ベトナムに行って驚いたことがいくつかある。 クラクションの鳴り加減はインド並み。 人間の平均身長が小さい。 年寄りがいない。 希望にあふれた若者の笑顔。 そして、僕の頭の回路がどうかしそうになったのは、JICAの行う「ベトナムIT高等教育人材育成プログラム」だ。 日本製品のコスト削減と、高機能化の為に、海外アウトソーシングを活発化させようという「日本が行う」プロジェクトだ。 プログラムの中身は驚愕に値するものだった。 準備に2億4000万(2年間)、教員の指導能力向上などに4億6000万(3年間)、円借款54億2000万円などを使い、ハノイ大学生の選ばれた120名に日本語とIT技術を教えるのだという。 そのうち、日本へ留学するのが年間上位20名。 日本企業が採用できるのは、この日本留学経験のある上位20名を除いた100名からのみだ。 そして、今年初めての卒業生が日本に旅立つ。 その数、たった10名。 しかも、IT部門での採用は5名のみ。 この5名の為にいったいいくらつぎ込んだのだろう? 日本国が1円も支払っていない、民間の日本語学校の方がはるかにましだ。 日本では新卒の学生たちが就職難になっている今、日本政府は大金を費やしてどのような日本を作ろうとしているのだろうか? ましてや、日本のGDPを減らす手助けをしても、日本の税収は決して上がる事はない。 思えば温暖化ガス25%削減と、高速道路無償化を同時に掲げるような政党が支持されるような国である。 もはや日本を導く者も、頭脳のある大衆もいないのだろうか? 蓮舫議員は虫が好かないが、ちょっと呼んできてくれ! これは、あなたの仕事だろ。 写真は、東大クラスの優秀な学生を誇るハノイ大学の視察風景。
投稿日 2011-03-01 17:30
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2011-03-02 02:53
ワオ!と言っているユーザー