金城埠頭
8月
28日
午後は、アルピニストの野口健さんのセミナー。
プチ冒険家の僕としては、興味深いお話をうかがう事が出来た。
エベレストでは、パーティーの誰かが倒れても、助けることは不可能。
倒れた者を気にする余裕はない。
登頂に成功した者の3割が、その後に命を落とす状況。
8000m級はいつも、自分の命を危険にさらしている。精神状態は発狂と紙一重。
頂上で流す涙は、感動によるものではなく、下山の恐怖から湧き出るものだ。
誰かが倒れても、選択肢は2つ。
付き添って一緒に死ぬか、自分は生き残るかなのだ。
山は自己責任。
ヒマラヤであろうと、トムラウシであろうとも。
セミナーの後の金城埠頭の景色が印象的だった。