 地下鉄のホームに降りる 空気が動かずこもり 臭いは怪しく 痰壺なるものを避け歩く 冷水機の水に吐き気がする 目に見え触れて 怖さがわかる それが東京だった...
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投稿日 2019-07-16 10:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
詩人
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投稿日 2019-07-15 22:33
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
ひとは意識して ひととひとを比べている ひとは知らず知らず ひととひとを比べている ひととひとを比べて 笑ったり怒ったり 自分の位置を確かめたり そんな俺も 同じようにツマラナイことで 立ち止まったりしている もしひとに 才能があるとすれば それはひととひとを比べない 能力なのだろう...
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投稿日 2019-07-09 06:45
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
医師からは 何をしてもいいと言われたが ただひとつジェットコースターは 控えましょうか、と クビの中にあるセラミックが 暴れてしまうのだろうか 最後に乗ったジェットコースター 笑いが止まらなかった記憶 父ちゃん、楽しそうだったね 息子の声は今も忘れない想い出...
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投稿日 2019-07-07 23:43
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
誰が一番遠くに飛ばせるか 横一列の坊主たちは 力の入れ具合と角度を計算する テストでは一桁の点数しか取れない奴でも ションベンが一番遠くに飛ばせれば 凄いなあ、と友だちは褒め讃える いつからだろう 立ちションベン禁止の札が建てられ 勉強、運動、音楽や美術が できる奴ばかりが褒められる世間 どんどん世...
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投稿日 2019-07-03 00:44
詩は元気です ☆ 齋藤純二
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齋藤純二
涙の落ちる音は 誰にも聞かれたくない 社会の波に飲まれたら 違う自分がいた 夢やぶれた訳ではないけど 悔しい気持ちが空回り ビルの谷間に隠れて 頬を拭う手が震えているのは どうしてなんだ (十八で働き出した頃の詩 毎日、鉄を切断したり、組み立てたり、 運んでいたなあ、キツかった)...