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投稿日 2022-12-20 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
本書『シーソーモンスター』は、2019年4月に単行本として刊行され、2022年10月25日に文庫本が発売されています。表題作以外に『スピンモンスター』の中編2篇が収められ、〈螺旋プロジェクト〉として「共通ルールを決めて原始から未来までの歴史物語を書く」というもので、<伊坂幸太郎>の呼びかけに8人の作...
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投稿日 2022-12-17 20:05
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ファルコン
<日明恩>の文庫本としての前作『やがて警官は微睡る〈新装版〉』が、日本版『ダイハード』的で面白く読めましたので、2022年10月16日発売のシリーズ4作目の本書『ゆえに警官は見護る』に続きました。『やがて警官は微睡る〈新装版〉』では、場面展開も早く、落ち着きどころを先読みしながらテンポよく読めました...
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投稿日 2022-12-06 20:25
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ファルコン
本書『背中の蜘蛛』は、2019年10月20日双葉社より刊行され、第162回・直木賞の候補作品になり、2022年10月16日、文庫本として発売されています。<誉田哲也>の作品では、『ストロベリーナイト』をはじめとする〈姫川玲子〉シリーズが、<竹内結子>主演で連続ドラマ化、映画化『ストロベリーナイト』(2013年・監督:佐藤祐市 )もされています。また特殊犯捜査係(SIT)を舞台にした『ジウ』三部作((Ⅱ) ・ ...
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投稿日 2022-12-03 20:05
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本書『駅の名は夜明け 軌道春秋Ⅱ』は、短編集『ふるさと銀河線 軌道春秋』の続編として、9篇の短編集が収められ、2022年10月16日に文庫本として発売されています。今回も、ほっこりとする群像劇の『ミニシアター』を含み、思わず涙する感動の、夫婦・親子の家族ドラマ9編が収められています。◆『トラムに乗って』7歳で亡くなった娘のことが忘れられず、新婚旅行で楽しい思い出があり、娘に語っていたウィーンの街へ離婚を覚悟して旅立った「真由子」でした。「私も行ってみたい」という生前の娘の言葉に応えるためにウィーン街へ。そのウィーンの街を一周するトラム(路面電車)が物語に彩りを加えて物語が展開します。◆『黄昏時...
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投稿日 2022-11-29 21:25
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6人のホームレスを誘拐したという犯人が、身代金を請求した新聞社は支払いを拒否すると、一人の切断された〈生首〉が渋谷駅前に置かれているのが発見されます。SNSを使った「誘拐サイト」はイタズラではないことが分かり、警察は本腰を入れて捜査に乗り出しますが、犯人像は浮かび上がりません。その後も続けて、大手新...
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投稿日 2022-11-26 20:05
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<百田尚樹>が「ミステリー」を書いたという帯の文言で手にしました『野良犬の値段』ですが、2020年12月に刊行され、2022年5月15日に文庫化に当たり(上・下)2分冊で発売されています。突如ネット上に「誘拐サイト」が現れます。誘拐されたのは、身寄りのない6人のみすぼらしいホームレスでした。定食屋の...
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投稿日 2022-11-23 20:05
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<吉永南央>の「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズも第1巻の『萩を揺らす雨』に始まり、本書『月夜の羊』でシリーズ9巻目になりました。2021年10月8日に単行本が刊行され、2022年10月10日に文庫本が発売されています。コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む「杉浦草」は、秋のある日、道端で「たすけて」と...
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投稿日 2022-11-19 20:05
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本書『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 稲村ヶ崎の落日』は、『偽りの捜査線 警察小説アンソロジー』(文春文庫)にも収録されています『虚飾の代償』の主人公「小笠原亜澄」と「吉川元哉」の刑事コンビが登場、2022年10月10日に文庫本書下ろしとして発売されています。鎌倉山にある豪邸で95歳の文豪の変死体が自宅の密室状態の書斎で発見されます。捜査一課の「吉川元哉」巡査長は、鎌倉署の2歳年下で階級は上の「小笠原亜澄」巡査部長とコンビを組んで事件の解決に奔走します。捜査の過程で、完成しているはずの『稲村ヶ崎の落日』の原稿が無くなっているところから物語は、鎌倉を舞台に進んでいきますし、「吉川元哉」と「小笠原亜澄...
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投稿日 2022-11-16 20:05
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本書『神域』は、2018年4月から2019年11月まで『サンデー毎日』にて連載され、2020年2月に毎日新聞出版より上下2冊の単行本で刊行、2022年10月10日に文春文庫本1冊(519ページ)として発売されています。アルツハイマー病の特効薬と期待される奇跡の細胞「フェニックス7」が、世界的なIT企...
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投稿日 2022-11-12 20:05
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<松嶋智左>の「女副署長」シリーズとして、『女副署長』・『女副署長 緊急配備』に続く3作目の『女副署長 祭礼』は、2022年10発1日に文庫本書下ろしとして発売されています。『女副署長』では、主人公の「田添杏美」は、警視になり日美坂署に赴任、大型台風が接近の中、署内で殺人事件が発生。犯人は警察官でし...