経済界から見た原子力
9月
4日
今日のテーマは経済界から見た原子力。
一般的に経済団体からは「原子力を動かさなければ、経済は崩壊する」といった話が出る。
僕自身も、原子力の稼働率を高める事により、日本の経済力を高めるとともに温暖化抑制になると信じて発言してきた。
しかしどうだ?
電力会社の決算書を見ればわかるとおり、問題を先送りして安い電力が演出されていたことを目の当たりにした最近である。
今年の夏の国民的議論も、「原子力は安い」という前提で話が進み、多くの経済団体は原発利用推進の立場をとる。もっともな話だ。
しかし、実際には安くはない。
我々が原子力を利用しようがしまいが、これまでのツケは電気代で精算する事はになるのは確実だ。
経済界を含め、最終的に事実関係が理解された時点では、原子力を継続利用しようという考えが、かなりの少数派になる事は間違いない。
原子力を使用しなかった沖縄電力は、少しだけ高い電気代になってはいるが、そのかわり将来へのツケもない。
今となっては羨ましいよ。
それにしても、温暖化対策も考えないと。。。