夕方写真を撮っていたら庭先の黐の木 (もちのき)も枝から何かぶら下がっているものを見つけました。 薄暗がりだったのでアゲハ級の大きなチョウが蜘蛛の巣にでも引っかかっているのかなと思いよく見ると葉に付いたさなぎから今正に孵化しようとしている最中でした。 大きかったのでアゲハチョウの孵化かと思ったのですが羽の模様が違います。これは珍しい大きな蝶の孵化と思い写真に撮ることにしました。 孵化が進むにつれて羽も広がり模様がはっきりしてきましたがアゲハの類ではありません。 珍しい蝶の孵化に出会うことができたと思ったらなんと日本で2番目に大きな蛾のシンジュサン(多分♀)と分かりがっかり。 でもこんな蛾は今まで見たことがありませんでした。羽を広げると14cmくらいになるらしいです。 羽の両サイドの模様は蛇が頭をもたげたところに見えますね。身の危険を感じると羽をパタパタして蛇に見えるようカモフラージュするそうです。なんとも気持ちの悪い蛾です。 この蛾に似たヨナグニサン(与那国蚕)が日本最大で同じく羽は蛇に見間違う模様です。 あまり出会いたくない蛾でした。