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投稿日 2023-01-07 20:05
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
昨年読みました<乃南アサ>の新潮文庫『美麗島紀行 つながる台湾』の続編〈台湾を舞台としては、文春文庫・『六月の雪』があります〉になります『美麗島プリズム紀行 きらめく台湾』は、2020年11月(集英社)より刊行され、2022年12月1日新潮文庫として発売されています。近くて遠い、台湾の本当の姿を求め...
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投稿日 2022-12-24 21:05
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ファルコン
気に入っておりました<松嶋智左>の「女副署長」シリーズが、3作目の『女副署長 祭礼』で突然終わり、ガッカリしていました。これからは、『開署準備室 巡査長・野路明良』シリーズが始まるのかなとみていましたら、本書『バタフライ・エフェクト~T県警警務部事件簿』が、2022年11月9日に文庫本書下ろしで発売...
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投稿日 2022-12-20 20:05
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本書『シーソーモンスター』は、2019年4月に単行本として刊行され、2022年10月25日に文庫本が発売されています。表題作以外に『スピンモンスター』の中編2篇が収められ、〈螺旋プロジェクト〉として「共通ルールを決めて原始から未来までの歴史物語を書く」というもので、<伊坂幸太郎>の呼びかけに8人の作...
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投稿日 2022-12-17 20:05
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ファルコン
<日明恩>の文庫本としての前作『やがて警官は微睡る〈新装版〉』が、日本版『ダイ・ハード』的で面白く読めましたので、2022年10月16日発売のシリーズ4作目の本書『ゆえに警官は見護る』に続きました。『やがて警官は微睡る〈新装版〉』では、場面展開も早く、落ち着きどころを先読みしながらテンポよく読めまし...
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投稿日 2022-12-06 20:25
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本書『背中の蜘蛛』は、2019年10月20日双葉社より刊行され、第162回・直木賞の候補作品になり、2022年10月16日、文庫本として発売されています。<誉田哲也>の作品では、『ストロベリーナイト』をはじめとする〈姫川玲子〉シリーズが、<竹内結子>主演で連続ドラマ化、映画化『ストロベリーナイト』(2013年・監督:佐藤祐市 )もされています。また特殊犯捜査係(SIT)を舞台にした『ジウ』三部作((Ⅱ) ・ ...
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投稿日 2022-12-03 20:05
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本書『駅の名は夜明け 軌道春秋Ⅱ』は、短編集『ふるさと銀河線 軌道春秋』の続編として、9篇の短編集が収められ、2022年10月16日に文庫本として発売されています。今回も、ほっこりとする群像劇の『ミニシアター』を含み、思わず涙する感動の、夫婦・親子の家族ドラマ9編が収められています。◆『トラムに乗って』7歳で亡くなった娘のことが忘れられず、新婚旅行で楽しい思い出があり、娘に語っていたウィーンの街へ離婚を覚悟して旅立った「真由子」でした。「私も行ってみたい」という生前の娘の言葉に応えるためにウィーン街へ。そのウィーンの街を一周するトラム(路面電車)が物語に彩りを加えて物語が展開します。◆『黄昏時...
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投稿日 2022-11-29 21:25
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6人のホームレスを誘拐したという犯人が、身代金を請求した新聞社は支払いを拒否すると、一人の切断された〈生首〉が渋谷駅前に置かれているのが発見されます。SNSを使った「誘拐サイト」はイタズラではないことが分かり、警察は本腰を入れて捜査に乗り出しますが、犯人像は浮かび上がりません。その後も続けて、大手新...
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投稿日 2022-11-26 20:05
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<百田尚樹>が「ミステリー」を書いたという帯の文言で手にしました『野良犬の値段』ですが、2020年12月に刊行され、2022年5月15日に文庫化に当たり(上・下)2分冊で発売されています。突如ネット上に「誘拐サイト」が現れます。誘拐されたのは、身寄りのない6人のみすぼらしいホームレスでした。定食屋の...
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投稿日 2022-11-23 20:05
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<吉永南央>の「紅雲町珈琲屋こよみ」シリーズも第1巻の『萩を揺らす雨』に始まり、本書『月夜の羊』でシリーズ9巻目になりました。2021年10月8日に単行本が刊行され、2022年10月10日に文庫本が発売されています。コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む「杉浦草」は、秋のある日、道端で「たすけて」と...
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投稿日 2022-11-19 20:05
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本書『鎌倉署・小笠原亜澄の事件簿 稲村ヶ崎の落日』は、『偽りの捜査線 警察小説アンソロジー』(文春文庫)にも収録されています『虚飾の代償』の主人公「小笠原亜澄」と「吉川元哉」の刑事コンビが登場、2022年10月10日に文庫本書下ろしとして発売されています。鎌倉山にある豪邸で95歳の文豪の変死体が自宅の密室状態の書斎で発見されます。捜査一課の「吉川元哉」巡査長は、鎌倉署の2歳年下で階級は上の「小笠原亜澄」巡査部長とコンビを組んで事件の解決に奔走します。捜査の過程で、完成しているはずの『稲村ヶ崎の落日』の原稿が無くなっているところから物語は、鎌倉を舞台に進んでいきますし、「吉川元哉」と「小笠原亜澄...