F8 トリブート 乗ってみた
12月
1日
488GTBの後継で事実上のビックマイナーチェンジモデルとして2019年に登場した。最初期型の458イタリアのデビューから10年後に当たり、最後のピュアV8ツインターボ車となる。
F8トリブートのエンジンは488ピスタ同様に720PS(488GTBに対して+50PS)を発生し、V8としては過去最高の出力を持つ。0-100km/hの加速は2.9秒、0-200km/hの加速は7.8秒、最高速度は340km/h。
納車して、半月が経過しやっと運転する時間ができた。
上記のように、圧倒的な性能を有する車両ではあるものの、着座した印象は上質なプリウスレクサスに乗った感覚であり、レーシングマシンのような何か特別な高揚感のあるものではない。
上質なインテリアに身を包み、乗り心地も良好でありすべてが快適。
着座位置が若干低いことを除けば、不思議な感覚はどこにもない。
ただし、ショートホイールベースの車体の反応は鋭く、油断するとまっすぐ走ってはくれない。
また、エンジンが本領を発揮する5000rpm以上の高回転域からの加速は、たとえそれが100km/hを超えてからでも簡単にホイールスピンを招くため、緊張感が生まれないわけではない。
無償オプションのカーボンバケットシートを選択しなければ、この快適な高級フル電動シートが ついてくるわけだが、このマシンの本来のコーナリング性能を発揮させたなら、3点式シートベルトをしたドライバーの身体が、シートに留まることはほぼ不可能だろう。
つまり、速く快適だけど、本気を出すと使えないクルマ。
通勤には適している。
納車して、半月が経過しやっと運転する時間ができた。
上記のように、圧倒的な性能を有する車両ではあるものの、着座した印象は上質なプリウスレクサスに乗った感覚であり、レーシングマシンのような何か特別な高揚感のあるものではない。
上質なインテリアに身を包み、乗り心地も良好でありすべてが快適。
着座位置が若干低いことを除けば、不思議な感覚はどこにもない。
ただし、ショートホイールベースの車体の反応は鋭く、油断するとまっすぐ走ってはくれない。
また、エンジンが本領を発揮する5000rpm以上の高回転域からの加速は、たとえそれが100km/hを超えてからでも簡単にホイールスピンを招くため、緊張感が生まれないわけではない。
無償オプションのカーボンバケットシートを選択しなければ、この快適な高級フル電動シートが ついてくるわけだが、このマシンの本来のコーナリング性能を発揮させたなら、3点式シートベルトをしたドライバーの身体が、シートに留まることはほぼ不可能だろう。
つまり、速く快適だけど、本気を出すと使えないクルマ。
通勤には適している。