自分の中に沁みている空間
8月
31日
今月のおんころカフェのテーマは「建物・空間」
いつも図書を紹介してくれる図書館司書の原さんはお休みで、ちょっと寂しかったのですが、参加者さんとのお話は弾みました。
最初に“てつがくしゃ”の菊地先生から、人の行動に影響を与える選択アーキテクスチャについてちょこっとお話があり、順番にテーマについて思うところを話しました。
・高層マンションの巨大すぎる人口と人工物に頼る生活
・天井の高い室内が良いなと感じる
町家の梁、代々木競技場、東京テドラル聖マリア大聖堂、県立図書館
・長谷川等伯の松林図屏風から感じる空間や質感の美
・古い建物が壊されていく時代
・実家を自分の代で壊さなければならない時の気持ち
・公共の建物の設備に仕事としてかかわっていた
・中学時代の当時としてはモダンな建築
・モダンすぎて落ち着かない
・通っていた小学校が今は歴史的な建築物として資料館になっている
・通っていた小学校は当時から古く木造だったが今はもうない
・学生時代は人生の遠いところにあるはずなのに覚えている
・意識はしていないけど自分のアイデンティティになっている
・震災で影響を受けたわが家をどうしていくか
・建物そのものとその周辺のことも想う
自分たちの通っていた学校の建物の話が広がりました。
今はもうない木造の建物もあれば、それを生かして残されているというお話も。
普段はわざわざ思いださないけれど、子どもの頃に過ごした空間のことは、自分のどこかに沁みて、残っているものだなあと思いました。
来月のテーマは「おしゃれ、装い」です
難しいお話はしていません。
それぞれが思うことを思うままにお話して、聞いているのも楽しい時間ですので、よかったら。