現像ソフト
4月
26日
写真は基本raw撮りで必要な写真は現像ソフトで調整して画像ファイル(主にはJPEG形式)に出力しますが現像ソフトを何にするかは結構大事なことです。
というのは現像ソフトにより調整機能が違い出力できる画像ファイルの仕上がりも色々だからです。
また、一応それぞれのカメラメーカーはrawデータをサポートする場合は専用の現像ソフトを提供するのが普通です。
また、カメラメーカーには関係ない画像処理ソフトメーカーが各カメラメーカーのrawファイルに対応した高機能な現像・編集ソフトも提供しています。
私はraw現像は基本カメラメーカーが提供するソフトを使っています。その理由はまず無償で提供されることにあります。高価なカメラを買ってまだ必須の現像ソフトにまでお金をかけようとは思わないからです。第2の理由はカメラメーカー提供の現像ソフトなら自社のrawファイル仕様に最も適正化された現像処理を行っているのではないかということです。
サードパーティー製のソフトに各カメラメーカーが自社のrawデータ仕様を全て公開しているわけでは無いと思っているからです。
私は現在複数のカメラメーカーの機材を使っているので現像ソフトを3種類使い分けしています。
Canonはメーカー提供のDigital Photo Professional 4がメインですが問題は感じていません。
Ricoh系はraw画像フォーマットはメーカー独自ではなくAdobeのraw画像形式なので貧弱な機能のメーカー提供の現像ソフトではなくPhotoshopを使っています。
問題はSony のraw画像フォーマットです。メーカー独自フォーマットでメーカー推奨のImage Data Converter Ver. 4を使っていましたが機能が貧弱で現像結果もおかしい時がありフリーなので仕方ないかと思っていました。
そこで何気にSonyサイトを見たらImage Data Converter Ver. 5が昨年末にリリースされているではありませんか。
早速、期待してダウンロード&インストールしましたがレスポンスは良くなり今までおかしいと思っていた現像部分も問題なく現像されこれで不満解消と思ったら修正した現像内容がrawファイルに書き込めません。原因不明のエラーメッセージが表示されました。色々環境を変えて編集結果をrawファイルに書き込んでみましたがどれも原因不明のエラーメッセージが表示され変更結果を保存できません。
rawファイルから編集結果を汎用フォーマットの画像ファイル(JPEGやTIFF)に書き出しは出来ますがImage Data Converter Ver. 5を終了するとrawファイルに再現像結果が記録されないので再びraw画像を読み込んだ時再編集する必要があります。
こんな状態では改善されたImage Data Converter Ver. 5は使うわけにはいきません。
何とか方法が無いものかと調べたらPhase Oneという主にプロ向けのカメラやソフトを販売している会社の現像ソフトCapture OneがSonyユーザー向けにフリー版の機能制限はありますがImage Data Converterよりはるかに高機能なPhase Oneの特別バージョンをリリースしていると知り早速ダウンロードしてインストールしました。
今まで使い慣れたソフトとかなり使い勝手が異なり戸惑いますが使っているうちに現像・編集して汎用画像ファイルに出力できましたが画像の仕上がりがかなり今までのImage Data Converterより良いのです。
これは、操作を習得して使わない手は無いなと今後はSony系rawファイルの現像にはCapture One Express (for Sony)を使うことにしました。
Sonyとは競合すると思われるPhase Oneが自社の高機能現像ソフトCapture Oneを機能限定とはいえSony αユーザー向けにリリースしているのか不思議ですが調べると現在では中判カメラでは恐らく世界最高解像度となる1億画素のデジタルカメラXFの撮像子をSonyと共同開発したということで何がしか両社間はビジネスでコラボしているのでしょうね。
投稿日 2017-04-27 09:47
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-04-27 10:14
ワオ!と言っているユーザー