テキスト「人形は人間のなんなんだ?」を読んで
1月
8日
早速、写真にあるテキストを取り寄せて、ざっと読みました。
ここからは「個人の感想」です。
うーむ
私にとっては、正直、期待はずれでした。
人形というテーマが広すぎ深すぎなためか…
人形に関係ある事象を並べて紹介してくださっているので知識は増えると思いますが…それほど考察は深くはない……印象を受け、残念な思い。
「人形メディア学講義」のほうがわくわくしたかな。
ご本人も研究者なのであくまでも客観的な立場、と言われているので、心が動いた「人形にまつわるエピソード紹介」はされても、それで終わる感じで。
腹話術の出て来る章も主に歴史の紹介として「唇が動くのがわかるよ」からの引用と、少し感想を述べられただけの感じ。予想はしていたけどやはり、一面的な印象で腹話術を語っておられ、深い考察には思えなかった。
日々、人形たちと喋っている私たち腹話術愛好者や、パペット愛好者のほうが、エキサイティングな経験をたくさんしていると思いました。
人形にまつわる知識は豊富でないかもしれないけど、人形にじかに心が動かされ、自分が変化していく経験。腹話術を見た人が変化していく経験。
著者の言うように、確かに人形と自分にまつわるエピソードは、心の深淵と結びつくものが多いでしょうから人それぞれで、聞きごたえがあるだろうなぁ
うちのふくわじゅつサロンでもやろうかな。