<温室効果ガス>排出量削減目標達成は厳しい情勢
8月
9日
しかし、政府の見通しでは逆に0.9〜2.1%増えてしまうというのだ。
さらに、この数値は、かなり甘いかもしれない。
日本の温室効果ガスの総排出量は、2005年度で基準年費7.8%増加している。
このままでは、基準年比で6%削減はむしろ絶望的と見るのが正しいのではないだろうか?チーム・マイナス6%などでは、主に家庭やオフィス部門での協力を求めている。
しかし、今年5月に出された「京都議定書目標達成計画の進捗状況」の数値を参考に試算すると、仮に家庭で10%の削減が可能であっても、全体に与える影響はわずか1%だ。(家庭への要求は2005年比で21.4%の削減) かつて、日本には切り札があった。CO2の排出を伴わない原子力発電だ。
ここに来て、世界最大の発電量を誇る柏崎刈羽原発の長期停止はかなり痛い。
原油の高騰から、火力発電はよりCO2を大量に発生させる石炭へ移りつつある。
(石炭は石油の約1.25倍、天然ガスの約1.75倍のCO2を排出する)
そもそも、地球のキャパを越える経済活動に問題があるのだが、票の数で勝ち負けが決まる政治家には、解決することは仕組み的に不可能だ。
「CO2削減した方がお得!」な仕組みを作らないと全ての人は動かない。
こらこら、「補助金ばらまけ」とは言っていないぞ!さて、どうしよっか!