「CO2地中埋蔵に参入」 今日の日本経済新聞に出ていた大成建設に関する記事だ。 CO2の排出削減が現実的に不可能と見ると、このような研究が多くなることは当然だ。 CO2は地中奥深く(800m以下)の塩水を含んだ堆積岩層などに圧入(大気圧の80倍)される為、超臨界状態で保存されるのだ。 例えば1000万KW級の火力発電所からは、年間5000万バレルの超臨界CO2が排出される。 これをすっぽり納める事のできる場所は、使用済み油田を再利用するのがちょうどいい。 しかも、この超臨界CO2に押されて、これまで採掘できなかった原油が押し出されてくるというおまけ付きだ。 しかし、この方法を用いた場合、CO2の突出による被害を予想しておかなくてはいけない。 カメルーンのニオス湖は、火山活動によりCO2が飽和している湖だ。 1986年、湖水爆発がおき、それが引き金となって160万トンのCO2が大気中に流れ出した。 そのうち、10〜30万トンは2〜3時間内での突出だった。 CO2は渓谷に流れこみ、20km圏内にいた約1,800人と家畜3,500頭が窒息死した。 なにせ地中で発生する事象だ。 完全に予測する事は困難だ。 核廃棄物ならともかく、気体をぶち込むのはどうかと、今の僕は考えている。 これからも注目したい。
投稿日 2009-04-23 23:20
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投稿日 2009-04-24 22:14
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投稿日 2009-04-24 12:29
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投稿日 2009-04-24 22:22
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