先日、中央電気倶楽部主催の「世界のエネルギーと原子力」へ出席した時の一枚。 大きな会場は満員だ。 福田前首相がG8議長として開催された、北海道洞爺湖サミット。 「主要先進国は温室効果ガスを2050年までに半減させたい」という意志表明はされたが、実際何が行われるのであろうか? 2050年、世界のエネルギー需要は現在から53%増加すると予測されている。 主要先進国がCO2排出量を半減させたとして、地球全体での排出量は年間280億トン。 それに対し、地球の自然吸収量は年間110億トンだ。 世界の多くが、(自然エネルギーというきれい事を前面に持ち出しながらも)実効的な方法を考えている。 事実、洞爺湖サミットは原子力サミットと呼ばれるに相応しい内容になるはずであった。 世界には新たに建設中・計画中の原子炉が349基存在する。短期間にそこまで世界は動た。 しかし、その内容で開催される場合には、ドイツは不参加を表明していた。(ドイツは原子力に反対している) 結果的に、ドイツの出席を優先し、原子力利用に関する話は持ち出されることなく、さらに実効的な方法の議論が中心になることなく、あいまいな目標値だけが掲げられることになった。 ここに集う人たちが、何かを始めるのか? 僕自身は? 僕らは問われている。 だから情報収集を忘れない。 断わっておくが、小さいことをやるつもりはない。 この問題は、住民運動で解決するスケールの問題ではない。 大胆な仕組み作りだけが、地球を救う手段だと考えている。 注)今回ここに記載した数値は、他の資料で検証したものではなく、かなり大きな差異がある可能性があります。 しかしながら、CO2排出量が半減したところで、地球の自然吸収量を上回り続ける事は確実です。 ボルネオのように、ジャングルを切り開き油ヤシ畑(バイオ燃料等に利用)にするような場所が増えれば、地球の自然吸収量はさらに減る一方です。