悪魔のコンピューター
3月
31日
話は、コンピューターの話題から始まる。
昭和の時代にはコンピューターも中途半端なものだったので、仕事が速くできるツールでしかなかった。
企業はもっと便利にもっと速くと、最新のシステムを導入し戦闘力を増した。
その中で勝ち残るためには、ライバル企業も最新のシステムを導入するしかない。
企業は生き残るために、人間の能力を超えた処理を日々繰り返す高性能なコンピューターを導入する。
今や企業と企業の戦いの本質は、人間の知恵を越えたマシンとマシンの戦いに発展している。
どの企業も最新のシステムを導入し戦闘力を増す。
そのための経済力を得るためには、さらに大きなビジネスを回さなければならない。
その経済を支えるのは巨大なエネルギーだ。
だが、化石燃料による温暖化ガスは、地球環境を脅かす。
いつしか人間は、自分達の管理能力を超えたエネルギー源を使い始めた。
それは同時に、地球という惑星のキャパシティを越えた行為だった。
地球は自己再生機能を起動させた。
地上は地獄と化す。
それでも、人間は一度知った経済の豊かさを求め、コンピューターの電源を切ろうとはしない。
もちろん、この僕も。
「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」
A=6,B=12,C=18,D=24,E=30,F=36,G=42,H=48,I=54,J=60,K=66,L=72,M=78,N=84,O=90,P=96,Q=102,R=108,S=114,T=120,U=126,V=132,W=138,X=144,Y=150,Z=156
C+O+M+P+U+T+E+R = "666"
悪魔の正体は、人間の発明なのか?
人間の発明が人間を滅ぼす。
コンピューター・ネットワークの発達により、地球の裏側とでも気軽に交信できるほどの社会になったが、それを一瞬で停止させる方法がある。
高層大気圏における核爆発(High altitude nuclear explosion, HANE)だ。
空気が希薄な状態での核爆発でγ線は遠くまで届く。
γ線は空気分子と衝突し、大量の電子を発生させる。
その電子が強力な電磁パルス(EMP)を発生させ、一瞬にしてほとんどの電子機器に障害を与える。
製造、運輸、通信など、経済活動は止まり、あちらこちらで原子炉が暴走する。
最初の核爆発では誰ひとりの犠牲者もないが、二次的効果により、地球上にはコンピュータがない時代の経済活動に見合った人口だけが生き残る。
そして、地球環境は守られる。
これを正義だと考える誰かが、核戦争のトリガーを引く事になるだろう。
投稿日 2011-03-31 14:14
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2011-03-31 23:20
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投稿日 2011-03-31 14:28
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投稿日 2011-03-31 19:15
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投稿日 2011-04-01 18:04
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投稿日 2011-04-01 10:26
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