今日は、1969年式ZZ572搭載の通称「不良の系譜」Corvetteの修理。 アライメントを完全に調整したにもかかわらず、ハンドルが右に取られる症状が出たのだ。 パワステの調整の問題だったらしい。 隠れ家のガレージで作業してもらい、難なく調整終了。 その後、Cファクトリーとオートエンジニアリングを訪問ついでにテストドライブ。 20年間、仕事に打ち込む事によって維持してきた僕のVetteには、幸せな思いよりは、苦労と涙を連想させられる。 その証拠に、僕は「不良の系譜」Crate Engine Projectの最後でこう書いている。 「DIYで作業するVette Mania達にとって、自分の手を汚さない僕を軽蔑する向きもあるだろう。 Luckyなヤツの道楽と思う人もいるだろう。 現実はそれとは程遠い。 自分で車を洗う楽しみも、自分で触る楽しみも、仕事の時間に割り振った。 僕はドライバーに徹することにしたのだ。 仕事や普段の足には、別の車を購入しなければならなかった。 この1台のマシンの為にどれほどの苦労があったかは、とても語りつくせるものではない。 ボンネットに「怨」という文字が浮き出てきたとしても、僕は驚くことはないだろう。」 しかし、美しい。 機能美よりも、純粋に「カッコよさ」を求めていた時代の造形だ。 その性能部分に、僕は大幅なモディファイを加えた。 コルベットにありがちなエクステリアのハッタリは全て排除したうえでだ。 日本国内に僕のC3より完成度の高いマシンがあるのなら、ぜひ見てみたい。 コンセプトでは負ける気がしていない。