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投稿日 2025-08-23 20:25
神戸:ファルコンの散歩メモ
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ファルコン
『桃源』の「新垣・上坂」、『熔果』の「伊達・梁内」などバディーモノのエンターティメント小説シリーズが楽しめる<黒川博行>ですが、本作は「新垣・上坂」シリーズの『桃源』の延長線上の作品として、2022年11月に単行本が刊行され、2025年7月25日に文庫本(1155円)が発売されています。 食品卸...
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投稿日 2025-08-09 19:45
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ファルコン
進行していく温暖化と、世界各地で相次ぐ戦乱。われわれは地球と共に生きていく資格があるのかをテーマに22人のSF作家が書き下ろしています。 アンソロジーとして、<伊野隆之、上田早夕里、空木春宵、円城塔、小川一水、粕谷知世、琴柱遥、櫻木みわ、笹原千波、塩崎ツトム、柴田勝家、新城カズマ、菅浩江、関元...
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投稿日 2025-07-31 20:45
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ファルコン
競馬界を舞台とした伝説の名シリーズとして、英国スリラー界の誇り高き正統派ミステリーの<ディック・フランシス>(1920年10月31日~2010年2月14日)の〈競馬シリーズ〉が、長らく執筆の協力を務めてきた息子<フェリックス・フランシス>の手で〈新・競馬シリーズ〉として、2025年5月8日に文庫本が...
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投稿日 2025-07-10 20:25
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ファルコン
ここの所『ハンニバル・レクター博士の優雅なお料理教室』や『小津映画の音―物音・言葉・音楽』など、映画関係の濃い内容の書籍を読んでいましたので、気分転換に軽めの〈エッセイ〉ということで、初めて手にしました<与那原恵>の2023年3月単行本が刊行され、加筆・修正のうえ2025年6月11日に文庫本として発...
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投稿日 2025-07-01 21:25
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ファルコン
昨日6月30日は、香港で国家安全維持法(国安法)が施行されて5年目の日でした。中国の民主化運動が武力鎮圧された1989年の天安門事件以降、香港では毎年6月4日、ビクトリア公園で犠牲者を追悼する「ろうそく集会」が行われてきました。30年以上続いた同集会は香港市民にとって重要な公民教育の場でもありまし...
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投稿日 2025-06-06 20:25
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ファルコン
本書『天路の旅人』は、2022年10月に単行本刊行され、2025年5月1日に文庫本(上・下)として発売されています。 第二次世界大戦末期、敵国の中国大陸の奥地まで密偵として潜入した若き日本人がいました。著者は、この日本人<西川一三>に興味を抱き、本人へのインタビューを繰り返し、8年にわたり中国北...
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投稿日 2025-06-02 20:25
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ファルコン
前回(26)の『鬼面女殺人事件』に続いて、息抜き的に<西村京太郎>の〈鉄道ミステリー〉シリーズは、1978年に光文社から刊行されました『寝台特急殺人事件』がシリーズの第1作ですが、その系統としてとしての『寝台特急「あさかぜ1号」殺人事件』です。〈カッパブックス〉(光文社)として1988年12月に刊行...
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投稿日 2025-05-30 16:45
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ファルコン
この半年間の書籍のベストセラーが発表され、〈文庫〉では、50年近く前に刊行されました故<有吉佐和子>の『青い壷』の新装版が1位になりました。 出版物の取り次ぎをしている日販=日本出版販売は、去年11月20日から今月20日までの半年間の本の売り上げをまとめました。 それによりますと、〈文庫〉の...
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投稿日 2025-05-29 21:25
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ファルコン
著者<西村 京太郎>は、2022年3月3日に91歳亡くなられていますが、いまだ書籍の新刊案内が新聞広告等に掲載されている人気作家の一人で、600冊を超える著作があります。 本書『鬼女面殺人事件』は、1973年3月の刊行で、1981年1月15日に文庫本が発売、2011年3月に文庫新装版が出ています...
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投稿日 2025-04-29 21:25
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ファルコン
『ラストライン』で始まる「ラストライン」シリーズも『灰色の階段』に続いて本書『英雄の悲鳴』で7作目になり、文庫本書下ろしとして、2025年3月10日に発売されています。 本書では、前作でも匂わされていましたが、本庁捜査一課長の強い引きで、所轄の立川中央署から捜査一課に復帰した「岩倉剛」です。愛弟...