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投稿日 2009-05-31 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
日本の衰退気味の林業の世界を舞台に、一人の若者が成長してゆく過程が、山の壮大な自然を舞台に見事に描かれている一冊でした。主人公の俺こと<平野勇気>は高校卒業後の進路を決めておらず、担任から「緑の雇用」制度の研修生として、三重県と奈良県の県境にある「神去村」に送り込まれます。そこは携帯電話も使えない山...
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投稿日 2009-05-25 21:29
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『蒲公英草紙』 に続く<常野(とこの)物語>シリーズ第3弾が本書で、短篇10話が納められた『光の帝国』のなかの『オセロ・ゲーム』の続編にあたります。<拝島時子>は、ゼミ旅行から帰ってくるなり、母<暎子>が突然睡眠状態に陥ったと母の部下の<河合詩織>から連絡を受け、病院に出向きますが、『あれ』によって...
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投稿日 2009-05-21 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公<テリー・サルツ>は26歳、腕のいい大工でしたが、酒と薬の影響でバーで暴れ刑務所生活を送る羽目になり、仕事も失くし妻<メリールー>とも離婚(中)という状態です。出所した<テリー>を快く迎えてくれたのは、屋根職人の<ダニー>で、彼の住むオハイオに転がり込み、町で見かけたピザハウス『カーロ』に配達...
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投稿日 2009-05-20 21:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
副題に<駅弁味めぐり事件ファイル>とありますが、シリーズとして
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投稿日 2009-05-18 21:28
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
主人公は18歳の<澪>で大坂生まれですが、10年前の享和2(1802)年7月1日に起こった淀川の氾濫で両親を亡くし、料理屋「天満一兆庵」の女将<芳>に拾われ奉公していました。味覚の良さを主人<嘉兵衛>に認められ、料理人として修業を始めた矢先火事に合い、江戸に支店を出している息子の<佐兵衛>の店に出向...
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投稿日 2009-05-17 20:44
四季織々〜景望綴
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keimi
今、少しずつ少しずつ、読んでいる本です。幸田文さんの本は『きもの』から入りました。着物を着るようになって、友人から紹介された本です。きちきちるつ子さんの窮屈感が漂う本でした。この『季節のかたみ』は、とても懐かしい匂いがします。わたしよりも遥か前の時代のことなのですが、とても懐かしいです。季節の感じ方...
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投稿日 2009-05-15 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書には文庫本のタイトルとなっている連作短篇である『遊戯』と、『オルゴール』が収められています。著者は食道癌のためにすでに2007年5月17日に59歳で亡くなられていますが、それぞれの短篇は『小説現代』の2005年1月号から2006年3月号に掲載されました。『遊戯』は、ネットの対戦ゲームで知り合った...
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投稿日 2009-05-14 11:14
四季織々〜景望綴
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keimi
五月の読み聞かせのスタートです。4年生。この時期は、毎年本選びに迷います。そして、結局、この二冊へと手が伸びます。『やさいのおなか』『まぁちゃんのながいかみ』どちらの絵本もわたしが大好きで、読んでいて心地よく、子どもたちの気持ちも重なってくる絵本です。「これなあに」で、はじまる『やさいのおなか』は、...
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投稿日 2009-05-12 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
私立探偵<スペンサー>シリーズも、前作の
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投稿日 2009-05-09 22:07
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
坂東眞理子さんの『女性の品格』、藤原雅彦さんの『国家の品格』と、どちらの書籍もベストセラーの売れ行きで、巷では「品格」なる言葉が人気があるようです。ゴールデンウイーク中、何冊かの書籍を読み終えましたが、一番楽しく読めましたのが『「品格バカ」が多すぎる』という島村洋子さんの本です。<他人の品格をとやか...