縁あって、金沢学院大学デザイン学部の授業に、がんを経験したはなうめの利用者さんが参加。
学生さんがそれぞれにオリジナルのペットボトルオープナーを作ってプレゼントしてくださる。という機会をいただきました。
痛みや痺れ、爪のトラブル、脱力感などがあって、指先の細かい動作に関する困りごとを共有してくださっていた利用者さんとピアサポーターの久田さんの6名に協力を依頼したところ、みなさん二つ返事で快諾&楽しんでくださいました。
まずは昨年末に2回。
がんを経験された方それぞれに、学生さんが2〜3人のグループで困り事や希望、お好みなどを聞き取り、試作品を試す。
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そして今日は、6名それぞれに世界で一つのオリジナルオープナーが完成!
使い心地の確認と学生さんの学びの発表会。
【学生さん】
・一緒に作るプロセスの楽しさ
・道具の役割だけでなく、使う場面や好みを知ること
・機能とその人の好きなものをデザインに活かす
・誰かのために作る経験が楽しかった
・自分の想像だけでは足りないことを知る
・実際に見て、話して、時間を共有することでしか得られないことがある
・ヒアリングの楽しさ
・将来の夢に繋がった
【がんを経験した方】
・手作りのストラップ付きでうれしい
・思った以上に良かった
・若い人が弱い立場の人のことを考えてくれるのがうれしい
・自分が日頃使っている、別の道具ももっとこうしたいとか思うようになった
・使って楽しい
・いろんな要望を言ったが出来が良くて驚いた
・学生さんと交流できて楽しかった
・上手に自分の話を聞いてくれた
担当の餘久保優子先生が「今回協力してくださった方々は、いろんな困難を経て、本当に辛いこともあったけど、人と繋がって前に出てくださった人。みなさんもこれからいろんなことがあると思うけど、大丈夫だから。みなさんの励みにして。」というようなことをおっしゃってくださって心に沁みました。
みなさんのがんの経験が誰かの未来の力になるんだ。
そんな希望を感じる時間でした。
お声がけくださっ餘久保先生、協力くださった利用者さんたち。
ありがとうございました。