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投稿日 2010-02-25 21:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
<井伊大老>が暗殺された江戸幕末を舞台に、15歳で元服を済ませた<水谷秀太郎>を主人公に据え、若き武士の心意気を描いた青春小説でした。ある日<秀太郎>が通う「心厳流」の道場主<杉田格右衛門>が3人の暴漢に襲われ、瀕死の重傷を負います。<秀太郎>と道場の先輩達とで事件の解明に臨んだ結果、敵対する「高橋...
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投稿日 2010-02-25 13:13
四季織々〜景望綴
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keimi
作家宮本輝氏の作品との出逢いは、このテレビドラマから始まりました。書名から、なかなか原作本に到達しなかった記憶があります。それから、他の作品を数冊読んで「この作品も以前にドラマで見たことがある」と思ったものでした。ドラマラッシュの時代だったのでしょう。ドラマを見て、原作本を読むと、多少違うところがありますが、それはそれで楽しめた作品でした。「青」い青春時代のおはなしです。現在再び見ると、全然違ったものになるのかもしれません。最初の赤い傘のシーンが「青」をより強調している気がします。今日から始まる再放送をHDDに録画して、後からゆっくり青春の光と影を楽しみたいと思います。 TBSドラマ・青が散る...
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投稿日 2010-02-23 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
鮮やかな手並みでビルに忍び込み、金庫から大金をせしめる窃盗犯の<山猫>を主人に据えたピカレスク小説です。強盗事件で、出版社の社長<今井>が殺されますが、雑誌記者の<勝村>は、先輩でもある<今井>から生前に不審な電話を貰っていました。殺人現場に取材に出向いた<勝村>は、そこで捜査に当たっている大学の先...
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投稿日 2010-02-22 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本職は「劇団、谷本有希子」の主宰者ですが、劇団員はいません。自らの作品に合わせて、俳優たちをプロヂュースしています。2006年、戯曲『遷難、』で鶴屋南北戯曲賞を最年少(27歳)で受賞した経歴の持ち主です。本書はタイトルになっている『生きているだけで、愛。』と『あの明け方の』の2編の小説が納められてい...
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投稿日 2010-02-17 21:27
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
2004年12月、単行本
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投稿日 2010-02-15 20:15
四季織々〜景望綴
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keimi
最近は、久しぶりにちびちびと読書三昧です。のぶこさんオススメの『降っても晴れても』菅沼愛子さん著・幻冬舎ルネッサンスを読みました。◇内容紹介◇夫の転勤により始まったアメリカ人生。専業主婦だった著者が、ワシントン州のトップ経営者になるに至った凸凹な道のりとは?! 障害を持った息子との日々、夫との死別、巻き込まれた狙撃事件……数々の困難に直面しながらも、アメリカで生き抜く決意を胸に、たった一人で会社経営に乗り出していった。「なんとかなるさ!」のポジティブ思考と、「まず一歩踏み出してみよう!」のチャレンジ精神が、周りの人々を巻き込み、一人で始めた会社はやがて、ワシントン州の優良企業にまで成長していく...
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投稿日 2010-02-14 21:32
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
マドリードの「ブラド美術館」から始まりましたスペイン編は、<ゴヤ>・<ベラスケス>・<エル・グレコ>・<サルバドール・ダリ>などを巡り、最後に<ジョアン・ミロ>の本書で最終編です。「創作は大地から生まれるものだ」と明言する<ミロ>は、故郷のタラナゴと晩年を過ごしたマヨルカ島を通して何を感じたのか、創...
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投稿日 2010-02-14 20:14
四季織々〜景望綴
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keimi
KUMAさん絶賛の『海角七号 君想う、国境の南』の本を読みました。過去と現在、日本人と台湾人の切ない恋が交錯する・・・愛する人を台湾に残したまま帰国した日本人男性の死後、娘が遺品を整理していて見つけた七通のラブレター。娘は、台湾へとラブレターを送る。ラブレターは、行き先不明で返されるところが、人から...
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投稿日 2010-02-12 00:00
カイの家
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hiro
野々村馨さんの「食う寝る坐る永平寺修行記」です。この野々村さん1959年の神奈川県の生まれ。私とあまり変わらない。数年前、次男が小学校受験のための参考本として購入し、うちの奥さん、わたしの母親、そして何人かの母親のお友達をめぐり、やっと私のところに来て、先月読みました。 働いていた渋谷のデザイン事...
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投稿日 2010-02-10 21:31
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
シングルマザーの<遊佐ひろ子>は、保育園児の息子<友也>と帰宅中に、ちょんまげに日本刀を腰に差した侍姿の男と遭遇します。奇妙な言動の男は<木島安兵衛>といい、文政9(1826)年の時代から180年後の2006年の現在にタイムスリップしてきたことがわかり、警察に相談しても埒が明かないかと考え。自分のマ...