はなうめでは、毎年12月は人生の終わりについて考える時間を作っています。
これと言った理由はないのですが、なんとなく、今年も一年無事に終えられそうだな〜というタイミングで、考えてみるのが自然な感じになっています。
今日は龍澤所長から終末期にまつわる話題提供があり、参加者さんとあれこれお話しました。
それにしても、よくわからない略語やわかったようなわからないような単語が飛び交うテーマですよね。
BLS:Basic Life Supportのことで、いわゆる心臓マッサージや人工呼吸、AEDなど最初にやる救命のこと。
DNAR:do not attempt resuscitation救命の可能性がない患者などで,本人または家族の希望で心肺蘇生法(CPR)をおこなわないこと。
ACP:Advance Care Planning将来の変化に備え、将来の医療及びケアについて、 本人を主体に、そのご家族や近しい人、医療・ ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、本人による意思決定を支援するプロセスのこと。
AD:Advance Directive=事前指示(医療やケアについての意向を、前もって意思表示するための文書)を準備するといっても、気持ちや価値観は時とともに変化するので、そう言ったことを周囲の人と折に触れて話をすることで、いざという時の判断に日頃の価値観が活かされやすいという考え方です。
このACPが、何年か前にポスターの表現のことなどが話題になった人生会議のことです!
なのですが、今日参加されていた方は「ふうん」という感じだったので、
ドキドキして成り行きを見守っていたのは、専門職ばかりだったのかもしれません。
緩和ケア病棟見学ツアーにも参加されていた方が「家族の立場の方の思いも知り、患者側とはズレを感じたが、そこを歩み寄って行かなきゃいけないんだと感じた」とおっしゃっていました。
違いがあるところからスタートして、共通点を見出してゆくプロセスが対話ですし、ACPってもっと日頃の対話を積み重ねていくことなんですね。
今日のお話の最初に所長から「迷惑をかける」ということについて、
「迷惑をかけたくないというけれど、迷惑をかけられた方は、本当に迷惑だと思ってるのかな?」という問いがありました。
今は亡きコメディアンたこ八郎さんの座右の銘「迷惑かけてありがとう」を思い出しました。
ごめんねじゃなくてありがとうと言い合える対話を積み重ねるのが「迷惑かけ上手」の着地点なのかもしれません。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