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不良のアウトドア

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日産はなぜ終わったのか

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1990年代前半に出た、Jフェ... 1990年代前半に出た、Jフェリー。
負け犬スタイル。
なんだこのクルマ。
車というものは、実用性だけで売れるものではありません。
実用性経済性は兼ね備えているに越したことはありませんが、魅力的な商品であるかどうかを最も左右するのはデザインの力です。

日産の不調はゴーン社長登場のはるか昔、1980年代からやらかしたデザイン逆張りの歴史でもあります。
それまでの自動車雑誌は、トヨタも日産も三菱もマツダもホンダもいすゞも、同クラスの車種を走らせてテストするような企画が多くみられました。
今考えれば当然ですが、それぞれのメーカーの実力は拮抗しておらず、徐々にトヨタとの差が明確になりつつありました。
デザインの逆張り勝負に出たのは、おそらくはトヨタに対抗心を燃やしすぎたのでしょう。
 
日産デザインの「逆張り」史
■ 1980年代後半:空力デザイン全盛時代に「直線レパード」
• 時代背景:プレリュード、ソアラ、シビックなどが丸みと流線を強調し始めた時代。
• 日産の選択:レパード(F31型)は直線的で重々しいスタイルを採用。
• 評価:「高級車の割に古臭い」「バブル世代の美意識に刺さらなかった」。
• ※510ブルーバードの成功体験に縛られ、「古き良き直線」への固執が裏目に。
■ 1990年代前半:レパードJフェリーの“犬尻”デザイン
• 時代背景:プレミアムセダンでは均整の取れたFRスタイルが人気(クラウン、アリスト、レジェンド)。
• 日産の選択:トランクが垂れ下がったような「不安定で後ろ下がりのフォルム」。
• 評価:「美しさより奇をてらったデザイン」「高級感に欠ける」「誰向けか不明」。
■ 1990年代後半:パイクカー路線(Be-1, PAO, FIGARO)
• 時代背景:実用・プレミアム・スポーティの三極化が進む。
• 日産の選択:レトロな「見た目重視のコンセプトカー」を量販。
• 評価:一部にカルト的な人気があるものの、ブランド全体としての方向性が不明瞭に。

2020年9月にデザインが公表された新型Zも、国内販売されたのは2023年初頭。
走り出したころには、写真で見慣れてしまい「えっ?まだ売ってなかったの?」「古臭い」という印象を強く残した。
旬の時期に発売できなかったのです。
その性能もまた、現代の最先端のスポーツカーとは言い難い。

デザインに自信がないので、逆張りで「技術の日産」を語ったのだろうが、技術はどこのメーカーも真剣に取り組んでいるテーマ。
生き残りたいならば、言い訳なしでデザインで真っ向勝負しないといけません。

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