中間リング
10月
10日
マクロ(近接)写真を撮る方法には何通りかある。
通常はマクロレンズを使うが簡易的には中間リングを使ったりクローズアップリングを使ったりする。
当然それらには一長一短がある。
王道は、マクロレンズを使うことである。焦点距離が何種類かあるが100mm前後のレンズから始めるのが良いと思う。
100mm前後のマクロレンズなら撮影倍率も等倍(1:1)で撮れるものが多いのでお奨めである。
クローズアップレンズは、近接できないレンズの先端にフィルターの様にレンズを追加することでマクロ的に撮れるレンズとなるが撮影倍率は等倍までにはならないことやレンズを追加することで光学特性が低下する傾向にありあまりお奨めはしない。
あくまでも簡易的である。
中間リングは、既存のレンズの焦点距離と中間リング自体の長さ(厚み)との関係で近接度合いが変わってくる。
望遠レンズでも中間リングを使うことで最短撮影距離を30cm以下などに出来るが焦点の合う範囲は狭くなり中間リングを付けた状態では無限遠など到底ピントは合わないので近接専用レンズとなってしまう。
また、中間レンズの長さ(厚み)によって光量が変わり解放F値も暗くなってくる。
今回の写真は、中間レンズを使ったマクロ写真であるが標準50mm F値1.4の明るいレンズを使った。
ピントが極浅になるので手持ちではなかなか思ったところにピントを当てるのは難しくなる。
ピント位置の違いによる2枚の写真ですが意図したのは2枚目の写真のMINOLTAのOの字の手前にピントを合わせた方である。