アーロンチェアー・ガス・シリンダー交換(良い物は長く使える(4))(備忘録)
1月
17日

伝票が3枚添付されていました。

重量物なのにシンプルな包装でした。

ただ差し込まれているだけでビス止めとかの必要はありません。
径と長さが合えば他の類似商品でも対応できそうです。
なんか哀れな姿です。
内側から見たところ。
座部側に付けられたインサートビスごと外れたのでビスが抜けません。
反対側は正常に取れたので何とかこのままの状態で座部は取り外せたので問題なしでした。
両方がこの状態だったらかなり強引にはずす必要があったと思います。
インサートビスが付いたままなのでビスが抜けません。
インサートビスは樹脂製座部に接着剤と共に捻じ込んであったのですがビスとインサートネジとの固着の方が強固でインサートネジごと外れてしまいました。
上下2分割の嵌合(かんごう)取り付けでビス類はありません。
しかし、嵌合している爪をはずすのが一苦労。
しかし、先人のアドバイスが役に立ち意外と簡単に外せました。
意外と内部は簡単な構造。

銀色の丸い部分がガスシリンダーの上部で下から差し込まれているだけなので銀色の部分にソケットレンチの先端を乗せて上からハンマーで強く叩いて抜くだけ。
傷が付かないように樹脂ハンマーを使いました。
かなり思いっきり叩かないとテーパー状に差し込まれたシリンダーはびくともしません。
これをガスシリンダー上部に乗せて全体を持ち上げた状態でソケットを思いっきり叩くのがコツ。
ガス抜けで一番下がった状態です。
完全に駄目ですね。

本来は内圧で飛び出してないといけないのです。

左の古いタイプは伸張部が2重(段)になっていますが新しいタイプはがたつき解消のためか1重(段)のシンプルな構造になっています。
油が滲んでいます。
フローリングに油みたいなものが付着していたので何か変とは思っていました。
シリンダーのシールがへたったようです。
このレバーの動きがワイヤーでシリンダー上部のガス圧調整弁を押し込むようになっています。
ガスシリンダーの互換品にも対応できるようになっているのかなと思いました。
また、シリンダーがワンステージになったことで水平方向のガタが無くなり違和感が無くなった様に思います。
シーリングも増えるし水平方向のがたつきも増えてメリットは無い様に思うんですが・・・
新しいタイプの耐久性に問題なければ最初より良くなって満足度アップになります。

但し、ゴムハンマーは傷の問題は無い変わりに衝撃力が弱いので役立たずでした。
ネットでは金属ハンマーを使ったとありましたが私は傷防止の観点から樹脂ハンマーを使って作業しました。
樹脂ハンマーで駄目なら金属ハンマーの出番でしたが。
あと、写真に漏れましたが+ドライバーが必要です。

廉い部品なので国内のハーマーミラー社通販ショップで購入しようと思っています。
eBayへ1月7日に注文したハーマンミラー製アーロンチェアーのガスシリンダーが本日国際郵便(EMS)で届きました。
参考にしたサイトの方も一週間あまりと書かれていたので特に問題なく届きました。
包装はいたって簡単で金属の塊みたいに重たいのですがナイロン製の袋にプチプチ袋に入れられただけで送られてきました。日本だったら丈夫な箱入りでしょうけど。
品物は頼んだ物に間違いないようなので安心しました。
そして、早速交換作業を行いました。
分解方法はネットで紹介されていたのでその手順に従いました。道具類は家業が農業なので亡くなった父が機械好き、道具好きだったので大概揃っているのでノープロブレム。
必要な工具も一応事前に分かっていたので次の物を準備しました。
・6m六角レンチ
・4m六角レンチ
・樹脂ハンマー
・ゴムハンマー
・+ドライバー です。
手順は
1.4本のビスをはずして着座部を取り外す
2.ガスシリンダー上部の機械部分の樹脂カバーをはずす
3.ガス圧調整機構をはずす
4.機械部分からガスシリンダーをハンマーでたたいてはずす
5.脚部の下側からガスシリンダーをたたいてはずす
6.ガスシリンダーを脚に差し込んで次に機械部分を差し込む
7.ガス圧調整バーの押さえ高さを調整する
8.樹脂カバーを取り付ける
9.着座部を元の通り4本のビスで取り付ける
以上で終わりです。
初めての作業でしたが1時間ちょっとでできたと思います。
また、元通り高さ調整レバーでシリンダーのガス圧により座面が上下するようになり無事修理は完了しました。
国内ではガスシリンダー交換はハーマンミラーのサービスの仕事でユーザーに補修部品としてガスシリンダーは販売しませんが、アメリカはDIYが普通な国柄でしょうか部品として流通しているので簡単に手に入ります。
これで厳密には国内の正規保証は受けられないと思いますがガスシリンダー部分はメーカー保証2年間なのでとっくに保証は切れています。
また、それ以外の部分は12年間保証と高価な椅子だからか超長期保証ですがこちらの保証ももう14年くらい使っているので切れてます。
今回購入したガスシリンダーは2世代目の純正部品ということですが品質が最初の物と同等以上であることを願うだけです。
廉い互換ガスシリンダーも流通しているようですがやはり使用できる期間は短いということの様です。
昨年末にランバーサポート部品を交換しました。今回ガスシリンダーを交換しました。
そして、もう一点気になっているのは座先端クッションのへたりです。座先端クッションは座面先端裏側に付いていて太もも裏の当りを和らげる物ですが経年変化でヒビ割れし触ればぼろぼろと落ちそうな感じになっています。
この部品はユーザー交換可能商品なのでハーマンミラーの通販ショップでサービスパーツとして買えるので早速注文したいと思います。
今回のガスシリンダー交換はハーマンミラーのサービスで行なえば専用ダンボールケースが送られてくるのでそれで梱包して引き取ってもらい修理が完了するとまた再梱包して送られてくるのですがその費用は送料込みで5~6万円と言われています。
今回ガスシリンダーの入手は全額で1万円あまりですから5分の1程度のコストで済みました。
良い経験をしたと思っています。
このサイトがアーロンチェアーユーザーで同じガスシリンダーのガス抜けで困っている方の参考になれば幸いです。
投稿日 2018-01-18 06:47
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投稿日 2018-01-18 08:18
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投稿日 2020-07-30 10:30
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投稿日 2020-07-30 13:43
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投稿日 2020-11-16 20:28
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投稿日 2021-01-27 15:07
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投稿日 2021-12-18 23:58
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投稿日 2021-12-19 02:04
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