米ホワイトハウスは25日、米国が温室効果ガスの排出量を2020年までに05年比で17%削減するとの目標を発表した。 アメリカに数値目標を言わせたという意味では、2020年までに90年比で25%削減すると大風呂敷を広げた鳩山政権の功績と言ってもいいだろう。 アメリカの発表した数値は、かなり控えめな数値ではあるが、とりわけ太陽光への力の入れようを見る限り、極めて現実的な数値なのだ。 また、50年までに05年比で83%削減する目標も提示。 これもまた、現実的かもしれない。 さらに、中国も2020年までに05年比GDP当たり40〜45%の削減する「目標」を発表した。 経済成長を続ける中国にとっては、排出量の削減は不可能だ。 数値は温暖化ガス全体量ではなくGDP比であるところがミソだ。 しかし、目標を掲げたことにより、発表値に責任のある先進国への圧力となりうる。 事業仕分けでの科学予算削減が話題になっているが、90年比25%削減は容易なことではない。 大規模な自然エネルギー利用においては、日本は完全に出遅れている。 日本は目標を達成できない場合、莫大な排出権購入を迫られることになるだろう。 今の日本にそんな金はない。 政府は早急に具体的削減プランを示せ。 このままでは、世界に恥をさらすことになる。
投稿日 2009-11-27 14:32
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2009-11-28 07:26
ワオ!と言っているユーザー