県内のがんサロンなどピアサポートの場で活動するボランティア=ピアサポーターを対象に年に2回フォローアップ研修会を開催しています。
今回は能登の震災後でもあり、ボランティア活動をするピアサポートの場で様々な形で被災した方と接することがあるということで、国立がんセンター東病院の小川朝生先生に東日本大震災の時にがんを経験された方や医療従事者がどのようなことに困っていたか?また、こころはどのような反応があるのか?ということについてお話しいただきました。
今回はオンラインでの開催。
実際被災した場合、
・お薬や治療の情報を説明できるようにしておくこと
・治療中の場合は通院している病院に連絡をとること
(DMATや自衛隊などに連絡したいということを伝える)
・必要なお薬(特に麻薬やインシュリンなど)が足りない場合は現場のDMATや自衛隊などに伝える
・自分の治療やお薬の投与がどのくらい遅れてもよいものか日ごろから確認しておく
など、治療やお薬について困ることが多いようです。
実際能登の震災でもそのような声を聴くことがあります。
ココロについては「心のケアというと特別なことだと思うかもしれないけど、できるだけ身体の休息をとることが前提」と教えてくださったことが印象的でした。
年度末のお忙しい中、お話しくださった小川先生、ご参加くださったピアサポーターのみなさんありがとうございました。
今回新たに学んだこと、整理できたことがピアサポートの場で誰かの力になりますように。
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小川先生がご紹介くださったこちらもぜひ参考に。
国立がん研究センター
がん患者さんのための災害に関する備え
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こちらもご参考に。
自分の病気や治療、お薬の情報をはなうめで作成した療養手帳にまとめて持ち歩きませんか?