色褪せた紙切れに残った笑顔。
君の優しさに気付かずに、何を見てたのだろう。
振り向けばいつもそこに、君がいてくれるような気がした。
失ってからやっと気づく、それはかけがえのないもの―。
単なる、失恋の曲なのかもしれない。
でも私には、別の意味に聴こえて、涙が止まらなかった。
高校の頃まで、ずっと近所に住んでいたのに、
小学校に上がってからは一緒に遊ばなくなった、一つ下の女の子。
幼稚園の頃までは、たっくさん遊んだ。
今では、アスファルトになってしまった、アパートの駐車場。
昔は本当に、砂場みたいだったから。
スコップとかを持ちよって、ふたりでよく遊んでた。
彼女の家で、人形遊びもよくした。
一緒にセーラームーンを見たり、キン肉マンを見たりした。
はるかさん(セーラーウラヌス)が男か女かでケンカもした。
好きな色を聞かれて、答えたら、その色のリボンのついたプレゼントをくれた。
小学校に入ってからは、私は同学年の子たちとうまくやっていくことで精いっぱいで、彼女とは遊ばなくなった。
それでも、集団登校だけはずっと一緒で。
私が小6のとき、班長になって、彼女が副班長になって。
私が一番前で、彼女が一番後ろ。
間に低学年や中学年の子たち。
私が歩くのが早すぎて、後ろの子たちを置いてきてしまうといけないから。
時々、振り返ったりして。振り返った先の、一番後ろに、彼女がいたんだ。
低学年の子が、転んだり、傘を持っていないのに、急に雨が降ってきたり。
私が、どうしよう・・・って迷っている間に、
彼女はすぐに手を差し伸べてあげられる、優しい子だった。
そんな彼女に、久しぶりに会いに行った。
アパートの内装工事の関係で、私も彼女も昔の棟からは引っ越していたから、
初めて入る、彼女の家。
奥に見える、すっかり大人になった彼女の笑顔。
周りを囲う、白い花たち。
こんなに簡単に、泣くつもりはなかったのにな。
玄関に置いてある、背の高い靴棚。
部屋の中の空気。額に入った大きな写真。その周りに添えられたゆりの花。
そういったものに、涙腺が反応してしまった。
何百倍も何千倍も辛い思いをしている人が目の前にいるのに。
私なんかが、泣いちゃいけないのに。
そう思っても、止まらなくて。
それから、数時間後。
ELTのライブを見に行った。
ライブの間中、心のどこかで彼女のことを考えていた。
「LIVE」という言葉の意味を考えていた。
だから、「キヲク」という曲を聴いて、たまらなくなった。
もともと、切なくて好きな曲ではあったけど、言ってしまえば、「未練がましい失恋ソング」。
そう思っていたのにな。
伝えたいコトがあった それはおかしい程 簡単で
失ってやっと気付く
それはかけがえのないもの
振り向けばいつもそこに 君がいてくれるような気がした
薄紅ノ雪が舞って今日も変わらぬ風が吹く
キヲクの中 探していた―
暗がりに灯したキャンドルが好き。
闇の中、揺らめく炎がつくりだす、不思議な空間が好き。
光を生み出す、まっすぐなボディが好き。
服部まゆみさんの小説、「この闇と光」もおもしろかった。
読書の醍醐味を思い出させてくれた。
前半の幻想的な世界と中盤の見事すぎるどんでん返し。
ファンタジー好きの私を序盤から掴み、
中盤で一気に引きずり込んだ。
ドイツのロマン派、カスパー・ダーヴィド・フリードリヒの
風景画にも心惹かれる。
闇に覆われた先にある光と、
それを見つめる人物の心情に興味をそそられる。
「堕天使」という概念にも、ものすごくハマった。
特に「神風怪盗ジャンヌ」のフィンは、堕天した理由が切なくて。
アニメ「セーラームーンS」に出てくる、
光と影を併せ持つ少女、ほたるちゃんも大好き。
仕事が落ち着き、休みやすい頃合いを見計らってウィルスが入り込んだのか、はたまた気の緩みがウィルスを招き入れてしまったのか。
数日前から、かぜっぴきの私。
18日のSuperflyライブまでには治すことを目指して療養中の私に飛び込んできたのは、「Superflyの体調不良により、14日の米子公演延期」のニュース。
びっくりしました。
16日の郡山、そしてその2日後の秋田公演はどうなるんだろう…。
それより何より、しほちゃん、大丈夫かな…。
頻繁にサイトをチェックしていたら、お医者さんから太鼓判を押されるほど回復したこと、郡山のライブは無事終了したことを知りました。
今のところ、秋田も開催の予定。
どうか今日のライブが、しほちゃんにとっても私にとっても、あったかくて素敵なライブになりますように…。
