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投稿日 2009-07-09 15:09
四季織々〜景望綴
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keimi
本日の読み聞かせは、ターキーさんおすすめの菊池トヨばあちゃんの語りから『かっぱのすりばち』の絵本にしました。3年生。若松の高搭山にあるかっぱ地蔵の話から入りました。子どもたちは、ほとんど高搭山に行ったことがありませんでした。それでも、赤い若戸大橋は、よく知っていました。かっぱのかんきちは、ずんむぐり...
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投稿日 2009-07-01 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『植物図鑑』という表題ですが、植物の図鑑ではありませんが、植物好きの人にはたまらない知識が詰まり、表・裏表紙には、各種の野草たちのカラー写真がきれいに並べられ、10章はどれも野草たちを中心に物語は進みます。主人公の<河原さやか>は26歳のOL、勤め帰りにマンションの入り口で行き倒れの男<樹(いつき)...
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投稿日 2009-06-29 19:29
四季織々〜景望綴
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keimi
『骸骨ビルの庭 下』宮本輝著 講談社内容(「BOOK」データベースより)育ての親、阿部轍正は、子供たちの一人、桐田夏美への性的暴行の汚名を着たまま、苦悩のうちに死んだ。真相を求めて、八木沢は夏美の行方を追う。過去の謎が謎を呼び、秘密は深まる。一方、八木沢はビルにもう一度畑を甦らせようと一人耕し始める。そして、小さな命が蕾をつけるとき、骸骨ビルの本当の意味が明らかになる。自分は何のために、そして、誰のために、生きているのか?心の奥底から溢れ出す人間への讃歌。すべての生きとし生けるものへ贈る感動の長篇小説。 ゆるやかに・・・様々な人が語るその時の話から、真相が明らかになって行きます。その真相と庭で...
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投稿日 2009-06-26 12:01
四季織々〜景望綴
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keimi
久しぶりに新刊がでたので、予約して購入しました。『骸骨ビルの庭 上』宮本輝著 講談社内容(「BOOK」データベースより)住人たちを立ち退かせるため、八木沢省三郎は管理人として骸骨ビルに着任する。そこは、戦後、二人の青年が子供たちを育てた場所だった。食料にも事欠き、庭で野菜を作りながら、彼らは命を賭して子供たちと生きた。成人してもなおビルに住み続けるかつての子供たちと、老いた育ての親、それぞれの人生の軌跡と断ち切れぬ絆が八木沢の心を動かす。すべての日本人が忘れられない記憶。現代人が失った純粋な生き方が、今、鮮やかに甦る。 こころに残った箇所は、国立大学を退官した中国古典文学の教授が中国に留学して...
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投稿日 2009-06-25 20:30
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
「神様、仏様、稲尾様」というのがありましたが、誰もが一度位は祈ったことがあることだと思います。仏教、キリスト教、イスラム教という世界三大宗教を中心に、「信仰とは何か」というテーマで書かれた本なのですが、内容は別として、サブタイトルに興味がわきました。この書籍は<14歳の世渡り術>というシリーズの一巻...
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投稿日 2009-06-17 13:17
四季織々〜景望綴
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keimi
先日、角田光代さんから受け取ったバトンをみなさんにバトンタッチします。『さがしもの』新潮社文庫九つの本に纏わる短編集です。今、三つまで読みました。最初の『旅する本』がわたしのハートを掴みました。飲み会や映画の足しにするつもりで、古本屋さんに本を持ちこむと・・・古本屋さんが「あんたこれ売っちゃうの?」...
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投稿日 2009-06-15 14:07
四季織々〜景望綴
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keimi
角田光代さんが来校しての「読書公開授業」「読書講演会」に行ってきました。ちゃっかり・・・サインをいただいてきました。「うたた、羨ましいでしょ♪おはなしも少ししましたよ。ふふっ」公開授業と講演会の内容は、半分くらい同じでしたが、ほんわかな方でした。公開授業の前に生徒は『さがしもの』を読んで、読書に対す...
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投稿日 2009-06-13 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<田辺聖子>の小説は大阪府生まれの作家として、関西弁が生きていますので、肩が張らずに読めます。本書は8話の短篇が収められていますが、どれも関西の名物料理を中心に置き、各短篇に登場する40代の男はそれぞれに好物料理に固執する性格を持ち、現実的な考え方をする女性陣達に喧々諤々としながらも、「所詮人生なん...
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投稿日 2009-06-10 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
「建築紛争事件」に関して、建築分野の専門家として裁判所に出向いていますので、裁判所や裁判官の話題や実状に関しては、どうしても興味を持ってしまいます。この2009年5月21日より「裁判員制度」が施行されますが、序章を含めて問題点を指摘されています。また過去の判例を多く用いて、判決の理不尽さを痛快に切り...
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投稿日 2009-06-01 10:10
四季織々〜景望綴
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keimi
図書館に貸出リクエストをしていた絶版本の『所有せざる人々』アーシュラ・K・ル=グイン嬢(←おりょんちゃんの希望)を借りに行きました。折角ここまで来たのだから、6月15日の読書マラソン講演に来てくれる角田光代さんの本を借りて帰りましょうと探しました。その時に見つけました。『赤朽葉家の伝説』・桜庭一樹著 桜庭一樹という名前は、以前から気になっていました。『桜物語』を書いている時にさくらば(桜葉)と入力すると「桜庭」と出て来ていましたので・・・。桜を冠する名前は、どうしても気になってしまいます。本の名前『赤朽葉家の伝説』に惹かれ、手に取ると、表紙の赤紅葉色に釘付けになりました。第一部 最後の神話の時...