つながらない電話と
眠るのが怖くなったこと
テレビから流れてくる信じられない光景と
京都の平和な青い空―。
ギャップがありすぎて
どちらが夢でどちらが現実なのか
わからなかった
わかることが怖かった…。
* * * * * * * * * * *
知っているつもりでした。
たかだか震度1で揺れただの、エレベーターに閉じこめられただの騒いでいる大阪人よりは。
「東北に関係ある身近な人はほたるちゃんしかいない」
そう話した大学の友人よりは。
「震度4」って聞いても、それほど大きいとは思わなくなった。
(7階で立っているときに感じた震度4はちょっと怖かったけど)
震度5弱の地震も経験した。
(揺れが収まり次第すぐに爆睡したけど←おいっ)
停電で電気もガスも使えない。
信号は止まり、もちろんエレベーターも電話もパソコンも動かない。
各課に1台(?)しかない緊急用の電話や携帯、人を駆使して、
県内の被害状況を確認する先輩職員たちの姿も見た。
だけど、私が知っているのは、本当にごくごくわずかなもの。
私が経験した停電は、一日も続かなかった。
放射線濃度も今のところ、低い値しか計測されていない。
津波に流されたのではないかと心配していた祖母は、驚くほど元気だった。
高校時代の友人も無事だった。
私は、何も知らない。
知らないのなら、知らなきゃいけない。
それが、現実だから。
咲き誇るまでに
どれだけ泣いて、
どれだけもがき苦しむだろう
それでも
静かに 深く呼吸をして
また歩きだそう
恋をするって、結婚するって、「心の穴を埋める」ことなの…??足りないピースを見つけて必死にはめ込むことなの…??
そうじゃなくて。
お互い、プラスの方向へ歩いていくための、新たな糧になれれば良い。
既存の型にはめ込むための堅苦しいピースじゃなくて、新しい何かを築き上げるための、無限のパーツ。
そんな存在として、互いを尊重し合えたら、素敵な恋愛ができる気がする。
どうして そんなカッコいい生き方ができるの?
…かなり年上の同期が言ってた。
この仕事は、一般住民として生きていれば見なくても良いような裏側を見る仕事。汚い部分を見る仕事だよと。
でもきっとそんなの、どんな仕事にも通じること。
どんな業界にいても、きっとそれぞれの視点から汚い部分が見える。
「こんなはずじゃなかった」って思うことも、「なんでこんなことしてるんだろう」って思うこともある。
いちいち感情的になってたら身が保たなくて、何も感じないふりをしてみたり、器用に立ち回ることを覚えたり。
綺麗事だけではとてもじゃないけど立ち行かないし、偽善じゃ何の解決にもならない。
それはその通りだと思うから。
誰かの言葉に笑って頷いてみるけど。
常にものすごく不安定な自分を感じる。
空っぽのままぐらぐら揺れている自分を感じる。
大学時代のことは自信を持って語れても、「今」を語ることができない。
同期と言っても、所属が違えば業務内容が全然違うし、年齢だってばっらばら。
そういう、「自分とは前提条件が違う人たち」と語れる「肴」が私には無い。
だから。創りたいと思う。「私」という名の幹と枝葉を。
大地なのか自分なのか。
それが問題だ。
(シェイクスピア風に(笑))
今日はあっという間に時間が過ぎていって、そろそろ仕事が終わるというときに、地震発生。
秋田は震度4でしたが、家以外の場所で、それも立っている時に、というのは初めてだったので、ちょっびり怖かった…(^_^;)))
←震度5強の地震発生直後、停電にも気づかずに、そのまま呑気に爆睡したヤツが何を言う…( ̄▽ ̄;)
それにしても。
よりによって東日本大震災からちょうど1ヶ月という今日、福島で震度6弱だなんて。
酷すぎる。
昨夜の大きな余震の影響で、
多少不便な思いはしましたが、至って元気に呑気に(笑)暮らしてます。
個別にいただいたメッセージについては、明日か明後日にでも返信したいと思いますので、もう少々お待ちくださいm(_ _)m
もともとそういう傾向の強い職場なのですが。
震災の影響で拍車がかかっている…( ̄▽ ̄;)
ただでさえ5月にならないと受けれない研修が、7月だか8月に延期になったそうです。
右も左もわからないまま、ガチの仕事場に投げ込まれた。。。
でも、人には恵まれた気がするので。
頑張ろ。
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